ゴミ当番の日だ。
古い新聞や雑誌を束ねていた。
そこにいつの間にやら、君が立っていた。
何をしているの?
そんな表情でこちらを見ながら立っている。
「よう!」
俺は声をかけた。
「ひとりで束ねたん?」
「そーや」
「頑張ったね~」
そこには12の束がある。
「凄いやろ」
その会話で終わったと思ったが、彼女はその場を離れずにいる。
それを見ていると、つい本音を呟いてしまう。
「おまえ、可愛いよな~」
「えっ?」
「可愛いなって」
「・・・ありがとう」
少し返事に困った顔だ。
それでもじっと彼女を見ていた。
少しおどおどしながら、彼女は次の言葉を探している。
「誉められても何も出ーへんよ」
「何も出ーへんの?期待しとったのに・・・」
「ははは。何も出ませーん」
「仕方ないな。何か貰えそうならもう一度言うよ」
「ちゃんと見てないとわからないよ~」
「見てるわ。いつでもおまえのことを」
思わずもう一度本音が出た。
それを振り返って聞く君。
横に流れるロングヘアーから白い歯がこぼれる。
「ありがとう」
今度は本心からの言葉に聞こえた。
いつか君は・・・・。
俺の横に居ることが普通になると・・・そう信じたくなる。
古い新聞や雑誌を束ねていた。
そこにいつの間にやら、君が立っていた。
何をしているの?
そんな表情でこちらを見ながら立っている。
「よう!」
俺は声をかけた。
「ひとりで束ねたん?」
「そーや」
「頑張ったね~」
そこには12の束がある。
「凄いやろ」
その会話で終わったと思ったが、彼女はその場を離れずにいる。
それを見ていると、つい本音を呟いてしまう。
「おまえ、可愛いよな~」
「えっ?」
「可愛いなって」
「・・・ありがとう」
少し返事に困った顔だ。
それでもじっと彼女を見ていた。
少しおどおどしながら、彼女は次の言葉を探している。
「誉められても何も出ーへんよ」
「何も出ーへんの?期待しとったのに・・・」
「ははは。何も出ませーん」
「仕方ないな。何か貰えそうならもう一度言うよ」
「ちゃんと見てないとわからないよ~」
「見てるわ。いつでもおまえのことを」
思わずもう一度本音が出た。
それを振り返って聞く君。
横に流れるロングヘアーから白い歯がこぼれる。
「ありがとう」
今度は本心からの言葉に聞こえた。
いつか君は・・・・。
俺の横に居ることが普通になると・・・そう信じたくなる。