角口酒造店 酒の履歴書

長野県飯山市の酒蔵の酒造りブログ

平成23BY始動

2011-08-02 | 純米吟醸 秋しぼり
一ヶ月以上放置すると現れる広告まで出てしまうほど、ずっとブログを放置していましたが皆様お元気でしょうか?
酒を造るか、何かイイ賞でも取らないと更新されないこのブログ・・・というわけで今日から毎年恒例(でも3年目)の真夏の酒造りのスタートです。



昨年度の冬季製造期間終了後、とある方々におススメされてfacebookをはじめました。
・角口酒造店facebookページ・・・http://www.facebook.com/kadoguchi.jp
・村松裕也facebookページ・・・http://facebook.com/yuya.muramatsu

それと今日からで今さらなんですがtwitterも。
・@yuyamuramatsuのつぶやき・・・http://twitter.com/yuyamuramatsu



で、今の時代それぞれがバラバラに機能していてもあまり効果がないようで、私も勉強しながらなのですがこれらのツールを使って今季の製造を皆さんにアナウンスしていきたいと考えています。



作業中の記録はtwitterで写真とともにup、このブログで一日の流れをまとめて、facebookで更新情報を流す、といった流れになるのかなぁ・・・と思ったりしていますが、まぁどうなるかはわかりません。
より自分がラクできる方向で進めていきます(笑)。



それと「見づらい!」と大好評のこのブログですが、弊社のデザイナーさんにいろいろと整備していただいており、もうしばらくするともっともっと見やすくて素晴らしいブログサービスの方への移転を予定しております。
その際はまたお知らせいたします。



さてさて肝心のお酒造りですが、今季も10月1日の発売を目指して冷蔵庫内で純米吟醸秋しぼりの製造を始めます。
例年通り前年度に米を入荷しておき冷蔵保存。
麹は冬の期間に作って冷凍保存してあります。
昨年のこの酒では酒母工程を省略する仕込をチャレンジしてみましたが、思ったような成果が出せませんでした。
今年はしっかりと酒母を立てて仕込みます。



この酒に関しては毎年テーマが変わる、と言いますか新しい技術を取り入れて試験的に製造し、自分の技術の底上げを図るという裏テーマがあります。
そこで今年のテーマですが、昨年の春に広島にある酒類総合研究所に約1ヶ月間勉強&酒造り実習に行ってきまして、そこでちょっと教えていただいた「意図的にアミノ酸度を抑え込む方法」というのを試してみたいと考えています。
アミノ酸は酒の中でのうま味成分ですが、多すぎると雑味として捉えられてしまいます。
かといって少ないと今度は酸味の方が浮いてしまい、酒のバランスを崩してしまいます。
そこらへんをアタマにいれつつ、バランス重視でアミノ酸を抑えながら酒を操っていきたいと思います。






というわけで23酒造年度(23BY)の始動です。






去年より蔵内は暑くないようなカンジ。






蔵から丸見えの戸狩温泉スキー場、青々としてますね。
冬は真っ白ですが。。。
ここまでtwitter写真の流用。
やっぱりケータイで撮影した分、画質がよろしくないですね・・・。
今週末にやっとこスマートフォンに乗り換える予定なので、そちらのカメラになれば多少良くなるかも!?



今日はこの仕込に使う設備・用具の掃除です。
酒屋の基本はとにかく掃除で、特に雑菌の多いこの時期はちゃんとキレイにしてやらないとおそらくすぐに酒質に反映してきてしまうと思います。
ただ地味な作業なので特に写真はナシでして。。。
明日は酒母用の米洗い等が始まります。



まぁこーんなカンジで進めていきたいと思いますので、またおヒマなときにご覧下さいね。



そうそう、昨日なんですが「ハチヨンイズム」という1984年生まれのWebマガジンにちゃっかりインタビューが掲載されています。
よかったらご覧ください↓
http://84ism.jp/archives/14384


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