goo blog サービス終了のお知らせ 

アユタヤで昼寝

アユタヤ在住。海外転出しての、アメージングなタイ王国での暮らしの日々を‥‥‥

タイへ行く人

2015-10-07 21:30:09 | 日記

最近、「Yahoo!知恵袋」などを見ています。見ていて、自分で何もせずに基本的な質問をしている者が結構いるので……昔の事を思い出してしまいました。

それは今を去ることうん十年前の事、知人を介して、初めてタイに行く者にアドバイスを……とのことで、関わってしまったことがありました。相手は某有名私立大学の大学院生の女子(地方出身者)。彼女の先輩が、タイ人と結婚することになって、タイでの結婚式に招かれて初めての海外旅行でタイに行くことになったというもの。家にやって来て、質問をするのだが、自分で殆んど下調べというものもしていない状態。今なら、少し自分で調べてから出直して、と対応するでしょうが、その時は紹介者も同席していたので真面に相手をしてしまいました。まず、どういう形で行くのと聞くと、同じく大学院生の先輩の男子が先導するとのこと。じゃあ、自由行動、独り歩きとかしないだろうから別に何もしなくてもいいじゃないかと言うと、いえ一人で頑張りますので……と言い張る。
そして、まずは服装、フォーマルな黒基調を考えていたらしい。あ、ダメ、タイは黒のフォーマルは葬式のみ、結婚式ではNG。ただし、大学生なんかが制服(黒スカートに白ブラウス)でならOKだけどと教える。それから、コレラの予防接種に既に行ったとのこと、一体どこに行くの?バンコクでしょ、そんなに汚いとこだと思ってるの?とお笑いで有った。痛い注射を2回も高い金払って……。こいつはバカだなと思いつつ、紹介者の手前まだ真面に相手をしました。
それで、大学院生にもなって、ガイドブックはおろか、本を読んだりして調べるということはしていませんでした。(今みたいにネットで検索という時代では、まだなかった頃です)これが本当に大学院生か……と思いつつ、まあ結婚式だけだからそれでもいいでしょ、と言うと、いえ一人で歩き回って見たいのでいろいろ教えてくださいと更に言う。
結局、地図とガイドブックを貸す羽目に。その時に、地図はバンコクで買った物で、かつこだわりがあるから(それを片手にややこしいバンコクのバス路線を辿ってうろついたりしたので、思い出が詰まっている)必ず返してくれるように、ガイドブックは日本の物だから別に返さなくてもいいよ、と言う。メモとかしているようだから安心していたのですが……

さて、帰国したら一応挨拶に来ました。興奮してああだったこうだったと言いながら。で、地図は?と言うと、あれは先輩の男性に渡しました、とのこと。それで、独り歩きは?と聞くと、いえ先輩が許してくれませんでした、とのこと。なんだそれじゃ団体ツアーと同じじゃないかという状態。はぁ~、しくじった、こんなの紹介者が絡んでなけりゃ相手にしなかったのに……と思いつつ、地図だけは返してもらって持って来て下さいと言って帰った頂く。
何日かして、やって来て、実はあの地図は先輩が書き込みとかして自分の物にして返してくれません。ガイドブックは新しいのを買いましたのでと言って渡された。だから、ガイドブックは別に欲しければあげると言って、地図は必ず返してと言ったでしょうと言うと、今度は、いとも簡単に、じゃあバンコクの人に頼んで新しいのを送って貰います、と言う。あ、こいつはダメだな、と思ったら案の定それは出来ない話で、それっきり地図は戻りませんでした。思い出が詰まっていたので今でも残念です。
教訓、馬鹿はまともに相手にしないように。というのがそれ以来、虎馬として残っています。

それで、Yahoo!知恵袋を見ていると、そういう馬、鹿が沢山いることに気付かされます、今更ながら。ちょっとガイドブックを読めば、ちょっとネットで検索すれば、ということをせずにウマシカな質問をしている人間が……

もうこれからは、エッ、タイに行くの、それならコレラとマラリアと狂犬病と破傷風と肝炎と……予防注射をして、防弾チョッキ着てヘルメットかぶって、蛇も怖いからワーキングブーツとか長靴ね、それからデング熱もあるから腰に蚊取り線香3つ位ぶら下げて……、行かなきゃ、とウマシカ共には教えることにしよう、とか考えています。555555!





タイ・ブログランキング←タイ関連の沢山のブログがわんさかわんさか!