「日本のレッドデータ検索」システムを見ると、スズカケソウは、
文献上のカテゴリ:絶滅危惧ⅠA類 (CR) / 環境省レッドリスト2020, 2020.
環境省カテゴリ:絶滅危惧ⅠA類 (CR) / 環境省レッドリスト2020, 2020.
となっており、ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いとされている。
『徳島県版レッドデータブック』の「8.維管束植物」「スズカケソウ」のページでは、
選定理由:県内では 1 カ所のみに生育し、採取などにより減少している。
分布の概要:本州(岐阜県・鳥取県)・四国(徳島県)に分布する。
県内の生育状況:貞光町で生育を確認した。
特記事項:全国で自生として残っているのは、徳島県のみと考えられる。
(「徳島県版レッドデータブック(レッドリスト)」より引用。
徳島県立博物館の学芸員・小川 誠氏は、「徳島県の絶滅危惧種の実情」において、「生育が確認されているのは徳島県だけで、岐阜や鳥取では現状不明」との記述を寄稿している。
我が家のスズカケソウとの付き合いは、2023年6月11日早朝、台所の雨戸を開け放った時から始まった。
「スズカケソウ、手に入りましたぁ~! いまお持ちしていいですか? これからですよ~!」
威勢よくまくし立てるお向かいさんの声、飯能のご友人から分けていただいたそうで、拙宅にも1本お裾分けしていただい訳である。
絶滅危惧所というと、ちょっと腰が引けてしまう。それほどに気難しいのかと。まだまだ山野草を育て始めて日が浅いのだから、これは致し方のないことなのだろう。
だが、株を分けて下された飯能の方の裏山で、数多く増やしていらしたというのだから、それほど離れていない狭山でもなんとかなるのでは・・・・・・。
もう一つ要領を得ないのは、放っておくとどこまでも伸びていってしまうというその気質のこと。鉢植えにしても、地植えにしても、どう纏めていいのかわからないのだ。そのまま伸ばしていいものか、適度なところで切りとめて脇芽を出し、切った穂先は挿し穂として活用するということなのか。とにかく、自生のモノを見たことがないだけに、ここは思案のしどころだ。
いずれにしても、坪庭の方は勝手に自然繁殖を試みているようだし、プランターの方も切り穂をどんどん挿し芽して増やせるものなら増やしていこうと思っている。
スズカケソウの成長過程をたどる
鉢植えと地植え、いま、猫の額のスズカケソウは、どこに向かおうとしているのか?
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