やまめの庭つくり

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日比谷ガーデニングショー

2013-10-31 | イベント
今日,日比谷公園ガーデニングショー2013は最終日でした.

その一週間前から開催された丸の内ガーデニングショーは,設営も台風の影響を受けて大変だった上に,次の台風の接近によって予定会期を一週間早めて24日に撤収という事態となり,作品を設営した方々には,本当にお気の毒でした.
きっと夏くらいから色々と準備を進めてきたことと思います.苦労や悔しさなどひとしおの思いがあったことでしょう・・・

さて,日比谷の方も設営時に台風の影響は大変心配されたと思いますが,幸い結構逸れてくれたので,せっかくの作品がボロボロにならずにすんで,本当に良かったと思いました.

やまめは開催3日目の日曜日に見てきたのですが,知っている方々の作品もたくさん出ているので,楽しく見学してきました.

気になった作品を紹介したいと思います.

まず,ライフスタイルガーデン部門で東京都知事賞を取った作品.

a part of life(せいかつのいちぶ)  Karon art garden











細部に至る工夫,雰囲気,小物・植物の使い方全部,好きです.




次はガーデン部門.


東京都知事賞 “楽縁” 積水ハウスグループ/積和建設東東京㈱・積和建設神奈川

さすが,住宅メーカー,資材も重厚感あふれていました.




金賞 integrate,cointegrate ~つながりあう~ 株式会社 柳島寿々喜園

裏と表のテイストの違う庭の対比が面白く,よくまとまっているなぁ~.
植物の使い方も上手でした.


銀賞 THIXOTROPY (有)季織苑 

以前お仕事を一緒にさせていただいた造園会社さんなので,一瞬とても懐かしい気持ちになりました.

コンテナガーデン部門 


静寂 柳澤三千子さん
コンテナもハンギングも,たくさんの方達が可能性を求めて創意工夫しているので,そこが見所のひとつですね.

秋の庭仕事

2013-10-30 | 造園
今日は寒い雨の日でした.

今シーズン初のヒートテックの出番となりました.


車を運転して埼玉のお客様のところへ,庭のメンテナンスと来春まで半年楽しむ植栽プランの下見に行ってきました.

往復約6時間・・・事故,渋滞にやや巻き込まれたとはいえ,近くはないなぁ・・・というのが,実感ですalienase

現場の近くでは,アメリカフウのメルヘンチックなかわいい紅葉が始まっていて,テンション上がりましたkirakira2



今日の現場はちょうど一年前に植えたまま,今年の5月にメンテナンスを一度したきりの状態だったので,夏の暑さと乾燥を乗り越えてきた残っているのは比較的厳しい植物たちです.

想像していたよりも元気なものが多かったのですが,葉が黄色くなっていて元気がなかったり,うどんこ病が発生したり,徒長したり,日焼けして枯れ込んだりしているものも・・・

雨の中の作業となりましたが,草取りをしながら現状把握とプランを練っていました.

お客様のご要望は「ホワイトガーデン」clover

カラーを意識したご要望は初めてです.

ごてごてしたいかにも園芸品種!という植物は植えたくないということと,

奥の山野草コーナーをもっと充実したものにしたいということでした.

来月,植物選び頑張って花でいっぱいの楽しいホワイトガーデンと,奥の山野草ガーデンはしっとりとした自然風の植栽で日々の生活に潤いを感じられるよう,頑張りたいと思います.




庭の様子

2013-10-28 | ガーデニング
最近薄着では寒いと感じる時もありますが,もうすぐ11月だから,これが当たり前の気候なんでしょうかね.

今,庭のバラの足元はいい感じの緑に覆われています.



右奥から,ツルバキア,ゲラニウム,オダマキ,クイーンアンズレース(ワイルドキャロット),プルモナリア,ジニア,アジュガ,ワイルドブルーベリー,ジギタリス,ヒューケラ,エゴポディウム(写真には入っていません),葉を伸ばし始めたシラーなど(たぶん・・・)の球根類.



白のシュウメイギクもバックの暗めの緑に映えて輝いているように見えます.

真っ白な花ってカラフルな花にはない,惹きつけられるような魅力がありますね.



気になった植物たち

2013-10-27 | イベント
もう半月以上前の事になりましたが,幕張メッセで開かれたガーデンEXPOに行ってきました.

最新のトレンドや情報を知るというのが大きな目的ですが,これからの自分に関わるかも知れないことも,関わらないかも知れないことも,業界の中に何があるのか,アンテナを張っておくことが大切です.

なので,あわせて開催されていたフラワー関連,エクステリア関連,農資材関連のEXPOも,頑張って全部のブースを見てきました.

ところどころのブースではちょっと突っ込んだお話をしたりして,現在自分が欲しい情報をゲットできて大満足.


でも,単純にディスプレイや新品種の植物たちを見るのは楽しかったので,今日はそれを紹介したいと思います.


オーストラリア原産の植物や,こんな感じのオリーブの古木とかを扱っている会社のブース.

日本ではなかなかここまでのオリーブは見ませんが,イタリアとかで古木になってまな板にしているような木はこんな感じの幹になっているんでしょうね・・・


会場では花以外に目立っていたトマト関連のブース.
その中の一つ,大きな金魚鉢型(巨大ワイングラス型?)の容器からきれいなお姉さんが色々な種類のプチトマトをすくって試食させてくれました.お姉さんの髪にもブースにもプチトマトのアレンジが沢山してあって,ディスプレイにも力を入れていたブースでした.


インドネシアの植物紹介ブース.
よく日本でも見かけける,竹を組み合わせた置物なども展示.

花なのか,萼なのか,よくわからない珍しい植物たち.




これは各県の植木協会などのブースが集まっているところで.
ムラサキシキブの実がぎゅーーっと固まったような木.
宝石の木,と書いてありましたが.



こちらは珍しい花弁のキクとカーネーション.
キク,カーネーション,バラは花屋さんの3種の神器,必須アイテムだと学校で習いましたが,やはり品種改良も力を入れているようですね.


南国イメージのハイビスカスの新品種.


これ,かなりかわいいと思いました.
メルヘンチックな花の咲き姿.


逆にこれは・・・
思わず本物の花ですか?と聞いてしまったハイビスカス.
特に右側の花の色は苦手です・・・
絵の具をヘタに混ぜてしまうとよくこんな色が出来ていたなぁと思う花色.

渋いアレンジメントとかに使われるようになるんでしょうか・・・


生花祭壇の紹介ブースまでありました.
目はヒマワリ,花は茶色っぽいキクを立体的に配置.
良くできている・・・


その数日後に池袋サンシャインで開催されたダリア展ではダリアを使った富士山のディスプレイ.
こちらは花首だけをネットに固定したもので,特殊な処理をしているので水揚げ用の仕掛けも必要のないものでした.

生花をそのまま接着させるだけで数日間保つならば,制作する手間がかなりスピーディで楽になりますね.


4時間ほど見て回って,肩に食い込むほどのカタログ・パンフレットを担いでへとへとになって歩いていたら,農場資材のエリアでは農産物を加工する機械の展示ブースがいくつかあり,何とアイスの試食が出来たのでしたkirakira2softcream


これはブルーベリーをトッピングしたヨーグルトアイス.
今までの人生でこんなにおいしいヨーグルトアイスを知りませんでした~

他のブースでもアイスをいただいて,すっかり元気を取り戻して無事帰宅の途についたのでした.



ホトトギス

2013-10-26 | 植物
おととい行った野バラ園では,木の足元に植えられたホトトギスも満開でした.

自然に垂れ下がって花が地面に着いてしまっています.

まるで,直接地面から咲いているような変な感じ.



こちらは花茎が分岐しているので,花が散らばっているように見えますね.

分岐しているのはタイワンホトトギスのようです.



こちらは上の二品種とは違う咲き姿のシロバナホトトギス.
なかなか存在感があって,しかも清楚な美しさですね.

ホトトギスというのは葉焼けを起こしやすいのだそうです.
葉が焼けてしまうと美しさ半減・・・おしいexclamation2



ユリ科ホトトギス属

学名:Tricyrtis(3つの花被片の基部にある距のこと)

別名:油点草(若葉に油しみのような斑点があることから)

開花してから4日間くらい花が保つらしいです.若芽は食用としてもOK.

ホトトギスは6月下旬くらいに半分くらいに剪定しておくと,本当にちょうどいい高さで倒れずに,花が揃ったように咲きます.

毎年倒れてしまって咲く姿がいまいち・・・と思っている方,一回試してみてください.