男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

振り向くな、加地は美しい。

2005年07月30日 04時06分28秒 | FC東京の加地
ゴハァ!


この吐血の意味は、7月28日の夜に飛田給に居た人、または深夜3時にTBSを見ていた人なら用意にご理解頂けると思います。


7月28日。
それは東京虐殺記念日となりました。


てか、マジでなすすべないにも程がありすぎでした・・・。
新戦力ササを楽しみにしていたのですが、ササまでボールがいかない・・・。

ササが痺れを切らして最終ラインまで下がってボールをもらいに来た時はビックリしましたが、でもボールを懸命に追う姿は東京魂そのもの!
この試合での評価は難しいですが、けっこうすぐに馴染めそうな雰囲気はありました。

特筆すべきは、アリ・カリミ!
イラン代表で一見フランケンシュタインを髣髴とさせる恐ろしい風貌で日本でも有名な彼です。

昨年までは、欧州のクラブからオファーが殺到しているにもかかわらず、UAE(だっけ?)クラブでの高給!安全!な暮らしにが気に入り、UAEを離れないなどと発言してきた。

そんなUAEに根っこが生えかけていたカリミが満を持して欧州移籍!
しかも強豪バイエルン。
さらに、あっさりスタメン確保。
そして、何あのドリブル・・・。

同じアジアの選手とは思えない凄さで、本当に日本がイランよりFIFAランキング上でいいのかなどと不安になります。
でも、それは次のアジア予選で証明すればいいか。

まあ、この日のメンバーがほぼサテライト組であることを考えれば、4-0はまだマシな結果なのかもしれませんが、なんか試合の動きが少なかったからと言うか観ていて楽しめない内容でした。
失点も、全然「さ、さすがブンデス!!」と思わせるものも少なく、少なくとも2失点は完全な自爆。
TV組の私からみても、会場の涼しげな雰囲気が伝わってきました。

でも同じくテレビ観戦ですが、国立で行われた鹿島vsマンUの試合が実にスペクタクルだっただけに、その差は結構なものがありました。
まあ、解説者の方がバイエルンは来週リーグ開幕を控えていて、レギュラー争いも熾烈。おそらく来日チーム中最も強いチームと散々言ってくれたことが救いです。

あ、でも現在の東京が代表で4人、怪我人で4人抜け、そして栗澤と梶山スタメン2人を温存している状態だという情報に関してはノンタッチだったからチャラか・・・。
てか、バイエルンの凄さは解説しなくても皆知ってるから、東京がベストメンバーじゃないことくらいちょっとくらい喋ってくれてもいいじゃないですか・・・。
テレビしか見てない人、バイエルン戦の東京のメンバーがマックスパワーのFC東京だと思われてたらやだな・・・。
逆宣伝効果です。
タダでさえ神戸も川崎もヴェルディも鹿島も磐田もいい試合した中で、東京だけ0-4なんてイジメスコアたたき出してるんですから。

あと、芝ヒドすぎ!

なんですか、この土むき出しのピッチ・・・。
どっかのさびれた競技場かと思いましたよ、まじで。
あと1ヶ月で治るのかな・・・?

まあ、バイエルン確かに強かったですよね。
身体もたくましし。
控えの選手達はこの敗戦をバネに成長していってください。













ただ~し!






この試合を放送したTBSに物申す!!



サッカーに限らず、全てのスポーツは結果を知っては楽しめない。
選手達が必死に勝利を目指してプレーする姿や、決して予想できない試合展開こそがスポーツ観戦の魅力であると思うからです。

これからTV観戦する試合が、仮にスコアレスドローだと事前に分かっていた場合。
どんなに大チャンスであろうと、そんなに選手達が必死な顔でプレーしようと、ゴールにならないことが分かってる以上、感情移入できないのは自然の理。

華麗なるパスワークで、見事キーパーと1対1となることができても、そのプレーに心躍らされることはないのです。
皆さんも、キーパーとの1対1の瞬間、死ぬほどドキドキしませんか?
あのコンフェデ・ブラジル戦の加地の幻ゴールも、幻だって事前に知っていたらあれほどまで胸キュンできなかったはずです。
心躍らないスポーツ観戦ほどつまらないものはないと思います。

つまり、予測不可能こそがスポーツ観戦最大の醍醐味なわけです。
だから、ビッグチャンスになってドキドキしない場合なんて、結果を知っている場合に限るのです。
そうでなければ、その選手が戸田だったとしか考えられません。

(注1:いい意味で)


てなわけで、私自身、現地へ行けずにTV観戦になってしまった際は、放送まで絶対に結果を見たりなどはしません。
いかなる状況になろうと、その情報を遮断することに全力を注ぎます。

その放送までネットをやらないことは当然です。
トップページにいきなし見出し出てる時とかありますからね。
TVを見るときも、ニュース番組は要注意です。

あと、意外に注意が必要なのは友人からのメールです。
東京の試合の場合は、サッカー好きな空気読める友人しかいないので大丈夫なのですが、代表戦の場合など普段サッカーに興味がない人間まで観るため、サッカー好きの私におせっかいなことに

「日本引き分けちゃったね~」

なんてメールが来る時があります。
私自身、その経験がありそれ以来、試合を見るまでメールは完全シカトです。


そして、ここから先は実家暮らしの方に限りますが、
忘れちゃいけない天敵はです。

私にはこんなエピソードがあります。

ウチの親父は、サッカー好きな子供(私)と頑張って話題を合わせようと無理してFC東京の情報を中途半端に収集しているんです。
ある日アウェー戦のあった土曜日、遠方であったためもちろん行けず、普通に遊びに行って帰ってから録画した放送を見ようとしていました。
で、情報完全閉鎖してなんとか帰宅して「ふぅ」と一安心し、家のドアを開けた瞬間親父から

「おめでとう!」

なんて、血塗られた祝福をされ、結果を知るハメに・・・。

誕生日に髪型バッチシ決めてデートに向かう途中に、突如現れた友人に「ハッピ~バ~スデ~」パイ生地投げられた気分です。

ちなみに親父は、その日の試合がアウェーだったこととかは知らず(というかホーム&アウェーというシステムを知ってるかも怪しい・・・)私が試合を見てきたと思ったそうな。
とんだ早とちりオヤヂです。

まだ勝った試合だったら良かったんですが、これが
「残念!」
とかだったりしたら・・・。
どれだけ私がトランスしたか想像もつきません。

二度とこんなことが起こりえぬよう、キツ~イお灸しときました。
でも念のため、今では結果を知りたくない時に親父の口から何か音が発せられた瞬間、
「ワーワー!」
と、その声を書き消してます。(ひどいかな?)


ふう。
長々と書いてきましたが、以上のことは全て前置きですから。

つまり、私はこれほどまでにTV観戦前に結果をしるのが嫌だというを知ってほしかったのです。









でも、
でもね・・・








このバイエルン戦。

完全情報遮断に成功し、見事帰宅して安堵する私を、いきなり悲劇が襲う。

そして、これだけはどうやっても防ぎようがなかった・・・。



AM3:30

チャンネルはTBS。

ワクワク・・・。








は、始まった!















そして、キックオフするや否や、画面右上に現れたテロップに私は驚愕した。








スーパープレー続出!
熱戦、バイエルンミュンヘン!
















てんめー、こんなの「東京虐殺されました」って言ってるようなモンじゃねーか!!




はぁ?

なんですかこれ。

サッカー見せる気あるの!?

サッカーの試合見せる気あるの!!??


あのさ、スーパープレー続出!って書くことで「この後どんなプレーが観れるんだろう。ワクワク」って視聴者を釘付けることはできるかもしれませんよ。

でもさ、点が沢山入るってことが先に分かっちゃったら全然楽しめるわけないじゃないですか。
ゴールなんて、入るかどうか分からないから入ったとき嬉しいんじゃないですか。

てか、そんなにス-パープレーだけ見せたいんだったら、ゴールシーンのダイジェスト放送したら?
2時間も放送枠使う必要なくなるし。

(暴言失礼です)

ああ、久々にほんとムカつきました。
しかもこのテロップ、90分フルで出てるし・・・。
ほんと何考えてるんでしょう。
私がこの試合冷めて見えたのはこのせいかもしれません。



あと、小さいことなんですが、地味にイラっとしたのが画面左上を飾るスコア表。





F 東 京 0-0 バイエルン












半角スペース詰めればC入るでしょ!?


F 東 京
 ↑    ↑
(ココ) (ココ)


なんですか、この無駄なスペース。

詰めればいいじゃないですか。
それだけじゃないですか。

もうわざとFC東京という正式名称を隠そうとしているとしか思えません。
ちなみに「F 東 京」と打つより「FC東京」と打つ方が簡単と言うことも今回の更新で実証済みです。

何故ですか。
F西じゃあるまいし、名前を伏せられるようなこと何かしましたか?(あ、した・・・)


そんなこんなで、画面左右からテロップ攻撃をステレオで受けながら観戦したこの試合。
色々な意味で実に淋しい試合でした。
そして、東京がバイエルンの足元にも及ばないことは良く分かりました。
今までウィンナーとか言ってごめんなさい。
もうアルトバイエルンだって、文句を言わずに笑顔で食べます。

はぁ。
もう今回のことは忘れて明日の東アジア選手権に気持ちを切り替えるしかない!

日本代表。
なんにしても、アツが離脱で加地の残された唯一にして最大の宿敵駒野っちが招集されましたから!

今野。

田中達也。

村井。

巻。

駒野っち。

もしかしたら言い忘れてるかもしれない人がいるかもしれないほど初選出者であふれた今回のメンバー。
加地がこれらのメンバー(今野除く)を全く寄せ付けない活躍をし、完全なるドイツ行きの切符を手にし、W杯本番で背番号10をつけるほどの活躍をすることを切に願う。(似合わねー)

とにかく、バイエルン戦を振り返るのはやめて、来る東アジア選手権モード、通称加地モードに切り替えようじゃあーりませんか。