2024年2月、Yahoo!フリマにて数種類の山野草の種子を落札した。
そのうちの二種には「北岳のミヤマクワガタ」、「北岳のミヤマハナシノブ」というように「北岳」という名が冠されていた。
北岳とは、山梨県南アルプス市にある標高3193mの山のことであろう。
すなわち、このミヤマクワガタなり、ミヤマハナシノブなりは、系譜をたどると、この北岳に産した山野草だよってことなのだろう。
期待しながらすぐさま播種した。発芽率はとても良く、もっさもっさと芽が湧いて出た。
どうだろう、今年(2024年)花は付くのかな、なんて期待していたが、やはりというべきか、花は付くことなく、年を越した。
不思議なのは、確か、両草とも「常緑」ではないと思っていたのだが、地上部が枯れることなく越年したことだ。よほど機嫌が良かったのかしらん。
さて、2025年が明け、日を重ねるうちに、「北岳のミヤマクワガタ」につぼみが付き、やがて開花の運びとなった。
ガガ~~~~~ン!
さんざんネットで見ていた花色と、大きく異なるではないか !?(「写真AC」にてDLさせていただいた「作者: ぼうぶら」さんのミヤマクワガタの写真を参照のこと)
ピンクだよ! 桃色だよ!
花びらにあるとされる青(赤)紫の脈もかすれたような色だ。いや、あるようにさえ見えない。
はて、環境が変わったせいで突然変異してしまったのかな?
「北岳のミヤマハナシノブ」のいまである。種子の蒔き方が悪かったからかもさもさしている。面倒だからそのままにしてあるが、これじゃ生育が芳しくないかな。こちらの方は、しばらく様子を見てから対処方法を勘案しようと思う。