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かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

メルク修道院(2)

2015-06-19 20:37:15 | 旅行
修道院の建物に入ると、日が当たらないせいか、どことなくひんやりしている。
石造りの建物の利点である。
外にいたときと同様に、中にも観光客がたくさんいる。


前日に王宮を見たときもそうだが、ここでも墺国人があちこちに見られる。
不思議に思ってガイド氏に聞いてみたら、
「この方々は、ドイツからの観光客ですよ」とのこと。
言われてみれば、確かに地元の方々と似た外見で、ドイツ語を話しているのだが、
なんとなく墺国人ではないのがわかる。

階段を上がると、廊下にこのような彫像がある。

写真を撮っていると、係員の方に注意される。
「ここは写真撮影不可か」と思ったら、フラッシュをたくのが禁止だそうだ。
カメラのフラッシュをOFFにして、再び写真を撮る。
これはフラッシュをたいて撮った写真で

こちらはオフにした写真である。


廊下には、肖像画がずらりと並んでいる。
これらは、千年以上も前に墺国を統治したバーベンベルク家の当主の絵だそうだ。




わたしは、墺国の統治者と言えばハプスブルク家だけだとばかり思っていた。
自分の不勉強さがよくわかる。
ガイドブックに載っている年表によると、
バーベンベルク王朝の始まりは976年で、それから約300年後に王が戦闘で亡くなり王家は断絶する。
ハプスブルク家が墺国を支配したのが1282年のことで、
第1次世界大戦後の1918年に最後の皇帝が国外退去して統治が終わる。
女優の鰐淵晴子さんがハプスブルク家の血を引いていると聞いたことがある。