金鉱株投資 始めました!

松藤民輔さんのセミナーに感動し、金鉱山株への投資をはじめました。北米の鉱山株は結構、利益がでてきました。

金鉱山投資家その3(良い鉱山会社の探し方1)

2013-12-14 08:58:08 | 金鉱山株投資入門

二章 良い鉱山会社の探し方

デヴィッド・モーガン(David Morgan

 

「どこに投資するのが一番もうかりますか?」こう質問されることが多いのですが、皆さんが期待されるような、ここです、というストレートな回答はありません。私のウェブサイトを訪問してくれる人はすでに知っていると思いますが鉱山株は上昇局面に入っており、この傾向は当分つづくと私は予想しています。まだまだ時間の余裕はありますが、賢い人であれば、他の人たちに先立って注意深く銘柄選択を行うでしょう。鉱山を開発するということには本来、莫大な時間を資金が必要となります。有望な鉱区がみつかってから生産にいたるまで5年以上かかります。大きな鉱山ともなれば精錬所ひとつとっても信じられないくらいの莫大なコストがかかります。ちょっと想像してみてください。探鉱を始める前に、まず、ドリルで、ORE BODYの品質を確かめなければならないのです。その結果にもとづいてフィージブル・スタディ(事業化が可能かどうかの調査)を始めなければならなにのです。近年、環境への懸念から多くの調査項目が増加しています。ひとつひとつのステップが常にリスクと隣り合わせなのです。

 

● 探鉱リスク

すべての探鉱作業が発見に結びつくわけではないのです。ほとんどのケースでは株価を押し上げるほどの結果はでません。

 

● 分析評価リスク

よい分析結果だけ発表する会社もあります。粉飾はよくおこなれます。>これは全体のほんの一部です。たとえば、ですがあなたが鉱物豊富な土地を持っていたとします。ですが、鉱山開発するほどの資金がないとします。そこであなたはその土地を売却することに決めました。そして購入希望者がやってきてその土地の評価をするために別の研究機関を使います。その結果はあなたが主張する金額から大きく下回る評価額がはじき出されました。つまり、鉱区の価値というのはその土地を買う側か売る側かという立場の違いによって変わってくるものなのだという認識を持っていた方がいいでしょう。

 

● マネージメント・リスク

その会社の経営陣の中で業界での成功者はだれか? そうでない人はだれか?

 

● 財務リスク

その投資は適切か?同規模同業者に比べて適切か?会計は正確か?

 

● トレーディング・リスク

流動性はありますか?機関投資家の関与はありますか?どのくらいの株式が売買されているか?売り買いのサヤはどのくらいですか?リスクが高いほどリターンも必然的に高くなります。鉱山株というのは足もとの金や銀あるいはその両方の価格に対してレバレッジがかかっています。たとえば、採掘のコストが高ければ高いほど利益も株価も上下にぶれやすくなります。収益がどれくらいぶれるかを以下にみてみましょう。

次の二つの鉱山の増益について例をあげます。

 

X鉱山は1オンス200ドルのコストがかかります。

Y鉱山は1オンス250ドルのコストがかかります。

 

そこで、金価格が1オンス300ドルから1オンス325ドルに上昇したケースで考えてみましょう。

会社

金価格300ドルでの収益

金価格325ドルでの収益

変化率

X鉱山

100ドル

125ドル

25%

Y鉱山

50ドル

75ドル

50%

金価格

   

8.3%

 

この表からもちょっとした金価格の上昇がどれほど鉱山株の収益にレバレッジの効果をもたらすかがおわかりいただけたと思います。この例では、生産コストが高ければ高いほど生産コストの低い鉱山よりレバッレジが効きいています。もちろんこれはこの話の半分にすぎません。

 

もし、金の価格が300ドルから275ドルに下がったら?

会社

金価格300ドルでの収益

金価格275ドルでの収益

変化率

X鉱山

100ドル

75ドル

-25%

Y鉱山

50ドル

25ドル

50%

金価格

   

-8.3%

 

 

コストの高い鉱山というのは這いレバレッジであると同時にハイリスクでもあります。ほかにも考慮しなければならない要素があります。たとえば、政治リスクであったり、地質リスクであったりします。地形と気温条件は採掘事業の可否、時期などを決定する要因となりえます。地質リスクの別の一面はその会社がどれだけの土地を所有しているのか?その会社が所有している土地が一か所だけであると複数の国に複数の土地をもっている会社に比べるとリスクも大きくなります。私が思うに、鉱山会社にとっての最良の採掘場所というのは科学というより芸術に近いものだと言えます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。