南側に蒔いた種はほとんど子葉を出すことなく潰えてしまった。何故なんだろう?
北側にある玄関横の小さな花壇、ここに蒔いたグループも捗々しくなかったが、二年目から本気出したみたいで、メガネツユクサらしい気品を辺りに振り撒いている。
びっくりするほど増えるわけでもなく(土壌が悪いせいか?)、蒔かれたエリアにつましく暮らしているようだ。
という訳で、Pierrotさん、メガネツユクサは息災に暮らしています。
はて、何をもって「カッコウ(郭公)」なのだろうか?
ある人は、カッコウの啼く時期に咲くからという。またある人は、カッコウの巣の形に似るからという。諸説あるということらしいが、今年はまだその鳴き声を聞くことはなく、恥ずかしながらその巣は見たことがない。
ヨーロッパ原産の園芸種らしいのだが、種を購入した時は、その名前からてっきり日本原産のモノと思っていた。不明を恥じるのみ。
オグルマ属のミズギクという草本があり、その変種が尾瀬や裏磐梯などで見られるため「オゼミズギク」と称するようになったのだとか。
そもそも、そのミズギクという草本すら知らず、とある園芸店の通販をした折に<おまけ>として頂戴して初めてその存在を知った。
尾瀬においては、それほど珍しい花ではないらしい。この花があたり一面に咲く頃、尾瀬の地において秋の帳が下り始めるという。
とは言え、一般的には、6月頃から10月いっぱいが花期とされている。この花が咲く頃、ここ狭山の地では梅雨の真っ盛りということらしい。
我が家は、坂道の途中に建っている(?)。というのは、北側に位置する玄関は一階なのだが、そこを起点にして南側へと緩やかな坂道を下るように道が続いている。
一階、いや、ここでは地下一階というべきか、その南側は擁壁となっており、駐車場が設えてある。ちょうど、その駐車場の上に母屋が建っている訳だ。擁壁の南側には藪が展開している。去年までは、5~6月頃にその土地のオーナーが雑草や雑木を伐採していたが、今年はどうもシカトしているようだ。我が家の西側には7件ほどの住宅が連なっている。そう、薮の広さはかなりなものだ。オーナーさんよ、面倒になってしまったのかい。
これから猛暑の夏となる。鬱陶しいことこの上ない。そんな薮の中にヤブカンゾウを見つけた。
ベランダから藪を覗くと、ちょうど二階から写真を撮っている感覚となる。何が言いたいかって? 「だから、画像がちょっと荒れていてもしょうがない!」
おい、おい、言い訳のつもりかい。いつもと大して変わりないクオリティーだけどね 笑
閑話休題――
ヤブカンゾウのさらに奥にはボタンクサギが見えている。意外といろいろな花が咲いていることに気が付いた。
ボタンクサギと言えば、ちょっと解せないことがある。2017年7月13日にアップした「ボタンクサギ(牡丹臭木)の真実!」という日記が、いまでもそこそこの数、ご覧いただいているようなのだ。何が契機でそうなっているのか、まったく理解不能なのだけどね。
あっ、そう、そう、もう一つ、「ヤマアジサイ 藍姫(あいひめ) & 奏音(かなと)が咲き出した」(2024年5月13日)って言う日記も、ページごとの閲覧数が500~600ほどあるんだ。こちらも、どうしてご覧いただけているのか、いまもってとんと見当がつかない!?
さらに、目を凝らして見ると、青紫の玉っころがいくつか見える。どこかで見た覚えが、そうだ猫の額に仮住まいしていたカリガネソウではないか。嫌気がさして、隣の藪へと逸出したか。
そのカリガネソウに覆いかぶさるように茎を伸ばし、三角形の葉っぱをひらめかせているのは、ひょっとしてイシミカワだろうか。
場所を違えて撮ってみて、Googleレンズに問うてみると、ママコノシリヌグイなどの画像に交じって、かなり高い頻度でイシミカワの画像が検出された。
昨年までは気が付かなかっただけなのか、はたまた、鳥さんたちのサプライズ・プレゼントなのか定かではないが、すぐ近くで花やら、実やらが見て取れるのかしらん。
とは言っても、この薮の中に侵入していく勇気は湧きそうにないのだが・・・・・・。
まだ咲くまいと思っていた。油断だ。昨日か? はたまた今朝か?
かつて、何度か通りすがりのお宅に咲く江戸絞りを撮らせていただいたことがあり、いずれは自分でも育ててみたいものと思っていた。
昨年、縁があって取り寄せることができたが、小さな株であったため6号鉢に植えておいたのだが、水枯れで瀕死の状態なんてことが一再ならずあった。
ハギは乾燥に強いという。だからなのか、土壌は<水はけがよく、水持ちがよい>モノが適するのだとか(この表現、よく目にするけど、相反する環境のようでどう塩梅すればいいのかいつも迷っている 汗)。
今年も、つい先日同じ過ちを犯し、大慌てで水遣りをしたものである。その甲斐あってか、梅雨らしからぬ土砂降りの雨の朝、葉や枝に守られるように咲く江戸絞りの花を見つけたのだった。
すべて落ちてしまったものと思っていた。ユキザサの実のことである。
もう何年となく咲いてくれてはいたのだが、一度たりとも、そして、一粒さえもその実を見たことがなかった。見事に、これほど完璧に、実を結んでくれないのが園芸種のユキザサなのだと諦めていた。
江戸絞りの開花を寿いだ朝、何気なくそのユキザサを見ると、小さな3ミリほどのグリーンの粒を発見した。これっ、ユキザサの実じゃないかえ。そうだとすれば、自宅の鉢で初めて目にした一粒ということになるのだが、この緑の一粒が赤らむまで見守ることができるのか・・・・・・、夢まぼろしとならぬようにと祈るばかりである。
6月25日午前、平野の森の北辺の小径を抜け、ブラ散歩がてら買い物へ。
林縁に顔を出しているヒメコウゾ(?)、真っ赤な実が印象的だ。
垣根に顔を出していたのはクチナシの花、大きな八重咲きが艶やかに咲いている。
咲き進むとクリーム色に変化していくとか。ヒト属も加齢とともに・・・・・・。
トキワツユクサがちらほらと見ゆる。う~んっ、ツユクサの仲間って、放置しておくと大変なことに。このくらい、ほどほどが一番だね。
「青 渦 蜻蛉葉 藤鼠 丸咲」<読み:あお(葉色)うず(葉質)とんぼば(葉の形)ふじねずみ(花色)まるざき(花の形)>のいまの姿がこれ。
ここに紹介している変化朝顔は、同時期に播種したモノだが、茎が伸びず地を這うように葉を出している。渦の系統では成長が遅く、矮小化したまま花を結ぶ株が見られることがある。出物とまではいわないが、どんな花、そして姿を見せてくれるか今から楽しみである。
「青 並葉 木立 紫覆輪 星咲」<読み:あお(葉色) なみば(葉の形) こだち(つるの性質) むらさきふくりん(花色) ほしざき(花の形)>のいまの姿がこれ。
この画像を見ると、ごく普通のアサガオじゃん」なんてことになるが、どうしてどうして、「木立」というからにはつるが伸びず矮小化するのだという。さて、思い通りの花が出るか、見ものである。
まだ開き切らぬ花びらの先端が藤色に染まっている。筒状花の黄色とのコントラストが美しい。
一般的な花期は、8月から10月とされる。今年は、総じてキク科の開花が早いようだ。
キク科の仲間というと、とても増えるという印象があった。ヒメノコンギクなどは黙っていても地下茎を放射状に張り巡らし、どんどん増えていく。
どうもハコネギクは、つつましやかな印象を受ける。いくらかは新たな茎を見出すことができるのだが、驚くほどではない。鉢増しをしなかったからかな?
葉ばかりとなったサクラソウなど、春の山野草の残滓を整理した。陰に隠れていたツクシカラマツの花々が、これ幸いとばかりに前面に躍り出て、ヒト属には辛い猛暑日を満喫している。花の印象からはそうとは思えないのだが、かなり男前な花であるようだ。
気づいたらそこに咲いていた、なんてことが度々なのだ。このフウロソウってやつの花の適期って何時なのだろう。ちょっと段差のある場所に土留めとして植えてみたが、これほどツボにはまったキャスティングはなかった。置かれた場所で咲いてくれる、とても得難い花なのである。
野菜が尽きた。いつもなら農産物直売所へ行くのだが、この日(6/24)はサイボクの楽農ひろばを訪れた。野菜はもちろんのこと、漬物やら、梅干しなどを買い求め、サイボクを後にする。
「おい、ここまで来て目と鼻の先のミートショップへは寄らないのか?」だって。そう、寄らないのである。サイボクの肉はとても美味い。ほっぺたが落ちそうになるくらいだ。その報いかどうかは即断しかねるが、懐には空っ風が吹く。
そこでだ、街道からそれた小道を数分走る。すると、「肉の〇野屋」という小さなミートショップに行き当たる。
数日分の食材として牛のさいころステーキ、ぶ厚いトンテキ、しゃぶしゃぶ用バラ肉を買い、夕食用にメンチ、エビカツ、カニクリームコロッケを求めた。
会計を済ませて立ち去ろうとすると、ワゴンの下に数個のポットを発見した。そこには、簡略を極めた紙が貼ってあり、「七福神:どうぞお持ち帰りください」と読める。
眺めていると、おかみさんらしき人物がつつっと近づいてきて、「2~3個持って行けば・・・」と言う。「簡単だよ。すぐに大きくなるし!」と言って店の脇にあるプランターを見せてくれた。あっ、そう、そう、エケベリアは花も咲くんだった。お言葉に甘えて2ポット頂戴し、肉とともに七福神を持ち帰ったという訳である。