たきゆの徒然日記

ゲーム、アニメなど趣味を書いています
好きな作品はMGS、COD。Fate、勇者であるシリーズ、ヘブバン

アサルトリリィ 2話 感想

2020-10-10 01:07:00 | アサルトリリィ
あっ、このアニメ



面白い!


まだ数本しか見てないですが今季で1番面白い

シグルドリーヴァの2話次第で順位が変わるかもしれませんが

アサルトリリィもシグルドリーヴァも1話は舞台設定やキャラクター像を見せるための位置づけの為に
大きくテンプレから外れることなく無難に終わった

それぞれがそれぞれの味を出してくるのは2話から


アサルトリリィとシグルドリーヴァの共通点は多い

どちらもオリジナルアニメというのがデカい

そもそもオリジナルアニメでないとなかなか力を入れて見ることが個人的にはできない


設定もある程度似通っている
人類の敵と選ばれた美少女が戦うあたり

王道のドイツ語設定

2話からそれぞれの持ち味が分化していくんだなと感じた


それでは、今宵のグランギニョルを始めよう

メルクリウスのおかげでドイツ語設定にはなかなか詳しいです

バルムンク、ダインスレイフ

主に北欧叙事詩からネーミングを取ってますね

ダインスレイフと聞いて思い浮かぶのがシンフォギア

思えば、ゆゆ様の立ち位置はシンフォギア 一期の頃の翼によく似ている
奏を無くして、離別の恐怖をこれ以上味わいたくないから孤独を貫く翼

ゆゆ様も似た心理なんでしょう




さて









このアニメの何がいいかって




それは





登場人物がみんな百合、中にはガチレズばかりだというところ!!!


あらー

キマシタワー!!!


あれ、おかしいな

自分はそんなに百合アニメ好きなはずじゃなかったんだけど


ゆゆゆで門を開かれて、やがて君になるで深淵に触れて



気づいた頃には




百合っていいよね!




となってしまった



いや、なんでもかんでも百合だからいいってわけじゃないんだ



このアニメの百合の描きかたが素晴らしすぎる


まずシュッツエンゲル

前回、感想記事で訳した通り守護天使。姉妹契約の契り
とされている




その関係性が


イイ



上級生は「◯◯様」呼び

下級生は「◯◯さん」もしくは名前呼び



その関係性がイイ



ああ、なんだろうこの


「お姉さま」と妹を慈しむ姉のなんとも言えない神聖不可侵さ

神々しさ


なんだかいい


練習場で二人のシュッツエンゲルが訓練していましたが
訓練後に当然のようにベタベタしてくっつく絵面


なんだコレ



最高じゃないか



楓さんはガチレズだし

あらや?さんもレズだし


ふみさんもすぐ鼻血出すし



なんだコレ



レズしかいない



ここは天国か?


なんだかよくわからない秘密の花園




その設定にやられただけじゃない



さすが、天下のシャフト



脚本が、演出が


神がかっている



りりがゆゆ様に木漏れ日のなか「ごきげんよう」とアプローチするあのシーン

美術センスがヤバイ

吹き荒ぶ風、木々から差し込む光、流れゆく落ち葉が二人の距離感の遠さ
物理的そして心理的距離の遠さを描き

2人がまだ、分かり合えない事をビジュアルで描いている

作画枚数の多さと描きこみの丁寧さ
シャフトが全力であのシーンを描いた


そして、2話ラストでゆゆ様がりりのシュッツエンゲルの申し出を受けたことも、描き方としては新鮮


凡百のアニメならシュッツエンゲルになる道筋を描くにあたって
2人の距離を埋めていくイベントを用意させて、最終的に共同で難敵を倒して最後に距離がぐっと縮まりシュッツエンゲルになる

という描き方が大抵のオリジナルアニメのテンプレ


だけど、このアニメはもう2話目からわかりやすい王道から外しにきている

まずシュッツエンゲルの申し出を受ける


ゆゆ様も頭が硬いわけではない
楓にビンタされたことにより冷静に自分を客観視する機会ができて申し出を受ける事を選んだ

選んだ上で突き放す気はマンマンなんだけども

避けれたはずのビンタをあえて受けたのは
自らへの戒め、罰を求めての振る舞い


ゆゆ様は色々拗らせている事が窺い知れる


そんな他者へのATフィールド全開なクール系お姉さまを
純真無垢な天使が徐々に距離を詰めていき、心の壁を溶かしていく

最後には2人の距離はゼロになり心が溶け合い混ざり合い

真実の親愛によるシュッツエンゲルになる未来が数話後に幻視できたからこそ


うわこのシュッツエンゲルって設定すごくいいなぁ

と思ったところです


ペアとしての物語、ドラマを転がしていく上でこういう設定って凄く大事なんです


ロボットモノで言えばエウレカセブンのレントンとエウレカ
ドミニクとアネモネの恋愛を描くにあたって
ニルヴァーシュを「複座式」の設定にした部分


複座式


めちゃくちゃいいよね、、、


コードギアスも蜃気楼が複座式でルルーシュとccがそこにおさまったように


なんというか
2人の登場人物のドラマを描く上で

ペアでなければいけない必然性の設定があると
それを軸にドラマが転がしやすくなる


エウレカセブンで言えば、ニルヴァーシュの複座式に対してジエンドのパイロットスペースはアネモネただ1人

メカニックバレエだったかな

物語後半にドミニクが航空機から決死のダイブをして、ジエンド
ひいてはアネモネのパーソナルスペースに心を届かせる為に行ったあの行為


凄く良かった


あのシーンはレントンエウレカの複座式、密着した心の距離という対比があったからこそ
孤独に落ちたアネモネのもとに死に物狂いで迫るドミニク
という構図が出来て


だからこそドラマが響いた


ああいうペアであることの必然性を複座式で演出したからこそ、単座のアネモネを救う為に無理やり2人の空間を作るためにダイブしたドミニクが引き立った

あの瞬間にアネモネとドミニクはエウレカとレントンのペアに並んだ


なんというか



ドラマを作り出す上でそういうペアになる為の設定ってのが凄く良い


エンディングを見れば分かるように、りりとゆゆ様はもの凄くベタベタど百合ん百合んな関係になる事は間違い無いんですよ


今、2人の間には壁があるが

それをどうやってなくしていくんだろうな、と


そういうのを妄想するだけでなんだかもう幸せになってくる



ああ








百合っていいよね


百合作品特有の複雑な人間関係の描写や、耽美的な演出がいい


今気づきましたが

主人公の名前は「りり」
ヒロイン、というかエルダー、というか主人公にとってのお姉さまの名前は「ゆゆ」


2人合わせて「ゆりゆり」
つまり百合百合



たぶん百合から2人のネームを取ったんだろうな、と


あとEDのedel lilieが良すぎる

歌詞を見たらゆゆ様視点である事がわかる


歌詞からゆゆ様とりりと銀髪セイバーを巡るドラマが80%くらいの精度で視えたので

時間が取れたらED歌詞の考察記事を書きます



自惚れてますが、EDの歌詞を見れば展開がだいたい視ることができます



ちょっと調べてみたらこの作品、実はドールの設定が原作な模様

ドールを販売するにあたって細かく設定が作られていて
そこから小説や舞台などに派生

むしろ本体はドールで、最近になってアニメやソシャゲなどで大々的に広がっていったと


てっきり、ソシャゲ連動タイプのオリジナルアニメかと思いきや


むしろ、中二病満載の設定が本体な感じ

敵のヒュージはギガント級やアルトラ級などのボスクラスも存在

アルトラ級はファフナーのフェストゥムでいうところのアザゼル型みたいな感じでだいぶヤバそう



色々な設定があるみたいですが、ゆゆ様の特殊技能の「ルナティックトランサー」の厨二具合が良い

スーパーサイヤ人化、覚醒状態、精神性を保ったままの狂化状態みたいなものらしいが

強く依存する相手が必要でありこの能力の持ち主は精神的に不安定、らしい

つまり、特殊技能の発動条件が極度のヤンデレという


ゆゆ様はかなり拗らせてるからヤバそう

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