金鉱株投資 始めました!

松藤民輔さんのセミナーに感動し、金鉱山株への投資をはじめました。北米の鉱山株は結構、利益がでてきました。

金鉱山株投資家その4(よい鉱山会社の探し方2)

2013-12-15 15:12:56 | 金鉱山株投資入門

● 品質+安全性=最大の成果

トレンドに従うことは重要です。歴史が道しるべとなるのなら、品質に安全をくわえると最大の成果が得られます。これこそが私たちの哲学でした。より(会社の規模が)大きく、負債は少なく、ヘッジも少ない会社がずっと好まれてきました。

ですが、これが小さくブランド力もない会社であると話は変わってきます。読者の皆さん自身が判断しなければなりません。一般的な投資に使われる尺度ではかりたくなります。でもこれがうまくいくとは限りません。現在、多くの鉱山会社ではPERをつかった適正価格の算出ができません(≒利益をだしていない)。このタイプの指標は市場のピークを知るためには有効かもしれません。きちんとした収益源をもっている会社は本当にすくないのです。いくらかはあります。そうしようとして失敗したところもあります。サンシャイン・マイニング・コーポレーションは銀の裏付けをもった債券をかって発行しました。

 

● まだ、開発されていなければ、開発されるべきである。

鉱山業というのは本当にむずかしいのです。ですが、極めて重要でもあります。ノースウェスト鉱山業協会の一員としてよく「開発されていなければそれは開発されるべきである」という言葉を体感していました。世の中はペーパーマネーから実体をもった資産へと変遷していることは間違いありません。原材料がなんらかの価値を持っていることは見てとれます。食糧(農産物商品)、衣服(コットン)、運輸(石油)、暖房(天然ガス)、そしてシェルター(材木)と。株価は多くの要因とその影響により変動します。会社の収益が主要な役割を演じるのは当然です。ですが、不幸なことに収益も含め、会計士たちによってだされる数値ですら当てにならないのです。この流れはまだ、さらに数年の間続くことでしょう。

 鉱山株の分析に話を戻します。投資する一ドルあたりにどれだけの金または銀が含まれているかを見ること、これは良い方法ですね。この答を得るための数式はそれほど難しくありません。ですが、この方法をアップル社には決してあてはめないでくださいね。X社が1ドルあたりオンスの量が多いからといってこれがそうでない会社に比べてよい投資先ということにはなりません。鉱石の中には抽出しやすいもの、精錬しやすいもの、磨いて保存するのが楽なものもあればまったく逆のものもあります。

 

● 分散されるべきでそれは確かなこと

複数の理由から分散投資はこのメタル投資では重要です。どの投資家も分散投資が重要でそれは鉱山株にも当てまることはご存じでしょう。ですがわたしが書いたことの多くはこれから書こうとしている内容によって割り引かれねばなりません。優秀な学生は人間の資質を研究します。なぜならそれこそが市場がどう、なぜ動くかを理解する鍵だからです。

個人的な経験をお話しましょう。1979年のことです。わたしがカバーしていた鉱山株はどれも急上昇しました。そして、一人の知人が「パーティにおくれてやってきました」私としてはその時点からでは助言しようがなかったのですがその知人は興奮していました。鉱山株について私の意見を求めてきたのでアドバイスしました。一ヶ月後彼から電話がありました。それは1980年です。とても興奮した口調だったのでフィルにどうしたの?と聞きました。

「まえに鉱山株についてアドバイスもらったことあったでしょう?」

「覚えてますよ」

「それはちょっと私にはあわないなと思ったんだ。だって多くの株がすでに暴騰していたからね。そこで、アメリカン取引所で面白い銘柄を一つ、一株2ドル以下の銘柄を探したんだ。銘柄名はゴールド…えっとなんていったかな?で、それをかって4日後に一株4ドルでうったんだ。」

「すごいじゃないか」「でもごめん、その会社のことはしらないな」

フィルは答えた

「そうなんだよ、この会社は鉱山株でもなんでもないんだ。ただ社名にゴールドってついているだけなんだよ。で私はこの会社が金鉱山関連の会社だとおもって買いを入れたやつにうったってわけさ」

と話はつづくのですが結局、フィルは運がよかったのです。強気市場では人々は感情に突き動かされる。フィルのリサーチはゴールドと名前のつく割安株を探すことだったのです。ドットコムバブルの時も似たようなことがありましたね。恐怖と貪欲さが人々を駆り立てるのです。普通だったら考えもしないような行動に走らせるのです。投資家としてリスクを最小限に抑えながらリターンの最大化を狙うのが重要なのは言うまでもありません。投機的な鉱山株はあります。これがいまセクターを取り巻く現状なのです。鉱山株ブームの終わり近くになるとこういう会社が増えてくるでしょう。投資のサイクルが回りはじめたサインともいえるでしょう。が一方でこういう会社を当分みかけることはないだろうかといえばそんなことはないと思います。

 

デヴィッド・モーガンはシルバー・インベスターの編集者で、月間の自由経済市場、貴金属、天然資源投資に関連したニュースレター、モーガン・レポートを発行している。デヴィッドと彼の投資哲学についてもっと知りたければwww.Silver-investor.comまで。


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