男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

加地が譲れないもの。

2005年07月01日 03時09分44秒 | FC東京の加地
決して奢らず、真面目で謙虚。

古き良き時代から日本男児の美学とされてきたこのサムライマインド。

この精神を現代に体現している男こそが、FC東京・加地亮である。



コンフェデで一躍ヒーローに躍り出た誘惑にも微動だにせず、クラブに合流したその日から積極的に練習参加をしたその姿勢からも、彼がどれだけストイックで実直であるかを伺うことが出来る。
彼ほど傲慢さが欠けた人間など、そうそうお目にかかれないのではないか。

帰ってもいいと許可を出した原監督も、黙々と練習をする姿を見かねて2日間の休養指令を出すほど。
学生時代、自分がどうやって練習をサボるかだけを考えてたことを思い出すだけで恥ずかしくなります。


そして極めつけは、もう皆さんお読みになられたかと思いますが、トウチュウの記事で

「何が変わったのか?」
という問いに対し。


「何も変わってませんよ。ボクのポジションは、周りが良くないとダメだから、その違いです」


自分がよかったのではなく、周りの選手の動きがよかった。
だから、自分が活躍することができた。
という回答。




なんという謙虚さ!



そう。
加地の辞書に奢るなんて言葉は記されていないのです。
そんな加地だからこそ、絶えず成長していけるのですね。
東京の若手は、加地というプロ最強の見本を見習って成長していくわけですから、これからもまだまだ期待できすぎなチームですね。


そんなこんなで、加地の
自分の成功は周りのおかげ。
自分の失敗は自分のせい。
という、パーフェクト精神を理解していただけたと思う。







だがしかし。

そんな、決して他人を責めることなど絶対にしない加地が、唯一(?)譲れないものがあることを皆さんはご存知だろうか?




私がそれを知ったのは、今年の開幕戦・・・。

トウチュウの方々がスタジアム近辺で配っていた東京開幕スペシャルの号外に、それは載っていた。




その内容は、選手一人一人にそれぞれ「アイツのここだけには負けない!」という質問をぶつけたものであった。





加地「いや、僕はまだまだですから。誰に負けないというよりかは、他の選手が僕に負けない!と思われる選手になりたいですね・・・」




奢らず謙虚な加地なら、きっとこんなコメントをするだろうと思っていた。



しかし、現実は違った・・・。

(以下は現実)








加地「塩田の車には負けない。僕は四駆が好きなんですよ。塩田も最近、でかい車を買ったんですけど、あのポンコツのヤンキー車には負けたくない。格好良さでね。ていうか、負けてないんですけどね」





「あのポンコツのヤンキー車には負けたくない。格好良さでね。ていうか、負けてないんですけどね」






「ていうか、負けてないんですけどね」










加地がムキになってる!!




決して平常心を崩さない、冷静沈着の加地がこのコメント。

どうした加地?

落ち着けって!





しかし、一方的に非難された、栗澤よりもクリっぽい塩田も黙っちゃいない。




塩田「加地さんの車に負けない。オレのはヤンキー車じゃないですよ。加地さんの車はただデカいだけで不細工。オレの車の方が、若い世代には人気があると思いますよ」




なんと、加地の愛車(ラングラージープ)を不細工と堂々否定。

しかも、「若い世代には」とチクチク刺す始末。



そう。
ここに、加地vs塩田の愛車罵りあい合戦が勃発したのであった。

(事実、塩田の愛車はあまりに大きすぎたため、クラブハウスで駐車スペースを2台分使ってかなりの迷惑だったとか・・・)





さすがの加地もあまりに堂々「不細工」と言われたことに腹を立てたのか、あるサッカー雑誌で加地のインタビュー記事が載った際、


「誰かに一言お願いします」

と求められ、「誰?」と一瞬困りながらも、

「じゃあ塩田に。オンボロ車って書いといてください」

と、全然関係ないインタビュー記事を利用し、全国ネットで塩田の愛車を非難するという暴挙に出たのである!


この勝負、代表という知名度をフルに利用した加地の勝利でした。

でもこの回答、東京サポ以外が見たら「なんのこっちゃ」と思ったに違いない。





と、まあこんな感じで懐かしき記事を振り返りました。

常に謙虚、冷静沈着であるはずの加地をムキにさせるほどの四駆の好きな加地。
そう、加地にとっては四駆こそが絶対に譲れない聖域なのである!
確かに、試合中フルに走り続けるパワフルな加地のイメージには四駆が素敵なほどマッチします。




フフフ。
これで加地の弱みは握れました。

さあみなさん。
万が一、加地が移籍を迷っているなどという報道が出たときは、みんなで加地宛にミニ四駆を送りましょう。




ちなみにその際に、「全国の秘湯巡り入浴剤」を同封すれば、より効果的です。