夏休みも終わってしばらくの間、
ボッ~
・・・としていた子どもたち、
ようやく、活気が戻ってきました。
そんなある日、塾のげた箱あたりがやけに騒がしい
三年生の女の子二人が、なにやらもめている。
「ダメなんだって!わたし、絶対だめ!」
「えっ~、そうなん。よけて行けばいいじゃん」
「し・しかも、生きとるし」
出てみると、
めったに見かけないクマゼミが。
羽を少し少し広げて入り口の床にいます。
「先生、なんとかして…」
「おおっ、珍しい~!クマゼミじゃん!
もう弱ってるから、逃がしてあげようね
そう言ってセミを掌に載せても、
もう羽をばたつかせる力も残っていないようでした。
塾の前にある木の二股になっているところに、そっと置きました。
すると、セミの怖い女の子が一言。
「先生、セミが喜んでる。
セミの恩返しがあるかもよ」
その一週間後、
我が家のベランダに、あしなが蜂が巣を作っていました。
子どもたちに見せよ!っと、
ビニール袋に入れ、塾に持ち込んだまま、
すっかり、蜂の巣のことを忘れていました。
「あっ!ビニール袋の中に蜂が二匹おる!」
見ると、さなぎから孵化した成虫が二匹、
袋の中で行ったり来たりを繰り返しています!
とても元気そうです
「逃がしてあげようね」
前にセミを逃がした木の足元で、
おっかなびっくり、袋を破いて、
サササッっと、その場を離れました。
怖がる様子がおかしかったのか、
そばで子どもたちは大笑い
「先生、今度は蜂の恩返しがあるかもよ」
毎日楽しく過ごせるのは、きっと、セミと蜂のおかげね
ボッ~
・・・としていた子どもたち、
ようやく、活気が戻ってきました。
そんなある日、塾のげた箱あたりがやけに騒がしい
三年生の女の子二人が、なにやらもめている。
「ダメなんだって!わたし、絶対だめ!」
「えっ~、そうなん。よけて行けばいいじゃん」
「し・しかも、生きとるし」
出てみると、
めったに見かけないクマゼミが。
羽を少し少し広げて入り口の床にいます。
「先生、なんとかして…」
「おおっ、珍しい~!クマゼミじゃん!
もう弱ってるから、逃がしてあげようね
そう言ってセミを掌に載せても、
もう羽をばたつかせる力も残っていないようでした。
塾の前にある木の二股になっているところに、そっと置きました。
すると、セミの怖い女の子が一言。
「先生、セミが喜んでる。
セミの恩返しがあるかもよ」
その一週間後、
我が家のベランダに、あしなが蜂が巣を作っていました。
子どもたちに見せよ!っと、
ビニール袋に入れ、塾に持ち込んだまま、
すっかり、蜂の巣のことを忘れていました。
「あっ!ビニール袋の中に蜂が二匹おる!」
見ると、さなぎから孵化した成虫が二匹、
袋の中で行ったり来たりを繰り返しています!
とても元気そうです
「逃がしてあげようね」
前にセミを逃がした木の足元で、
おっかなびっくり、袋を破いて、
サササッっと、その場を離れました。
怖がる様子がおかしかったのか、
そばで子どもたちは大笑い
「先生、今度は蜂の恩返しがあるかもよ」
毎日楽しく過ごせるのは、きっと、セミと蜂のおかげね