やまめの庭つくり

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ぶらり成城学園その1

2010-03-15 | 造園
昨日,暖かな春の日差しの中,小田急線成城学園駅を降り,師匠と住宅地見学をしました.

成城学園といえば田園調布と並び称される高級住宅地.

きっと色々な建築と庭を見られると思って楽しみに出かけました.

案の定,やまめの近所ではなかなか見られない大きな家がたくさんありました.

ただ,昔と比べて大きなお屋敷の土地が更に細かく分割されて,そこに新しい家を建てたところが増えたので,スケールも建築や庭の雰囲気もすっかり様変わりしているようです.

昔の面影がかなり減り,街並としての統一感は希薄になってしまったようです.


住宅地は,太い桜並木沿いに家が並んでいます.

down昔よく見かけられたタイプの家だそうです.

門を入ると庭へ続く門が別に設けられていたり,何棟か建築物があり,使用人用の住まいもありそうな雰囲気.



サルスベリ,立派ですね~


昔は塀ではなく,竹垣と生垣の組み合わせが多かったそうです.

今は生垣の樹も大きくなってしまって・・・



別の古いお屋敷.今は無人のようでした.



downきっと有名な建築家が建てたにちがいない?家.



でも,樹木は昔からのものをそのまま残したようです.

とても姿のいいアカマツがシンボルツリーになっているようです.

ただ,2本のイチョウが枝多すぎないかなぁ・・・

葉が出てきたら,この素敵なアカマツは外からまったく見えなくなりそうです.

イチョウの下枝,何本か枝下ろしをしてあげたい・・・alien


昔は庭にイチョウやアカマツを好んで植えたそうで,今や巨大になった樹が庭にドーンとそびえている・・・という家も結構たくさんありました.




土地も広いので,アプローチも長っyellow12



upミカゲをわざわざこの大きさにカットしたのでしょうか・・・

門が遠い~ase2



upちょっと外国にきたような錯覚を覚えるほど反射光がまぶしい~



up色々な表情がありすぎて落ち着かないなぁ・・・という印象.

切石を使わず,割石だけで貼るとか,素材が塀と統一感があれば落ち着くのでしょうか



up砂利と枕木のシンプルなアプローチ.草花が出迎えてくれるやさしい風情.

道路からすぐに門ではなく,引き込みが必要だと師匠が授業で何度も教えてくれましたが,まさしくこのようなスペースのことですね.

石貼りだけで植物がないとどんな感じになるか,直線的だとどんな感じになるか,高い塀に囲まれるとどんな感じか・・・色々なパターンを実際に見ることが出来て勉強になりました.