Youは何しに日本へ

今、『Youは何しに日本へ』というテレビ番組を観てます。

南アフリカから来た女性を取材してました。
彼女は日本でラグビーをしている彼と、これから日本で暮らすとの事。
彼はヤマハのラグビー選手。

２人とも２３歳と若いカップル。
美男美女でした～。
部屋はまだほとんどの物が揃ってなく、寝室もフローリングにマットレスが置いてあるだけでした。


番組中、二人の食事風景も。
彼が、「ごはんは１粒でも残すと失礼だと言われたんだ」と、一生懸命、一粒残らず食べようとしていました。
箸使いは上手でしたが、米粒はやはり難しいらしく、10分経っても上手に食べられません。

で、皿を持ち上げて、かき込むような仕草をして、「こうやって食べてもいい？失礼じゃない？」と、番組スタッフに訊いてました。
スタッフが「日本人もそうやって食べます。失礼じゃありません」と言っても、再度「失礼じゃないんだね」と確認して、やっと全部食べる事が出来ました。

もう、この時点で、なんという気持ちのよい人なんだろう、と、思わず食事中の箸を止めてテレビにくぎ付けになったのですが、もっと感動するエピソードがありました。

彼はプロになって怪我をし、復帰は無理と医者に言われたそうです。
しかし彼女が支え続け、復帰出来、その時にヤマハからオファーがあり、「これは運命だと思った」と日本に来たそうです。
彼女の支えがなかったら、ここまでこれなかった、とも。

そして今は、そんな日本に恩返しがしたいと、日本代表になる事を目標に頑張っていると言ってました。

まだ何もない部屋でも、２人にとっては、そんな事は些細な事なんだな。
もっと大切な物は、そんな物質的な物ではないんだな。
と、何だか、久しぶりにテレビを観て、すがすがしい、爽やかで気持ちの良い気分になったのでした

観終わったあと、思わず「なんて素敵な２人なんだろう」と独り言言ってしまいました。