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現場はどう変わる?

2005年02月23日 | コ ラ ム
 京都新聞の朝刊「凡語」に、TBSテレビの「ヤンキー母校に帰る」というドラマになって話題を集めた北星学園余市高等学校の義家弘介教諭が教壇を去ることに関する論評が掲載されていました。 ▲公式サイト▲  ▲ブログ▲ 
 退職の理由は、講演や執筆活動に対する同僚や保護者からの批判が大きな要因とのこと。またNHKソフトウェアのDVD・ビデオ「夜回り先生・水谷修のメッセージ~いいもんだよ、生きるって」の水谷氏も同様の理由で「無念です」との言葉を残して学校を去らざるを得なくなったそうです。▲公式サイト▲
 
 教育改革が求められている今、「やっかみで、教職に情熱をかける先生を潰してはならない」との論評に共感するのは多くの方も同じ気持ちではないでしょうか。(かつて地域通貨おうみ委員会の活動でも、草津コミュニティ支援センターでスタートした当時から全国からの問い合わせや視察・講演などが殺到し、周りから迷惑がられたためセンターでは活動できなくなった状況と同じような感じがします。)
  
 また、朝日新聞の記事で「『署長起訴』再び挑む」と題された記事も非常に気になりました。
 これは、明石歩道橋事故で当時の明石警察署長が業務上過失致死傷で書類送検されながら不起訴になったことに対して、遺族が神戸検察審査会に申し立てて「起訴相当」の議決を得ると共に、神戸地裁の判決でも「警察が十分な警備体制を構築できなかった責任のかなりの部分が元署長の責任にある」との異例の指摘があるにも関わらず、全く裁かれていないことに対する再審査請求をしたというものです。 責任を負うべきTOPが裁かれなければ警察の体質も変わらないし、検察も法を守るための現場のはずが、その責任を果たすものにはなっていないということがこの記事で読み取れます。

 ところで、私は大方の見方と違ってライブドアのニッポン放送株取得で、今のマスメディアの体質やありようが大きく変わることに期待しています。
 放送法では「~放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること。」(第1条) などとされていますが、今の新聞・放送などが本当にその機能を果たしていると言えるのでしょうか。 ▲放送法▲ 特に産経新聞は駅売り100円という手軽さがある反面、その独特の「家父長主義の頑固おやじ風論調」は経営手法や今回の一般株主不在の対応を見ていてもちょっとどうかなと思うところもありますが、みなさんはどのように感じていらっしゃいますか?