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選挙速報を見ながら思うこと

2010年07月11日 | マニフェスト
 昨年9月の政権交代によって、「コンクリートから人へ」という「あれか、これか」を問い、何をやめるのかを明確にする“凌ぎの時代”の政治スローガンと、「国民の生活が第一」という分配政治のスローガンが共存し、政治理念も水と油の関係にある政党による連立政権がスタートしました。

 あれから10ヶ月が経過し、菅直人代表が6月17日に発表した「民主党の政権政策Manifesto2010」では、「コンクリートから人へ」の文字は消えて「国民の生活が第一」スローガンだけが残されています。


 無駄を徹底して無くすことによって財政再建を目指す取り組みが道半ばで、また子ども手当てや高速道路無料化の財源問題が課題とされ、一方で消費税増税が持ち出された状況下で参議院選挙が行われました。

 そして、その結果は?

 今、TV各局が報道番組で開票状況を伝えているところですが、国民の審判は厳しいものになりそうです。

 これを踏まえて、きっと連立政権が組まれると思いますが、どういう主張をしている政党と組んで今後の政治のイノベーションに向けて再スタートするのかを注視していきたいと思います。

よりましなマニフェストの選択と検証

2010年07月11日 | マニフェスト
 今日は知事選挙です。
 もう投票はお済みですか?

 各候補者のマニフェストについては、是非ご一読ください。
 http://kadayukiko.net/
 http://www.ueno-k.net/
 http://akaruishiganokai.net/plan.html

 ところで、マニフェストの中には施策全体を網羅しているものや、特に重点的に実施すべき施策だけをピックアップしたものなど、さまざまなタイプがあります。
 また、施策の中で「これは是非とも実現してほしい!」という項目もあれば、「分からないけど、間違いではなさそうだ」というもの、さらには「ちょっと違和感を感じる」という項目などが見つかる場合もあると思います。

 こうした場合は、自分にとって是非とも実現してもらいたい施策を提示している候補者を選ぶのか、平均点数を頭の中で計算して高い点数のマニフェストを選ぶのか、あるいは基本理念やもっとも本質的な課題に切り込んでいる候補者を選ぶのか・・・みなさんは、どういう判断をされるのでしょうか?

 いづれにしても、選挙による投票ですべてを全権委任し「信用するので、どうなってもあとは何も口を出さない」ということにはなりません。これは、自分が選択した候補者が当選しても、そうでは無い人が当選しても同じことだと思います。

 マニフェストを検証する立場からすると、ローカル・マニフェストには地域や行政の課題、その解決の方向性が正しく反映されていること、また重要度の順に施策が提示され、かつその施策を実現するための具体的数値目標や期限・財源・工程表が示されていることが望ましいということは間違いありません。