3月17日は安丹の春祭り。
今年はまれに見る大雪で残雪がある上に吹雪。
とっても寒い中で行った。
特に3月11日の東北関東大地震の被災者を思って
余興の部は取りやめ祈祷の部だけで行った。
国家安寧、厄難消除を祈祷しました。
いただいた祈祷料は被災者に対して寄付をすることと致しました。
近郷に春を告げる祭り、安丹の春祭りが17日開催された。
今年は安丹神楽が始められて150年の節目の年。
明け方の雷雨も朝になるとともにすっかり上がり
絶好の祭り日和。
安丹神楽は江戸時代の末期、安政6年に
近郷に蔓延した疫病を鎮めえようと
村の若者が、藁で獅子頭を作り、むしろを幕にして舞い歩いたのが
起こり。
後に獅子頭も新調され今日も続けて祈祷している。
続く「剣の舞」は悪魔払いの祈祷の舞です。
この舞は春祭りと愛宕神社の夏の大祭で舞われている。
笑福は長兵衛と姉様の掛け合いの舞。
後に「道化獅子」も絡んでくる。
三河万歳の流れを汲むと見られる
万歳は太夫と才蔵が
ボケ突込みを繰り返して笑いをとる。
会場の観客とのやり取りが入る事もある。
最後は「松茸取り」
娘が山にマツタケを探しに行って
見事、大きなマツタケを探し当て
大喜びで持ち帰るもの。
今年も大勢の観客にお越しいただいて盛大に開催された。
また民法各社の取材も受け
夕方のニュース番組で一斉に放送されました。
翌日の新聞紙上でも紹介されています。
また来年をお楽しみに。
千秋楽
今、ブログを徘徊していたらこんな記事に出会いました。
「千秋楽という言葉」を説明しているものです。
なぜ、千秋楽が目に留まったかというと、当地に
伝わる安丹神楽の漫才の一説に「千秋楽」が出てくるのです。
それは、「千秋楽とそうしたてまつる。」という件です。
この「千秋楽」という言葉は、もともとは奈良時代に伝わった雅楽の曲目の一つで、仏教の法会最終日に必ずこの曲を奏したことから出たとされています。
いままで「そうしたてまつる」が「奏し奉る」である事は分かっていませんでした。
大変貴重な事をご教示頂き有難うございます。
http://blog.goo.ne.jp/bonito_1929/e/faedb0b7d79d0f213851973dc1b913e5
安丹神楽の記事
みちのく 安丹(あんたん)に春の訪れ 安丹神楽
雪解けが進み頬にあたる風が爽やかさを感ずる頃、ここ安丹では春祭りが行われる。村人は老若男女相集い公民館で春祭りを楽しむ。
安丹神楽は生い立ちは今から148年前。
当地にコレラが蔓延した。
そのとき村人は藁で獅子頭を作り筵を幕にして獅子舞を舞った。
それが功を奏してコレラの拡大を防いだ。
それ以来村の春祭りで神楽が舞われている。
安丹神楽の演目は神子舞い、獅子舞、剣の舞いなどの祈祷の舞いと、
「笑福」、万歳、松茸取りの余興の舞が行われる。
安丹の春祭りは3月17日。
会場は安丹公民館。
神楽は午後一時開始。
村人はもちろん、見学者や、マスコミの方、カメラマンなど
大勢の人で賑わう。
特に「笑福」のときに、長兵衛が客席に乱入するときは最高潮。
昨年は民族芸能全国フェスティバルにも出演。
乞うご期待。
HPにも掲載。
http://www.dadacha.net/kagura.htm よろしかったらどうぞ。