Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

ブルー・マジック! ~外伝:いずれもが絵筆菊と呼ばれる花・二様~

2017年10月19日 16時36分15秒 | みんなの花図鑑
湖の周囲の樹々は、はや錦繍を纏う! クリックすると元画像が別ウィンドウで開きます
湖の周囲の樹々は、はや錦繍を纏う!
 旅の途次に立ち寄った長野県北佐久郡の軽井沢レイクガーデン。
 里とは格段に早い秋の訪れに、咲く花の数も少なかろうと思っていたが、嬉しい誤算。初めての花にも、いくつか遭遇できた。前日、ご紹介させて頂いたカカリア ブルー・マジックもその一つ。

 今日は、その外伝。そう、奇しくも巡り合ったカカリアに関する、補完的・付属的な記述ということ。
 さて、ここで問題となるのが、カカリアと呼ぶべきか、エミリアと呼ぶべきか、はたまた絵筆菊と呼ぶべきか? ともかく、ここでは、その仲間を二様をご紹介しておこうと思う。
 まずは、カカリア ブルーマジック(絵筆菊)の桃色バージョンを。桃色だから、ピンクマジック? そうはいかないらしい。絵筆菊のピンクなどと紹介されている。先日も記したが、学名は「Emilia coccinea」という。そこで、エミリア・コッキネア(紅筆草・ベニ二ガナ)など紹介されていることもある。
 

🌼 花の名前: 絵筆菊 桃色 📸 撮 影 日: 2017/10/11 13:06
🌱 科 目 名: キク科ウスベニニガナ科の一年草 📅 投 稿 日: 2017/10/19
📝コメント: いろいろな呼び名がいろいろなサイトで散見される。いずれにしてもこの花はピンクなのである。
⛺️ 撮 影 地: 長野県北佐久郡・軽井沢レイクガーデン

絵筆菊 桃色バージョン
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路傍でよく見かけるノボロギク
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花柄の長さがチャームポイント!
花柄が短いけど花姿似てない?

 ところがである。次に紹介するオレンジバージョン。一般的に、カカリアと呼ばれているようであるが、これも、エミリア・コッキネア(紅筆草・ベニ二ガナ)として紹介されることが多い。
 学名は、Emilia sagitata(= E. coccinea)。スカーレットマジック(Emilia sagittata 'Scarlet Magic')などと記述されているサイトもある。


🌼 花の名前: カカリア(絵筆菊、紅苦菜) 📸 撮 影 日: 2017/10/11 13:03
🌱 科 目 名: キク科ウスベニニガナ科の一年草 📅 投 稿 日: 2017/10/19
📝コメント: 学名:Emilia sagitata(= E. coccinea)(= E. javanica)。
⛺️ 撮 影 地: 長野県北佐久郡・軽井沢レイクガーデン

裡に秘めた情熱を感じさせるカカリアの花
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ご存知のコウリンタンポポ
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ブルーや桃色と比べると頭花がふんわり系
実は、その子も、絵筆菊と呼ばれるらしい?

 ここまでこの花々を見てきて、いったいどれを何と呼べばいいのか困り果てた。軽井沢レイクガーデンさんが、
   エフデギク ピンク色、ブルーのエフデギク
 などと呼んでいた訳が分かったような気がする。 名前は所詮記号だからね。コミュニティーで共通の認識が得られるものであれば、それでいいのかな? これからは、エフデギクのブルー、ピンク、オレンジとでも呼んでいこうかな。
コメント (10)
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ブルー・マジック! ~軽井沢レイクガーデンの青い花たちとの出逢い~

2017年10月18日 16時51分37秒 | みんなの花図鑑
千曲川は信濃川水系。クリックすると元画像が別ウィンドウで開きます
千曲川は信濃川水系。長野盆地で犀川と合流し、信濃川と名を変えて日本海へ
 旅に出てみた。いつもの通り、連れ合いとともに、車旅である。
 今回は、一路、長野県の小布施を目指し、街を散策。
 千曲市の上山田温泉で一泊。
 翌朝は、まず農産物直売所へ直行。
 買い物を済ませたら、北佐久郡の軽井沢レイクガーデンで花を撮る。

 一泊二日の旅だが、文章にしてしまうと5センテンスで済んでしまう。しかしね、そのわずかなセンテンスの中にプライスレスの思い出ががたくさん詰まってる、なんてね(笑)

 なかでも、なぜもっと早くに訪れなかったのかと思ったのが、軽井沢レイクガーデン
 すぐ近く、風越公園にある軽井沢町植物園には一昨年訪れていた。こちらは、山野草がメイン。レイクガーデンはイングリッシュガーデンでバラがメインとばかり思い込んでいたから、自然足が遠のいていたのである。

 もちろん、秋バラも美しかったですよ。しかし、それ以上に心に残ったのが、3種のブルーの花。まさに、ブルー・マジックと呼んでもいいほどの爽やかな佇まいで、私たちを迎えてくれた。

 まず、カカリア ブルー・マジック。そのブルーの花の色は別にして、よく路傍で目にするあのキク科の花たちによく似ている。そう、ベニバナボロギクとかノボロギクとか、花姿よく似ているよね。だけど、ブルーなんだ。ブルーのキクだよ。グリーンマムを見た時同様、びっくりしたね。


🌼 花の名前: カカリア ブルーマジック(絵筆菊) 📸 撮 影 日: 2017/10/11 13:05
🌱 科 目 名: キク科ウスベニニガナ科の一年草 📅 投 稿 日: 2017/10/18
📝コメント: エフデギク、いい響きです。現在では、その学名「Emilia coccinea」から「エミリア」と呼ばれることも多いとか。
⛺️ 撮 影 地: 長野県北佐久郡・軽井沢レイクガーデン

今日、ノボロギク撮ってきたけど・・・!
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背後にピンクの花が霞んで見えるよね
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この鮮烈なブルーには敵わないな!
その子も、このブルーの子とお仲間らしい

 撮ったはいいが、名前のわからぬ可憐な花が2番目。心に安らぎを与えてくれる柔らかなブルーの五弁花。
 ならば、撮らせて頂いたところに聞くのが早い。レイクガーデンのFacebookページに画像を貼り付けて聞いてみた。即行で回答を頂く。クリーピング・ボリジ(Creeping Borage)だとか。匍匐性のボリジのことらしい。
 この子がボリジの仲間? ちょっとびっくり。あのボリジの特徴ともいえる自己主張の激しい萼も小さい。しかし、納得。茎などかなり毛深いものね。


🌼 花の名前: クリーピングボリジ 📸 撮 影 日: 2017/10/11 13:05
🌱 科 目 名: ムラサキ科の耐寒性多年草 📅 投 稿 日: 2017/10/18
📝コメント: "クリーピング=creeping"、すなわち、匍匐と言うこと。まさしく、匍匐性のボリジなのである。
⛺️ 撮 影 地: 長野県北佐久郡・軽井沢レイクガーデン

 そして、最後はお馴染みのチコリ。花期は、7~9月。だから、残り花かな。


🌼 花の名前: チコリ 📸 撮 影 日: 2017/10/11 13:04
🌱 科 目 名: キク科キクニガナ属の多年生野菜 📅 投 稿 日: 2017/10/18
📝コメント: 別名は菊苦菜(きくにがな)。新芽をサラダなどで食べる。また、薬用植物としていろいろの効能がある。
⛺️ 撮 影 地: 長野県北佐久郡・軽井沢レイクガーデン

 もう季節的に遅いかなと思った軽井沢レイクガーデン。だが、ここかしこに紅葉を眺めることができ、思いのほか、たくさんの花をカメラに収めることができた。
 11月5日、この日をもって、今年は閉園となるらしい。開園は4月からとなるらしいが、来年は何日からだろうか。また、訪れてみたいものである。
コメント (21)
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シュウメイギク ~それぞれの視線の彼方に見えるもの、それは何?~

2017年10月06日 20時12分41秒 | みんなの花図鑑
 たくさんのシュウメイギクが咲いていた。
 その視線は、一様にある一点を注視しているかのよう。
 それぞれの視線の彼方に見えるもの、それは何?

  No Man's Land.

 普通に訳すと、「不毛の地」ということになるらしい。
 その他、アルクの「英辞郎」によると、所有者のない土地、敵対する両軍の間の中間地帯、どっちつかずの曖昧な状態(あるいはその態度)。さらに、アメリカの俗語として、野球などの守備の死角、すなわち、守備範囲の中で、だれもが届かないゾーンなどという意味もあるという。

 でも、ちょっと自分流で思ったまま、感じたままに意訳してみる。

  人間が侵してはならない領域!

 この子たちの目には、そんな神々しい世界が見えているのかもしれないよ。


🌼 花の名前: シュウメイギク(秋明菊) 📸 撮 影 日: 2017/10/03 15:51
🌱 科 目 名: キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属) 📅 投 稿 日: 2017/10/04
📝コメント: 古に中国から入り、京都の貴船地方に野生化。だから、キブネ(貴船)ギク。やっとわかった名前の秘密!
⛺️ 撮 影 地: 埼玉県狭山市・通りすがりのお宅のお庭


 ね、そう見えない? この子たちが、何か、僕たちの見えない、何ものかをその視線の先に捉えているって。
 それって、このピンクのシュウメイギクだけじゃないんだよ。そう、白花たちも、何かが見えているみたい。


 貴船神社って、あの呪詛、丑の刻参りでも有名だよね。だけど、そこだけに目を奪われちゃいけないよ。呪咀だけが本来の意味じゃないんだって。そう、「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻」の参拝で願を掛けることで、いろいろな心願を叶えてくれるだ。
 シュウメイギクは、そんな自らがこの地に根差した始原の地、貴船を思いながら、古の頃を心に描いているのかもしれないね。
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ドングリの木の樹間から、明日が見えるかい?

2017年10月05日 12時06分40秒 | みんなの花図鑑
今年の梅擬は実が少ないのかしら? クリックすると元画像が別ウィンドウで開きます
今年の梅擬は実が少ないのかしら?
 市街地にある公園にしては、クヌギやコナラなどの木々をはじめ、緑の多いS台中央公園。
 テニスコート(クレーコート3面)や軟式野球用グラウンドの運動施設を含め、広さ29,150㎡ほどの公園である。
 我が家から歩いて10分ほど、ブラ散歩の途次に、ちょっと様子を見に立ち寄るといったポイントである。
 この時期、アキノキリンソウをはじめ、意外といろいろな野の花を見ることができる。つい先日も、某サイトにツリガネニンジンを投稿した。昨年までは気づかなかった野の花の一つである。
 木々の間を縫うように設えられた遊歩道。朝夕などは、その周回コースをウォーキングする人の姿をよく見かける。こちらはと言うと、地を這いつくばるようにして草探しである。
 おや、紅い実が落ちている。上を見上げる。枝の間に小さな赤い実がちらほらと見える。梅擬だ。確か、昨年もこの辺りで撮ったはずだが、ずい分と実が少ない。
「時機を逸したかな? アキノキリンソウはまだ蕾の状態だし・・・。」
 そんな独り言をつぶやきながら、撮るものもなく帰途に就こうとしてひょいと顔をあげる。
 すると、夫婦木の間(はざま)から見える風景が眼前に迫ってきた。何事かを語り掛けるかのように・・・。


 夫婦木の間から見える風景!
 ~あるいは、さまざまな疑問符の世界!~

 苔むした樹間の向こうに見えるもの。
 それって愛? 僕たちの未来?
 見てはいけないもの? 見なくてはいけないもの?
 見えるものは、人それぞれ違うのかな?

このドングリのひと粒が芽を出すとき!
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もう、そろそろ起き上がらなければ!
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この世界は、劇的に変わるかもしれない!
そう、明日を信じて、疑わないためにも。
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