Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

実物と黄葉を探してS台界隈を歩く

2022年11月28日 11時51分15秒 | みんなの花図鑑

📷2022年11月27日
定点観察木のマユミ、昨年は実りが悪かったような気がする。
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 ニシキギ科ニシキギ属の落葉広葉小高木、マユミの1年が終わろうとしている。もう何年も定点観察している旧知の木本だ。
 5月から6月頃、1cmにも満たない小さな四弁花がほころぶ。雌雄異株とされ、雌株の花が終わると、角のある径1cmほどの蒴果を育む。
 そして、秋ともなると薄桃色に染めた蒴果が弾け、真っ赤な実(仮種皮)が顔を見せる。花柄が長いので、少しの風にも揺らめく。その揺蕩う様は見ていてとても愛おしいものなのだが、困ったことに写真が撮りにくいことこの上ない。

📷2022年11月27日
おや、これは随分と実入りの良い蒴果だったことか。
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 マユミの真っ赤な実(仮種皮)は、鳥たちの好物のようでメジロやヒヨドリなどが好んで採餌するという。
 鳥たちがすべてを喰らう訳では無いだろうが、時期が来れば実(仮種皮)は落ち、抜け殻だけが姿を留める。それとともに、葉は朱に染まり、こちらもいずれは落葉してマユミの一年が暮れていく。

📷2022年11月27日
多くは咲いていない。咲き染めし山茶花、一つ、二つと見ゆることこそをかしけれ。
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 マユミに手こずっている僕を、ちょっと薄笑いを浮かべて山茶花が見ていた。
 悔し紛れに、そんな山茶花の表情をカメラに収めてやった。「ほらっ、君はこんな顔で僕を見ていたんだぞ。」とばかりにSNSに投稿してやろうと思っている。

📷2022年11月27日
通りすがりのお宅の楓がいい塩梅に紅葉してたよ。
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 通りすがりのお宅の家木である。ウチワカエデの類であろうか、色の濃淡が目を楽しませてくれた。

📷2022年11月27日
S台図書館のすぐ近くに定点観測木のナンキンハゼが植わっている。
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📷2022年11月27日
葉はあらかた落ち、特徴のある実が青空に映えていた。
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 じゃんけんでグーしか出さないやつがいた。自分では気付いていないのだろう、必ずと行っていいほど、ここぞという勝負にはグーを出して負けていた。
 ナンキンハゼはトウダイグサ科ナンキンハゼ属の落葉高木である。この時期、真っ黒な果実が弾けて、真っ白な種子が露わとなっている。どうだろう、この実、力強く握りしめた拳のように見えないだろうか。

📷2022年11月27日
そこここに いくばくの葉 散り残したる様は あはれなり
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📷2022年11月27日
秋麗、蒼天に赤や黄に染まるナンキンハゼの葉こそ美々しく思う。
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📷2019年11月24日
三年ほど前の蔵出し写真である。色の変化が面白いね。
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 秋麗、蒼天に赤や黄に染まるナンキンハゼの葉が浮かび上がる。
 蒴果の変容も面白いが、葉の形もいいのだよ。心形、そう、ハート型なんだ。
 果実の姿と葉の色と、自然は類稀なるアーティストだね。

📷2022年11月27日
加佐志地区の方を遠望すると、あたかもその情景は里山のよう。
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 この辺り、堀兼~加佐志地区には田園風景が広がっている。
 さすがに、イノシシなどの目撃情報は耳にしたことがないが、里山ライクな光景に身も心もゆったりとしてくる。

📷2022年11月27日
S台5号公園の銀杏の黄葉。
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 市街地に戻ってくる。そこここに公園が造設されているが、ここはS台5号公園のようだ。
 いつもは何事もなく通り過ぎてしまう公園だが、見事な黄金色に染まった銀杏に目を留める。
 ほらっ、右に少しカット・インしているイチョウはすでに葉を落としている。
 いくらも違わない位置にありながら、なぜこんな差異が認められるのだろうね。
 たまにしか立ち寄ることにない公園、その黄葉の見事さを見せつけるため散らずに待っていてくれたのだろうか。
 身近なところで散見される秋深まるの光景、今年もまもなく暮れていく。来年は、どんな年になるのだろう(あっ、まだ気が早いかな)。



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ヒメノコンギクの花がら摘み、そして身の回りの秋を撮る

2022年11月26日 15時20分00秒 | みんなの花図鑑
 📷2022年11月26日:ガーデンシクラメンのピンクビクトリア、つぼみもユニーク!
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 先日来、何度か投稿しているガーデンシクラメン、その花びらの形状をフリルのピコティーなどと呼んでいたが、園芸用語ではフリンジ咲きというらしい。
「フリンジ咲きとはなんぞや?」--いつものようにG先生に問うてみると、なんとチューリップの話題が盛りだくさんで、花びらの縁に細かな切れ込みが入った状態を言うらしい。
 もちろん、チューリップに特化した呼び名ではないのだが、あたかもチューリップの専売特許みたいな書き方が羅列してあった。そして、申し訳程度に、トルコキキョウとか、シクラメンの名もあげてあったので、これからは大きな声で
「ピンクビクトリアはフリンジ咲きのガーデンシクラメンだぁ~!」
と叫ぶことにしたい。
 あっ、今日はその話じゃなく、つぼみにフォーカスしたかったんだよ。キッシンググラミーって熱帯魚知ってる? そう、キスする姿が可愛いと話題になったあの熱帯魚である。このつぼみ、そのキッシンググラミーのキスする唇に似てないかなぁ~。

📷2022/11/21
もう花も終わり、花がら摘みするぞ~。でも、大変そうだ。
📷2022/11/26
さっぱりしたら蕾がいっぱい。咲くかな~!?

 鉢植えのヒメノコンギクが花の盛りを終え、ちょっとみすぼらしくなってきた。
 手で花がら摘みをしていると、隠れていた茎が露となり、そこに小さなつぼみを見出した。
 これは、本格的に摘まんといかんだろう。

 📷2022年11月26日:こちらは坪庭の地植え組。いまが盛りと咲いている。
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 でも、咲くのかな? 東京の11月の気象データは、日平均気温:14.5 度/日最高気温:19.2度/日最低気温:10.7度だという。平年と比べると高めなのかな。
 坪庭の地植え組は、いまを盛りと咲いている。うん、脈はある。しばらく様子を見てみることにしよう。

 📷2022年11月20日:たった一粒の小さな秋。
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 実が爆ぜた。たった三粒稔った鉢植えのツルウメモドキの実が爆ぜたのである。
 これも、僕にとってはとても貴重な小さな秋の一景なのである。

 📷2022年11月26日:平野の森の紅葉をベランダから臨む。
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 今年も、いく種類もの山野草を育んでくれた平野の森。狭山市の条例等に基づく名称は、「下平野ふれあい緑地」といい7,502平方メートルある。我が家から徒歩で5分ほど、目と鼻の先の緑地である。
 ベランダからも遠望できる。あっ、遠望と言うほどでもないね。ヤマザクラかな、いまが紅葉の盛りである。
 しばらくすると、いま見えている木々が幹を露にする。その時が、冬の到来ということになる。


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紅葉の多聞院:昔(2013年11月26日)と今(2022年11月22日)

2022年11月23日 13時05分00秒 | みんなの花図鑑

十年一昔という。
日進月歩どころか、
秒進分歩などという四字熟語が
当たり前のように罷り通るようになった昨今、
とある寺院の紅葉の風景はどう変わったのだろうか。


2013年11月26日:紅葉の多聞院(埼玉県所沢市中富)を訪れた

 📷2013年11月26日:六地蔵がお出迎え。
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 📷2013年11月26日:鳥居との共演。
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 📷2013年11月26日:小さな祠にも紅葉が降り懸かる。
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 📷2013年11月26日:回廊越しに、秋色に染まる外庭を臨む。
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 9年前の11月下旬、埼玉有数の紅葉の名所、新座市野火止の平林寺を訪れたのだが、駐車場が満杯で待ち時間もはっきり申し上げられないとのつれない返答。
 それではと、所沢市中富にある多聞院へと車を向けたんだっけ。まぁ、ある意味正解だったかな。訪れる人もまばらで、ゆっくりと紅葉を堪能できたことを覚えている。

2022年11月22日:紅葉の多聞院、そして神明社を巡る

 📷2022年11月22日:神明社の甍を臨む。
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 📷2022年11月22日:結界を守る仏さま。
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 📷2022年11月22日:右手が本堂。狛虎が参拝者を出迎える。
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 📷2022年11月22日:錦秋に染まる空を臨む。
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 📷2022年11月22日:神明社の社殿前から銀杏の黄葉を臨む。
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 📷2022年11月22日:神明社の社殿を背に鳥居を臨む。
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 2013年から9年が経過した。折々に山野草を愛でに訪れる多聞院、約十年の歳月がこの地の景観に何をもたらしたのだろうか。
 山野草の寺、牡丹の寺として、ウィークディーであっても、近隣の方々の来訪は引きも切らずといった様相を呈している。
 この日も、シニア層を中心に、カメラ片手に境内を闊歩する来観者が目立っていた。
 今年は、山野草の観覧もちょっと足が遠のいていた。この季節も、写真のネタに困ったときに一度訪れればいいほうだろう。何かが微妙に変ってしまったように思えてならないのだ。
 いま、この景色、来観者の方にはどう映っているのだろうか?

2022年11月22日:鎮守の森にてツルリンドウを探したが・・・

 📷2022年11月22日:ほんの少しほころんでいたのだが・・・。
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 📷2022年11月22日:まだつぼみのまま。
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 3~4年前、この森でツルリンドウに出会った。時期的にはもう少し前だったのだろうね。
 林縁から少し奥まったところで、このリンドウたちだけが雑草に隠れるように息づいていた。
 何かが、少しずつ変わっていく。



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PowerShot G5Xを引っ張り出して花を撮る!

2022年11月21日 19時30分00秒 | みんなの花図鑑
 📷2022年11月20日:イソギクの花は筒状花だけで構成されている。
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 イソギクの花は、ご覧の通り筒状花だけで構成されている。
 なかには、イエギクと交雑して真っ白な舌状花を持つモノもいる。それは、ハナイソギクなどと呼称される。
 花びらがなくて味気ないなぁ~と思われるかもしれないが、これがイソギクの個性ってやつなんだろう。
 今回はいつものバディ(SONYのコンデジDSC-HX400V)じゃなくて、CANON PowerShot G5Xで撮ってみた。

📷2022/11/21
大きさは、112.4 x 76.4 x 44.2 mm
📷2022/11/21
35mm フィルム換算値:24 - 100 mm
📷2022/11/21
高精細EVF & バリアングル液晶

 CANON PowerShot G5Xは、2015年10月22日に発売されたハイアマチュアユーザーのニーズを追求したコンデジとされる。
 Gシリーズとして初めて高精細EVFを内蔵し、焦点距離24~100mm(35mm判換算)相当の光学4.2 倍ズームとF1.8~2.8の大口径レンズと1.0型の大型CMOSセンサーをその身に収めたスグレモノとの触れ込みだった。
 このG5Xを入手したのは、発売後4年を経た2019年のこと。手軽に持ち運べる一台として手許に置くつもりだった。
 ところが、なかなかシャンとした写真が撮れない。宝の持ち腐れってやつだ。なんて言うか、妙に手強いのだよ。だから、年に数度手にするだけで、ある意味ずーッとほったらかしたままといってもいい存在だった。
 最近、2013年製のバディ(1/2.3型Exmor R CMOSセンサー)の機嫌がよろしくない。お年のせいかな? そこで、製造年度こそ大して変わらないが、手垢にまみれていないG5Xを使ってみようかという気になったのだ。そう、使いこなせれば1.0型センサーなんだから、ちょっとはましな写真が撮れるんじゃないかと思ったのである(センサーのこと言うならAPS-CのEOSを使えばいいのだけど、一眼を面倒に思うお年頃になってしまったのだよ 笑)

 📷2022年11月20日:通りすがりの路傍にて撮ったソヨゴの実。
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 📷2022年11月20日:通りすがりの路傍にて撮ったツタの紅葉。
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 📷2022年11月20日:まだ咲いているシモツケ。マクロのピント合わせがしっくりこないよ~。
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 まだまだ使い込んでいかないとダメだね。しばらくは、遠近いろいろ撮ってみて馴染んでいくしかないのだろう。


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季節の扉

2022年11月20日 16時05分00秒 | みんなの花図鑑

📷2022年11月20日
振り返ったそこには、まるで秋から冬へと通じる扉があるかのようだったよ。
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 買い物を済ませ、帰路に就いた。
 いつもの公園の脇の道、銀杏並木の道だ。
 ナニモノかが囁いたような気がして、通り過ぎた道を振り返ってみた。
 そこには、通り過ぎたときとは異なるまったく別の世界が広がっていた。



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