男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

ファイヤーワークス加地亮!

2005年07月18日 04時07分42秒 | FC東京の加地
ファイターワークスナイトという、ハーフタイムに花火で盛り上がっちゃおうという企画だったマリノス戦。

クラブも、花火をより雰囲気よく楽しもうと、ビール割引浴衣来場者には風鈴が当たるチャンス!とオマケ企画も登場。


花火。


ビール。


浴衣。


思わず、浴衣姿の美女とビール片手に花火を見て東京の勝利に酔うなんて天国夢想を繰り広げそうになりそうなこの企画ですが、もちろんそんな理想世界の住人はこの世には存在していないことくらい百も承知です。
浴衣姿の美女なんて、そんなわがまま言う訳ありません。

がしかし、普段一緒に行っていた連れが急遽これなくなってしまい、浴衣姿の美女どころか一人ぼっちとは夢にも思いませんでした!

いや、一人観戦って結構あるのですが、一緒に行く予定がいきなし一人になる時ほど淋しいものは無いです。
サッカーに限らず・・・。

てなわけで、急遽ロンリーウルフ観戦となった私。

こんな淋しさのせいか気持ちもどこかネガティブになります・・・。

「きっと王者の堅い守備を崩せず、苦戦するんだろうな~」

なんて思ってました・・・。






だがしかし・・・





なんじゃこりゃーー!!


先日、冗談半分でゴールの花火が見たい・・・なんて言ってましたが、本当にゴールの花火を見せてくれました!

まさか、まさかですよ。
まさか、ムテキング王者マリノス相手に
4-0
なんていう爆勝劇繰り広げるなんて、誰が予想してましたか!!

しかも、観客数は今期最多の43000人オーバー。
こんな大観衆の中勝てて、ファン激増か?なんて期待が膨らみます。




試合後の会見で岡ちゃんが、「久々の完敗」と言ってたのを聞いて、さくっとマリノスオフィシャル行って調べたんですが、マリノスが4点差で敗れたのは、なんと5年前の2000年度ジュビロ戦以来の事件でした。

そりゃー事件だ!
いや、事変だ。

そう、マリノスにとっちゃまさに東京事変
(椎名林檎ファンじゃないよ)


ま、相手のことはさておき、この試合を振り返ってみましょう!




まず、いきなし事件は起きました・・・。

開始30秒、マリノスが誇るいぶし銀上野がソッコー石川を削る・・・。
ヒットマン界に期待の新人が登場です。

ひ、ひで~よ・・・。

だって、この試合ジーコ来てたんですよ。
そろそろ発表される東アジア選手権のメンバー入りに向かっての絶好のアピールの場じゃないですか!
それなのに、この怪我がたたって石川前半23分、負傷交代・・・。
交代する時の無念そうな石川の表情。
見てて心が痛みました。


しかし、運命とは皮肉なもので、この石川に変わって入った東京が誇るノリカルこと鈴木規郎が大活躍してしまったのだから人生は分からない。

ノリオこの日2得点。
とくに1点目のサブマリン型ノリカル砲は久々に凄かった!

前半、角度の無い位置からのFKもノリカル砲を発動させて相手をビビらせていた甲斐がありました。
だって、

壁逃げてるし!

フリーキックで壁が逃げるなんて映像、ロベカル以外で初めて見ました。
名実共にロベカルに近づいてきましたね。
キーパーもニアにポジションとっておきながら防げないなんて、ノリカル砲のスピードと破壊力を物語ります。


まあ、この〝逃げ〟ですが、解説ではファー側をケアするために飛んだと言ってましたが、ここは逃げたと解釈したほうが面白いので、勝手に逃げたことにしておきましょう!(ハユマ君ごめんね!)



あと、ユウタの技ありループも凄かったし、忘れちゃいけない今ちゃんの何故そこに今野がいるんだー!ヘッドが炸裂しましたし。
ほんと素晴らしすぎです。

ん?
よく考えると今野、ユウタ、ノリオがゴールって・・・
仲良しトリオゴールだ!
特に4点目なんてノリオ→今野→ユウタというスーパーフレンドリーアタック!
これからはこの3人が来そうですね。

あと、ジャーンも凄かったし、モニも完璧でしたし、土肥も神だったし、金沢も素晴らしかったし、栗澤も良かったし、戸田も走ってたし、ルーカスも相変わらずのキープ力だし、梶山のミドルは相変わらず素敵だし、全員が全員素晴らしかったので何も書くことありません!

いやむしろ下手なことは言うまい。
だって、見れば分かるんですから、この試合!









え?

誰か足りないって?




ふふふ。

わかってますよ。

彼ですね?


加地ですね!?


もちろん、この試合の加地。
最高でした!

清水戦に続き、この日の加地も守備重視で上がる場面は少なかったです。
しかし、コンフェデ・HOT6とここまで攻撃面でその実力を知らしめてきた加地ですが、この日の加地は守備面で日本代表レベルの存在感を示しました!

まず、この試合。
右サイドから攻められた時、ピンチな場面ありましたか?
私は、この試合加地が貫禄ある落ち着いたプレーでマリノスの攻撃をシャットアウトした場面しか思いつきません。
また、数少ない攻め上がりの場面でも、もう本当にシンプルなフェイントでクィッと抜いてしまいます。
そしてガツガツっとしたドリブル!
そこはもうすでに加地ワールドです。

とにかく、この日の加地は攻めれば攻めれるし、守れば守れるよ!なんて水陸両用車ばりの万能さをジーコに見せ付けたのだ!!

一方、代表に立候補した田中隼は、戸田っ走りに完全にやられ全く攻めあがれず、守ってはノリカル砲のきっかけであるFKを献上した挙句、壁でよけるなんて失態をジーコの前でさらしてしまった!

この勝負、加地の100%勝利です。
もう後は、駒野っちをやっつければ加地のドイツ行き間違いないですね!


そんなわけで、マリノス戦に完勝したFC東京。
これでHOT6、2勝3分け無敗。

マリノスをやっつけて名古屋も負けたので、これで6連戦無敗はガンバと東京だけとなりました。
なんとしても、次節神戸戦はきっちり勝ち点を収めておきたいところ。

ですが、油断はできません。
ついこないだ、絶不調のヴェルディから勝ち点3を奪えなかったことからも分かるように、東京には「格下から勝ち点を取りこぼす」という悪いクセがあります。

11試合勝ち無しという傷は2連勝くらいでは癒えません。
久々の勝利を上げ、王者を破った今、格下からきっちり勝利を挙げることで、本当の意味で強豪FC東京の復活と言えるのではないでしょうか!?


さあ、今節も4-0と大敗して終わった感のある神戸から、きっちり勝ち点3を取れるかどうか。
週末、楽しみに待ちましょう!!





【P.S】
なんでこんな日に限って「やべっちFC」休みなんだ~!!
これが加地がなせる業ですか?

(注:なんでも加地のせいにするはやめましょう)


【P.SのP.S】
加地、J1・100試合出場おめでとう!
私知らなかったので、試合開始前発表された時騒いじゃいました。