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税制改革に思う

2005年12月05日 | その他
いま新聞紙上で盛んに取り上げられている「税制改革」。
キーワードは「一般財源化」でしょう。

義務教育費の国庫負担の問題にしても,「一般財源化」の声が根強いです。また最近急に上がってきたのが「道路特定財源」の「一般財源化」です。

「一般財源化」とは,「何にでも使って良いお金」です。義務教育費として地方に配分されたお金は現状では教職員の給与にしかあてられません。これは日本全国どこにいても等しく教育を受ける権利を保障するためです。一般財源化すると言うことは,貧乏な自治体ではほかにお金を使って教育にお金をまわさなくても良い(まわせない)ことになります。全国知事会が「一般財源化」を強く要請しているのは,自由に使うお金が欲しいのは見え見えです。

道路特定財源については言語道断です。車に乗るなら,われわれは受益負担・原因者負担でしかたない,高い税金を払うことに渋々理解を示しているわけです。一般財源化するのであれば,税率の大幅削減もしくは廃止しなければ納得できないですね。
新聞では族議員や自動車業界が一般財源化に反対しているように書かれていますが,一般国民も納得できる説明がないと,いまの高い税率のままの一般財源化には断固反対ですよ。

いまの政府・与党は先の選挙の結果で何でも出来ると考えているようですが,世の中はそんなに甘いモンじゃあないはずです。
コメント
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