📸2023年7月31日:上品な色合いが素敵。
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) 📸2023年7月31日:他の株にも花茎が上がってきた。
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地植えにしたら、姫の名をどこかに置き忘れたかのように成長し始めたヒメギボウシである。心と体が解き放たれる、植物にもそんなスイッチが備わっているのだろうか。
あまり日の当たらぬ玄関脇のヤツデの下で、人目を気にすることなく気儘に咲いている。姫だったころでも思い出しているかのようだ。
花の色合いは、なんとも涼しげである。しかし、沸騰化の時代が到来したという地球では、イメージだけで涼感を覚えることなど出来そうにない。厄介な時代になったものである。
時の流れとともに、花茎が徐々に伸びていく。すると、苞葉の腋に純白のつぼみがほのみえてくる。
もちろん、つぼみはこの一つだけではない。花茎の伸長とともに、いくつかのつぼみが露わになってくるのだ。
ギボウシの仲間のなかではとても大きな純白の花を次々と付けていく。まさに、雲中の白鶴もかくやあらんといった景が現出する(ちょっと大袈裟かな 汗)。
ユキオコシは、この時期に新枝葉を伸ばし、そこにつぼみを付ける。返り咲きだ。あ~っ、咲けばだけどね。
変化朝顔ってやつは、昨年、台咲きから取れた種でも、今年台咲きが出るとは限らない。このつぼみも、どうも印象が異なる。どんな花が咲くのかな?
さて、「らんまん」の徳永助教授(田中哲司)のモデルだが、東京帝国大学理学部植物学教室教授、附属小石川植物園の初代園長である松村任三とされる。
牧野富太郎は、一時、松村が帝大教授時代に帝大助手として招かれるが、曲折を経て不仲となり、牧野は困窮を極めることになる。
徳永助教授、いや、松村任三はその後、東京帝国大学附属小石川植物園初代園長となるわけだが、その「松村(まつむら)」を冠した草本がこのマツムラソウということになる。
さて、今年はその花を見ることができるのだろうか?
平野の森の番人の方から、「これ、ツリガネニンジンでしょ?」とのお訊ねを戴いた時から折々に訪ねきて、その動静を注視してきた。
番人の方は、「この森では、何方かが植えたと思われる野草類は、ことごとく抜き取ります。」と仰っていた。住宅地の進入路に面した林縁であるし、いままでも目にしたことがなかったので天恵かとも考えたが、これほど立派な株ともなるとヒト属の手が加わったものなのではとの疑念も湧く。それでも、乗り掛かった舟の舳先は、自然と森へと導かれた。
この日も買い物ついでに森を経由地として選んだ。遠目で見て、まだだなと思ったのだが、近寄ってみるとつぼみも膨らみ、たったひと花だったがほころんでいた。
番人の方との遭遇はまだ、キンランが咲いていた頃であった。20~30㎝に過ぎなかった草丈も、7月の初旬には1m近くまでに育っていた。
しかし、文月を数日残したまま、たとえ一輪といえども花開こうとはついぞ思いもしなかった。猛暑、酷暑が常態と化した沸騰化時代--こんな地球的規模の環境異変が、植物たちの気持ちさえも急き立てている。
📸2023年7月30日:しべの弁化が見て取れる。
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) 📸2023年7月30日:背後に平野の森が見える。
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📸2023年7月30日:切れてる、切れてる。
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) 📸2023年7月30日:こっちも、めっちゃ切れてる。
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団十郎もどき(?)は、やはり団十郎ではないのかもしれない。
大人しい時はいかにも団十郎然としているが、ひとたびスイッチが入ると団十郎もどき(?)の血が騒ぎ、芸を見せずにいられないようだ。そんなこんなで荒事をしでかす。見る方だって、そわそわ、どきどき、目が離せない。
7月24日に芋焼酎パックにラディッシュを播種した。1週間と立たずに発芽し、間引きを行った。
ただ、根性なしで、シブチンだからか、まだ間引き方が足らないようだね。もう少し規則正しく整列できないものなのか。
いくつかの課題を残しながら、芋焼酎パックのラディッシュ栽培は続く。
それはそうと、もし、もしもだよ、このラディッシュが大きく育ったら、芋焼酎風味が漂うなんてことないだろうね!?
例の団十郎もどき(?)だが、今日(7/29)は9輪の開花を見た。
案の定、丸咲きだけにとどまらず、切れたり、裂けたり、裏返ったり、丸まったりと一様ではない。
時の流れは残酷だ。一日花と言われる朝顔も例外ではない。一箇所が裂けて咲いていた一輪が、時の経過とともに、しどけなくほどけていく。そのあられもない姿に、目を離すことができない観察者。あと小一時間もすれば、この姿さえ時の流れにのみ込まれ、無残な姿を晒すこととなる。
📸2023年7月28日:朝の光に照らされて!
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) 📸2023年7月28日:丸咲き? 星咲き?
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団十郎もどき(?)は、やはり団十郎ではないのかもしれない。
大人しい時はいかにも団十郎然としているが、ひとたびスイッチが入ると団十郎もどき(?)の血が騒ぎ、芸を見せずにいられないようだ。そんなこんなで荒事をしでかす。見る方だって、そわそわ、どきどき、目が離せない。
団十郎もどき(?)が突っ走っているが、まだまだ期待の星が後に控えている。
縞が変化したと思われる刷毛目絞り、台咲き、渦小人に見られる顰葉(しかみば)が変異したと思われる株など、まだまだお楽しみはこれからなのだ。
📸2023年7月27日:うん、ピンずれてる!
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) 📸2023年7月27日:縞崩れが2輪咲き出した。
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異なる変化朝顔が開花した。昨年、「縞」と呼んでいた種から発芽成長したものと思うのだが、今年は「江戸むらさき」のようにも見える。
去年、かなりはっきりとした縞目が見えたのに、色と色との境界がぼやけ、滲んでしまっている。刷毛目とか、刷毛目絞りと言った印象なのだ。
去年の種から去年と同じ花が咲くかというと、残念ながらそうではないようなのだ。確定させるほど厳密に管理していないし、自然に任せた交配だからこんなことになるのだろうか。
まだ、これから台咲き(黄縮緬笹葉淡水色地藤紫吹雪台咲)が出た種もいくつか発芽し、成長しているのだが、こちらも昨年同様の台咲きが咲くかというと・・・???
今朝も、団十郎もどき(?)が2輪咲いていた。今日はどんな芸を見せてくれたかって? それが、いたってフツーの丸咲きだったのだ。
団十郎が団十郎たる要件がいくつかあると申し上げた。「黄蝉葉(きせみば) 栗皮茶(くりかわちゃ) 丸咲(まるざき) 大輪(たいりん)」などである。そのうち「大輪」という要件だが、これは一般的に花の大きさが10㎝以上の朝顔に冠される。変化朝顔の世界で、花の大きさはどう区別されているかというと、大雑把に言って以下のようになる(『変化朝顔図鑑』株式会社 化学同人 発行より引用))。
・極小輪:3㎝以下
・小 輪:3~4㎝
・普通輪:5~7㎝
・中 輪:8~9㎝
・大 輪:10㎝以上
花の大きさにも、事細かな規定があるなんて知らなかったけど、こういったことも変異に依存するのだろうから徒や疎かにできないのだろう。
📸角度を変えてみると、こんな風。
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) 📸26日のもう1輪は丸咲きなのである。
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今日も団十郎から日記が始まる。もう、飽きた? そんなこと仰らず暫しお付き合いのほどを。
「大立ち回り」とは、「 歌舞伎などの芝居で、大ぜいが激しく争う演技。」(デジタル大辞泉)のことを指す。自由奔放な猫の額の団十郎もどき(?)は、今日もいろいろな芸を見せてくれる。そう、まさに行灯仕立てのプランターの中で、大立ち回りを演じているわけだ。
かと言って、そればかりではなく、今日も律儀に2輪咲いたうちの一方は丸咲きを呈している。このプランターの中には2株ほどの団十郎もどき(?)が仮住まいしているので、丸咲きと切れ咲きは株が違うのかもしれない。
別名、「人工衛星の木」と呼ばれている。しかしである、この状態を見ると、「上生菓子のきんとんそぼろ」のようだ。そう、人工衛星が出来るまでには、まだ一月弱ほどを要することだろう。