やんちゃでいこう

5歳の冷めた男の子の独り言

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男らしさを見せたくて

2014-08-09 23:13:44 | 小説
君の手を握ろう。

どのタイミングで、、、ずっと考えていた。

ぎこちない態度ではなく、さりげなく握りたい。

そのタイミングを伺う。

道路の内側を歩いていると、車に轢かれそうになるからすっと外側に交わして、その時に肩に触れよう。

そのタイミングで手を握って・・・それを狙っていたけど、彼女は外側を元々歩いている。

ではベンチに座るタイミングでハンカチを敷いて、彼女の手をとって座らせよう。

全然気にすることなく、彼女はベンチにそのまま座る。

だったら映画館で・・・・。

彼女はずっとポップコーンを握りしめている。

だったら・・・どこに行けば握れるだろうか。。。

バランスの悪い場所なら!

・・・まさかそんなところは行けないだろう。

どうも上手くいかない。

下心が見え見えだから?

いや!今は手を握る以上のことは考えていない。

なども挑戦するけど、どうもダメ。

タイミングの悪さと運の悪さに、気持ちも萎える。

そんな彼女が。

思わない行動をとる。

もうダメか・・・なんて海に連れ出した。

夕日でも見て、家に送ろう。

そう決めただけだ。

それなのに彼女は。。。

夕暮れの海辺で、俺のほっぺにチュって。

驚いたけど、彼女はそんなそぶりは見せれない。

俺の方といえば。。。。

しがみ付いてくる左腕に、彼女の柔らかさを感じてドキドキしていた。



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