春が一度に来たお庭

5ヶ月ぶりに東京郊外のお庭のお手入れに行ってきました．

もう9年目になりますが，いつもの4月とちがって，草花も樹木も一度に花が咲いている，そんな華やかな景色が広がっていました．

門を入ってすぐの植え込み．
アロニアの足元で明るい花色でお出迎え．

玄関扉を開けてすぐ，ハナモモの横はピンク～白中心，玄関正面，ウメの木の下は優しいビタミンカラーが目にはいるようにデザイン．

オルレヤが横に広がってボリューム感がすごいです．

庭に一歩踏み出したときに華やかな気分になれますようにと願って植え付けました．

左手前のアケボノフウロもモリモリです．

ウメの下はオレンジ～黄色で，肌寒い時でも元気が出るようにとの思いを込めてデザインしました．

チューリップとビオラ以外はすべて宿根草．
ワスレナグサ，イフェイオン，ディセントラ，オダマキが同じ時期に咲き，その後アヤメ，アガパンサス，ヒューケラなどが出番のための準備をしています．

お庭の奥も賑やかに．

春から初夏まで色々な主役が交代しながら頑張ってくれることでしょう．

ハナミズキ

ちょうど満開を迎えたハナミズキ．

これから咲こうとしているユニークな形の花を発見．(後ろの枝にもありますね♪)

真ん中で糊付けされている小箱みたいですね

ハナミズキは，学校でパイオニアプランツのひとつ，荒れ地に最初に育つ強い植物だと習った記憶があります．

そのため陽の光を一身に受けて早く成長しようと，枝を横広がりに伸ばす性質を持っているのだとか．

ネットで調べてもヒットしてこないので，記憶違いだったかなぁ・・・

花びらかと思ったら・・・

毎年同じ事を思うのですが，今年も白花サギゴケが咲いているところに出くわし，サクラの花びらが地面に散り落ちていると思ってしまいました．

そしてうっかり雑草取りの際に足の下に・・・

すぐ気がついて被害は出ませんでしたが，危機一髪でした．

よく見たら雑草のカオスのような状態なのに我関せずときれいな白い花を咲かせていました．

生えているところを観察すると，日向～半日陰で問題なく生育することがわかりますね．

原種系のチューリップ

大きなチューリップは華やかで存在感もあって，花壇の主役になりますが，原種系のチューリップはそれとは別の魅力がありますね．

草むらからちょこんと花首だけが出ているように見えたり，控えめに人知らず咲いています．

背丈10cmくらい．
親指姫の童話をいつも思い出します．

お日様に向かって思いっきり伸びをしているように見えます．

夕方になると花が閉じ，また違う表情を見せてくれます．

こちらは花が複数咲くタイプ．

シックな色目と咲き姿は，チューリップとは思えない雰囲気ですが，早朝のツボミの形は間違いなく「チューリップ」ですね．

ひと休み

今日の陽射しは4月とは思えないほどジリジリと焼けるようでした．

庭のカナヘビにとっては暖かくて動きやすいのでしょうか．

40cmほどアグロステンマを登ってひなたぼっこをしていました．

カナヘビの体重でグッと曲がったアグロステンマ．
思わず，折れないで～と祈ったやまめでした．