やんちゃでいこう

5歳の冷めた男の子の独り言

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ふわり

2014-08-16 23:00:27 | 小説
大きく君が飛び上がった。

天に届けとばかりに、両手を高く上げて。

膝から足を曲げている姿勢が、まるでCDのジャケットを見るようだった。

その彼女の・・・・飛び上がった勢いでスカートが捲れる。

白い太ももが、その隙間から見える。

思わず興奮してしまう。

普段の彼女は、短パンを履くこともあるので、太ももなんてよく見ている。

なのにどうしてか、スカートが捲れるだけでドキドキ感が半端じゃない。

「どう?高く飛んでた?」

「うん。。。3mぐらい」

「飛べるわけないじゃん!!(笑)」

冗談を言いながらでも、そのドキドキ感が持続していた。

好きと言う感情はずっとある。

だけど男性の視線では、好きとは違う感情だって、それは女性でもなんとなくわかるだろう。

ただ・・・・久しく誰に対してもこんな感情を持ったことはなかった。

大人になった・・・と自分では思っている。

だから余計に彼女を意識してしまう。

こんなにドキドキさせられるなんて。

屈託のない笑顔で、君はふざけてぶつかってくる。

それを胸で受け止めながらも、2歩ほど距離を置きたい気分だ。

こんなに近いと。。。理性を失いそうで。

君は俺にとって天使だから。

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