たきゆの徒然日記

ゲーム、アニメなど趣味を書いています
好きな作品はMGS、COD。Fate、勇者であるシリーズ、ヘブバン

勇者史外典 書き下ろし 全て世は事もなく 感想

2021-12-02 01:00:00 | 勇者であるシリーズ 外典
「全三章で出てきた登場人物はすべて登場します」




いやまぁ、普通に登場させようとしたらその時間軸以外は描きようがないんだけど
冒頭から中盤までは見事な叙述トリック


そしてやはり、烏丸先生は言峰綺礼で高奈が衛宮士郎に見える

最後に烏丸先生が茉莉に「幸せか?」と問うシーンはHFラストが被る


烏丸先生は、自分が普通でいられないことをある意味で嘆いていて
普通である事を羨んでいた

自身の在り方のベースが悪であり、善でいられる事を羨んでいた言峰に被る

愉悦部が趣味なところまで


でも個人的イメージは空の境界の橙子さんだったりする



勇者や巫女、大社の職員は異常者の集まり


これを思い出しました




誰かのために命を賭ける

その「誰か」が自身のよく知る人物であるならば、まぁわからないでもない

しかし、勇者や巫女たちは自分の愛する人のためだけではなく
見ず知らずの他人を守るためにも命を賭ける

この感情が理解できないのだろう烏丸先生

同時に、そういった動機に憧れてもいた


FGOの話に脱線しますが
実はベリルは烏丸先生に近かったんだろうなと

自分には無い、無垢なる善性
それをマシュに見出したからこそ、彼女を神格化して敬愛と崇拝の対象となった
指ポキは、マシュはどこまで穢せばその無垢なる瞳に憎悪などの負の情念が灯るのだろう?という一種の試しであり
しかし、穢れることのないマシュを見て、さらにベリルにとってのマシュは神格化され
同時に壊す事でしか他者への感情を表現できないベリルの不器用さの現れでもあった。と解釈しています

オベロンに黒幕ムーブを奪われて尺まで取られて、雑に処理された感じはしますが
ベリルの不器用で屈折したマシュへの愛情表現は好きだった


脱線終了



烏丸先生は相当屈折した人間ですが、勇者や巫女や「普通すぎる異常者」である茉莉の異常性の前には霞んでしまう異常者かもしれない
と烏丸先生自身も吐露


だけど、烏丸先生は自分を異常者だと断じれる部分が本物の異常者との違いなんだろう
異常者は自分の事を異常者だと自覚できない

烏丸先生は、倫理の最後の一線を超えないように常にブレーキを用意している
そこが真の異常者との違いなんだろう


普通でいる事に憧れて、普通でいたい
それが烏丸先生の本当の願望だったのだとは思う

普通である事を恐れて、イレギュラーである事をよしとする
実はこれは、普通を望みつつも普通でいられないから「異常を好む」というそれらしい理由を見つけてそれにすがってアウトローでいる、一種の逃げ。なんだろう



普通ってなんだ?異常ってなんだ?
と考えると普通がゲシュタルト崩壊して思考が迷子になる


普通と異常の談義については、作中では茉莉が答えを提示したように思う


普通、異常。その境界は時代や環境。立場や状況によりまるで風向きのように変わる
普遍的なものではなく、相対的なものであり
ある人にとっての普通はある人にとっての異常であり、そこに明確な線引きはない



そろそろ普通がゲシュタルト崩壊してきたのでここらで終えるとして


マリンドームの慰霊碑にあった、横手すずの伏線が回収


柚奈の逆手について

柚奈は因子持ちなのか因子なしなのか

これについては個人的には、因子無しを推します


タカヒロさんは因子の濃い薄いとかを確か以前のインタビューで言ってましたが、はたして、、、



柚奈に関しては、生まれてくる際にたまたま逆手を打って
たまたま親が夕奈と名付けようとしていたがために誕生した友奈なのではないか?


cvがぱるにゃすではないのは、因子持ち因子無しの談義にはあまり関係はないとは考えます

あれは単に、ドラマCD展開などのメディア展開やゆゆゆいで登場する際にも
両方ぱるにゃすだと聴く側が混乱してどっちが喋ってるかわからない。ってのを回避するために分けたのではないかと


しかし、個人的には柚奈は因子無し説を推すので
cvがぱるにゃすではないのもその説の後押しにもなる?



柚奈のゆゆゆいでの武器はアレしかないよね〜。ということで決まったようですが
アレといったらもう、チェーンソーことチェンソーしかあり得ない!


タカヒロさんはチェンソーマン好きだっただろうか?


上江洲さんはチェンソーマンが大好きみたいだから、製作陣の間で「この漫画面白いよ〜」という布教とかがあって
そこからチェンソーが武器にも多少後押しになってそう


明確に断言されてはいないですが、製作陣の好きなものやトレンドが勇者であるシリーズの本編に反映されていたりする

友奈の初変身はタカヒロさんが好きな?仮面ライダーオマージュだし
わすゆの戦闘はモンハン意識していたり
夏凜の冷蔵庫の「わー!水しかない!」は実話だし
赤奈が筋肉バカなのはもしかしたら岸監督絡みかもしれないし
くめゆの「◯◯船 健在」はトップを狙えオマージュだったり


あらゆる作品からのオマージュが節々に感じられるのも勇者であるシリーズならでは



烏丸久美子は巫女でない 5話(最終話) 感想

2021-08-30 01:24:00 | 勇者であるシリーズ 外典
烏丸久美子は完全に言峰綺礼であり




それ以上に「友奈」という存在は衛宮士郎だった





善悪の天秤ってそういう…


烏丸久美子、横手茉莉、高嶋友奈

この三者は全く交わることのない組み合わせだというのが良かった


烏丸久美子と高嶋友奈は対極に位置する存在であるとともに、同質の存在でありベクトルが違うだけの存在でもある

このあたりがまさに、言峰と士郎の関係性と同じ

茉莉は高奈と同じ属性の存在であるように見えて、大きな隔たりが存在する
どこまでも一般人だった茉莉


今回のかくみにより、勇者であるシリーズに登場する勇者や巫女が「異常者」の集まりであったことが露呈した


一期の頃からは結城友奈も「だって私は勇者だから」に見られるように
一部ではエミヤ系女子だとか言われていた


今回、混沌とする世界を必死で生きる一般人を描く事により、どれだけ友奈の生き方が「外れている」か浮き彫りになった

芙蓉友奈は勇者でないは平穏な世界を舞台にした一般人の生き方を描いた


一方、烏丸久美子は巫女でないは混沌とした世界を舞台にして一般人の価値観を描いた


面白いことに、高嶋友奈の本心が烏丸久美子は巫女でないでは描かれていない


高奈という人間の考えは、のわゆ内の描写にて汲みとれということだろう



だけど、高奈の生き方っていうのは実はシンプルだったりする

自分が傷つくよりも、他の誰かが傷つくことが嫌だ。と嘆く
ただの普通の女の子


だけど、それは「普通に」考えたら異常なのである

そんな生き方はフィクションの中でしか存在しない


ある意味、そうあるべきとして容認されて
それが当然だと受け入れられている
ヒーロー漫画のヒーロー性にメスを入れにきたのがかくみである



しかも、高奈のヒーロー性は特に異常である

自分を犠牲にしてでも、誰かを助けたい。という考えは、その「誰か」が家族や友人や恋人であるなら

ある意味、当然な考えとも言える


友達を助けるために自分を犠牲にするのは、言ってみれば「普通」なのである

横手茉莉がその普通の体現者


高奈が異常であるのが、誰かを助けるの範囲が
見ず知らず、手の届く範囲外。自分には見えない範囲にまで及ぶところである


もはやそれは人間といえるのか?



フィクションの登場人物の思考として考えるなら、まぁそういう考えもアリか。で終わらせる事もできる


だけど、勇者であるシリーズの常として登場人物の価値観や思想はリアリティに基づいた設定で組み立てられており

友奈以外の勇者は心理描写に納得のいく描き方が多いけども


友奈はちょっと常軌を逸しているのではないか



いやいや、友奈だって普通の女の子なんだよ。というフォローのもと作られたのが実は2期ではあるものの

二期では「無理せず自分も幸せであること」が結果的に自分と相手の幸せに繋がるのだと気付けた友奈ではあるが




かくみを通して、改めて友奈という人間の奥深さ
構造の深さが垣間見えることになりました

人類愛という簡単な言葉ではとても片付けることはできない



烏丸久美子は巫女でない 4話 感想

2021-06-30 01:56:00 | 勇者であるシリーズ 外典
面白い




いや、面白い!



勇者史外典で1番面白いシリーズになっている烏丸久美子は巫女でない




まさかの、、、いやとうの昔から明らかだったけど
烏丸先生は愉悦部所属





今回のラストで本性を表すために、今回は地の文で徐々に烏丸先生の本性がヒートアップして描かれていきますが

そのボルテージの高まり具合の描き方が上手い

1〜3話まではだいぶおさえられていたんだな、と



しかも茶髪を実はメンタルブレイクさせてました
楽しかったです。てへぺろ^_^
と、叙述トリックまで用いて暴露させてきた烏丸先生の暴走っぷり


今回の外典のラスボスは人間である
第5話で登場する敵はバーテックスではなく、ラスボス烏丸久美子


ここまで明確に「人間」を悪として、敵として描きにきたのは実は勇者であるシリーズでは初めての試み

及川さんだとか、高知村だとか
悪い人間はわりと描いてきたが、それは環境が作り上げた悪


当人の人間性から生じた純粋悪を描きにきたのは勇者であるシリーズでは初の試み



高奈の「偽善」が浮き彫りになるのも良い



そして、純粋善として烏丸先生の対極の存在だった茉莉




普通である事を好み、普通であろうと願う茉莉と
普通である事に耐えられず、混沌を願う烏丸先生



愉悦部もとい言峰綺礼のような人間性に近いかもしれない
いや、でも言峰とも違う


烏丸先生は善でも悪でも「どちらでもいい」

それが普通でなければ、退屈のしないものであれば「なんでもいい」

そこが善悪のベクトルが真逆を向いており
善を嫌い悪を好んだ言峰綺礼との決定的な差



型月作品に被って見てしまいますが

今回、烏丸先生は黒服の取り巻きを先制攻撃で戦意喪失させて場の空気を支配しましたが
あのロジックは「空の境界」の矛盾螺旋の主人公の巴が不良2人とのストリートファイトで勝てた理由を明かすシーンに被りました


要は、敵は自分を殺す気はないから。先に自分が敵を殺す気で動いたら相手は怖気ついて動けなくなる。という


それを、実際に出来るのが烏丸先生という異常



第5話はこのシリーズが描こうとしている「善悪の天秤」というテーマが明らかになるでしょう


烏丸先生は茉莉こそが自分の対極であり、高奈は自らのエゴから善を為す偽善者だと見誤っていると思いますが

実は高奈も相当な純粋善である事に気付かされる
高奈の「勇者性」を目の当たりにするからこそ烏丸先生は改心、、、はしないだろうけど
考えを改めさせられるに至り四国へと大人しく向かうようになるんだろうな、と


高奈は烏丸先生と茉莉から、高奈の在り方は自己犠牲だ。と指摘されます


だけど、当人としては
場の空気が悪くなると居心地が悪い。居心地が悪くなるのが嫌だから頑張っているだけだ。と自分自身で偽善だとわかっているからか力無さげに呟く





そも、勇者とは?
これは勇者であるシリーズの根底に連なるテーマではある



のわゆでは、高奈は最後の戦いで
なぜ、戦うのか。という自問に対して

「勇者だからだよ!理由なんてそれだけで十分だ!」と発奮しますが

(自分の中で、のわゆアニメ時に見たいシーンランキングベスト2)


あの時になってようやく「勇者」に至ったんだと思います


あの時は、自分の戦う理由は
四国に生きる人々の笑顔を守りたいから


と完全に理由が外側に向かっていた


実は、そこに至るまでの戦う理由は全て内側に向かっていた

不和を恐れて、身を犠牲にして。時にはピエロを演じて自己犠牲によりみんなを守る


それだけでも十分に、純粋善と言っていいんだけど

そこにややこしさを生じさせるのが友奈という人間の複雑なところ



5話がどういう風に話が転がっていくのか楽しみです



しかし、黒服たちによる茉莉ちゃんの薄い本案件(ゲヘヘ のヤバさよ


烏丸先生(おっ、面白いことになってるな〜)と様子を伺う烏丸先生の愉悦部っぷりたるや










G'sマガジンの感想へ



ゆゆゆい製作スタッフ間ではインターネットやSNSの話題が製作の参考になったりだとか

ワザリングハイツさんとかファンがワザリングハイツワザリングハイツ言うから製作側ももっとワザワザさせようとなっている良い例ですね

二ツ森さんインタビューによると、大満開の章のアニメと時間軸を連動させて勇者や巫女を出していったりしたいそうですが

この「時間軸」が自分の考えている期待通りの意味だった場合

のわゆアニメ化に合わせて、例えば三話の白鳥歌野は勇者であるに合わせて1週間限定でUたのん、URみーちゃんPUをする。だったり
年末の特別なURはアニオリ登場予定の玉藻ぐんちゃんに合わせたりとか期待していいんですかね?



いやいや、普通にアニメ三期は勇者の章以後の時間軸の話で
その中でのアニメとの連動って可能性もありますが、、、

ちなみに自分は1年半くらい前からUたのんはしうゆアニメ化に合わせてくるのかな。と思ってます




色々妄想の量がヤバいですが、大満開の章はのわゆ含めた全部のせアニメ化ではなく
普通に勇者の章後の話かもしれないので


「あえて」妄想放出を控えてますが、もし仮にのわゆアニメ化が確定した場合はそれはもうエライ事になると予告しています



単に予想が外れてのわゆアニメ化しなかった時が恥ずかしくなるからという理由で妄想を控えていたりもしています





そういえば、かくみ



5話の内容次第だけど
幸福の王子


王子が高奈でツバメが烏丸先生かな〜と思ってましたが

もしかしたら茉莉が王子で高奈がツバメなのかもしれない


烏丸久美子は巫女でない 3話 感想

2021-05-28 01:32:00 | 勇者であるシリーズ 外典
の前に、ちゅるっとの予告感想










うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!



本編きたあああああああああああああ



こういうぐんちゃん回が欲しかった見たかった

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


まさかの、ぶらっでぃあびす回!!!!

しかもぐんちゃんがプレイしてるゲーム機は今や製造終了になったVITA!

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

樹海の記憶うううううううう!!

うおおおおおおおお!!!




早く9話が見たい、、、

9話見たら下手したら泣いてしまうかもしれない

これ、絶対アレだ
色のない世界。唯一の色彩を放つのはゲーム機の画面だけだったけど
「ぐんちゃーん!」の呼び声に顔を上げるとカラフルな高嶋さんが目の前にいて
高嶋さんだけじゃなくて丸亀城組が続々現れて、灰色だった世界が一気に色鮮やかになるヤツ


もう絶対に泣く


これ、コロナ無かったら三期とちゅるっとは同じ枠で三期終了後にミニアニメ90秒で癒しにくるパターンだったと思うんだけど

個人的予想の三期のわゆアニメ含む説は未だに健在

その視点から考えると、ちゅるっと9話放送時期ってちょうど三期9話がのわゆだったとしたらぐんちゃん物理散華回の前後くらいだと思うんだけど

そんなところにちゅるっと9話ぶつけてくることを妄想したら破壊力がヤバすぎてエグい



ちなみに、もうじき6月にもなろうとしており大満開の章が10月スタート
三期までもうおおよそ4ヶ月と少し

ここまで徹底的に三期の情報が秘匿されているのは意図的でしょう
公式サイトはおろか、pvすら無し

まぁ勇者の章もpv公開はテレビ放送開始数週間前であり
東郷さん消失ネタを隠してましたが



そろそろ大満開の章の情報公開はありそう


その契機は、ゆゆゆい4周年ニコ生
これは今年はあるかどうか微妙だけども

もっと可能性が高いのはおそらく大満開の章 ニコ生特番

ちゅるっとは1クールアニメ?っぽいからちゅるっと放送終了あたりで三期用のニコ生特番ひらいて、どじゃーんと公開されそう

そして、ファン感謝祭でついぞなし得なかった
サプライズゲストの大橋彩香さん登場からののわゆ声優総出演で大満開の章の目玉ののわゆpv公開とかありそう


分割2クールと予想しているので1クール目はのわゆが目玉
2クール目は赤嶺やくめゆもある?


ゆゆゆいで赤嶺友奈の章が1話だけ公開されてあれから神世紀72年のシナリオが完全に止まっている

これは赤嶺の時代のテロは当初はゆゆゆいで赤嶺の章として描く予定だったけど、予定が変わってアニメで描くことになったからだ。と読む

もうじき赤奈の趣味がダンスであり、一目も憚らずに公園でいきなり踊り出したりするキャラだって設定を覚えている人もいなくなるんじゃないかってくらいに風化されがちな赤嶺友奈の章

かくいう自分も、今月のgsの赤嶺友奈の章の紹介記事で思い出しましたw

鏑矢の設定とか、師匠が若葉様だったり、弥勒家が凋落したこととか、テロのことが一切語られないままに

72年には未着手なままゆゆゆいはシナリオが進み、挙げ句の果てに天馬美咲やら法花堂姫やらの新キャラまで出ますからね

大満開の章では、みさきちや姫とかももしかしたら絡んできて
今までの展開が有機的な繋がりを持つんじゃないか、とワンチャン予想しています


だってね
ゆゆゆいのきらめきの章の展開をメタで読んだときに
中立神の巫女にわざわざ新キャラを出す意義が実は無いんです

みさきちも姫も一般人な為に、それこそきらめきの章で中立神の意思を伝達するストーリーテラーとしてキャラクターを配置するだけなら
その役回りは実はリリ奈と柚奈でも構わないことになる
リリ奈、柚奈にその役回りをさせることで、違和感なく外典のキャラをゆゆゆいに導入できることになるし


つまりは、みさきちと姫という新キャラが出てくる必然性があるわけで
そこを紐解こうとすると、それも大満開の章に繋がるのでは?


でもこれはいくらでも出来る机上の空論であり
元も子もないことを言えば、「意味はない」のかもしれない

つまり、うがった見方をすれば今はやりの声優である鬼頭さんとファイルーズあいさんを呼びたいが為に用意された新キャラという可能性もある

いや、そもそも。きらめきの章でみさきちと姫というキャラクターだからこそシナリオを動かせる、というような重要な役回りのキャラなのかもしれない


空想に空想を重ねすぎると詭弁にしかならないので、ここらで控えておこう




10話も面白そうな内容で、東郷さんが泉に大切なものを落とすらしい
すると、泉の中から泉の精(弥勒さん似)が現れて「あなたが落としたものはなんですか?」と聞いてくる
ぐんちゃんとレンちも近くにいて、、、

という話らしく
十中八九、落とした大切なものは友奈ちゃんで、いろんな友奈ちゃんが変わるがわる出てくるんだろうなと
ワンチャンでリリ奈とか出てきそう?



ゆゆゆい4周年は棗、銀、夏凜、と高嶋さんのSRが魅力的



というかこの友奈ちゃんは色気が凄すぎる
この妖艶さは高奈だろうな、ということで高奈と予想

次のページめくったら友奈ちゃんは普通に樹、あやや、小園と一緒に写っていたので

あの妖艶な友奈は高奈確定





かくみ3話感想





烏丸先生は相変わらずにやべー奴

烏丸久美子は人の心がわからない、、、
数字やロジックで人間の心理は理解しているけども、その感情の機微が心に響かないタイプの人間


草食系男子、とはまた違うが
無感動人間を中二病方面に進化させたタイプか



勘のいいガキは嫌いだよパート2発生
またもや、ルリちゃん。行方不明の女の子が見つからないのも、それはそれで愉しいな。とニヤついていたのを茉莉に指摘される


こんな感じに笑っていたのかもしれない


ラストで烏丸先生は茉莉に「お前は故郷に帰りたいか?」の問いに対して茉莉は「日常に戻りたい」と返し
烏丸先生は「そうか、、、」と空を見上げます

その裏にある本心は「私は帰りたくないよ、日常に」
なんでしょうね



なんとなく、今回の話はfateを思い出す

主に、衛宮士郎の正義の味方に対する考えについてを


かくみのテーマは、善悪の天秤
ということですが
そのテーマに対するかくみの最終的な解はおそらく「善と悪は数値で計れない」ということなんでしょう


善は善でしかなく、悪もまた然り

二つの善行を重ねたからといって、一つの悪行が帳消しになるのではなく
天秤が善に揺れるわけでもなし

そういうことを4〜5話で解きにくるんでしょうが
オスカーザワイルドの幸福の王子をどう物語に絡めてくるか

シンプルに考えるなら王子は高奈(茉莉も含まれるかも)であり、ツバメは烏丸先生である

王子の善なる心に触れることでツバメにも暖かな変化が訪れる

ことを示唆しているが、はたして烏丸先生に心変わりがあるものかどうか



脱線しましたが、なぜ今回でfateの衛宮士郎を思い出したかというと
衛宮士郎の正義の味方としての動機が、今回の茉莉のルリちゃんを助けたいという動機に被ったからです






実は今回、精神的に異常だったのは烏丸先生だけでなく茉莉も価値観がおかしくなっていた

ルリちゃんを助けたい、と最初に思いたった動機は
「この身は誰かの為にあらねばならない」という強迫観念に由来する、命の算数だったからです


ルリちゃんだから助けたい
ではなく、自分のせいで両親が死んでマイナス2になったから「誰か」を助けてプラス1カウントしたい
という



まぁ、異常事態において価値観が崩れてまともな思考が出来なくなっている
ましてや、トラウマにより動転している小学生に冷静な思考を強いるのも酷な話ではある


だけども、冷静に俯瞰して茉莉を見た場合に
あれ、ちょっとおかしいぞ。って事になっている

それでも年相応の道徳観はあるから、人間の思考としておかしくはないが


3話においても、命の価値は算数ではない。と他ならぬ烏丸先生に諭されましたが



かくみは残り2話
おそらく、四国にたどり着くまでのドラマが描かれる
次回か次次回で高奈の「勇者としての在り方」に烏丸先生がメスを入れそう

烏丸久美子は巫女でない 2話 感想

2021-04-28 02:20:00 | 勇者であるシリーズ 外典
その前に、大満開の章最新情報


放送日が2021年 10月!!!


新たなキービジュアル大満開奈に寄り添う奥さん東郷さんのビジュアル公開
この立ち絵は本当に夫婦にしか見えない


しかし、相変わらずキービジュアルから三期の内容の詳細は直接的にはわからないようになっている

gsマガジン編集ライターの人も書いているように「いつの時間軸の話なのか」という

大満開奈は神樹と友奈の満開がミックスした結果であり、二期最終回後は神樹の消失からも友奈は大満開はおろか満開すらできないはず

となればやはり大満開の章の時間軸は二期最終回以前で間違いない?



ちゅるっとの4〜6話の予告もありましたが、4話はタマによるマウンテン回

見事に巨峰キャラしか登場しない温泉回である!


そして5話はワザリングハイツ容疑者による幼女を集めたお泊まり会!

ついに、動画配信サイトなどでコメントがワザリングハイツで埋め尽くされてしまうようになるのか、、、

小学生3人とハイツ、亜耶ちゃん、樹という幼女みたいで可愛いよ組である


6人に対して布団が5枚しか引かれていないのは
さすがハイツ。冴えている!!


6話はうたのんによる反逆のソバwithラーメン、ソーキソバ回+大天使アヤエル降臨回か




そして、なんと!!!


ゆゆゆいに新たな巫女が2人登場!!!


おかしい、新展開が最近あまり無かったから今号は新情報の開示の嵐で情報が洪水のように流れてくる


ちゅるっと放送を契機にコロナ禍で停滞していた展開が再び動き出した?




新巫女は神世紀168年の金髪と銀髪巫女追加!!

天馬美咲に法花堂姫



また、僕っこだと!!?ッッッッッッ




僕っこセンサーがまた反応してしまう


しかもたいそうなぼたもちを持っている

天馬美咲というぼたもち僕っこに期待


どうやら中立神の巫女として敵として出てくる模様


しかし、勇者であるシリーズの常としてシリーズに出てくる勇者と巫女に「絶対に」悪い子はいない

という掟があるために、赤奈同様に後で味方になるパターンだろうな、と


神樹がそもそも勇者と巫女を選んでいるわけで、基本的に彼女たちは「良い子」しかいない



そして僕っこの銀髪巫女の声優はねず子であり、金髪のギャルの声優はなぎこなのである


(注意、ねずこー竈門禰豆子【鬼滅の刃】。なぎこー清少納言【FGO】)

ファイルーズあいさんのギャル演技の上手さはなぎこで保証されている
見た目完全にギャルの遊び好きで趣味は動画投稿という、the女子高生。神世紀のパリピが約束された金髪巫女なのである



きらめきの章 最新話で登場予定であり配信は5月という新展開の嵐


神世紀168年からの登場という、100%ゆゆゆいオリジナルになりそうな新キャラ



あと、今月のタカヒロさんコーナーの黒歴史暴露大会が面白かった



以下、かくみ2話感想





烏丸先生、中二病であった!


いや、中二病なんて安易なカテゴライズは相応しくない
烏丸先生の人間性はおって考察する必要がある


そして、予想以上にクレイジーなお人でもあった



今回も冒頭は幸福の王子を引用しています

前回も引用されていたので、どういった童話なのか簡単な翻訳文を読みました


王子が高奈であり、ツバメが烏丸先生なのは間違いない


悪を知らない善良な王子が、負の情念に溢れた社会に触れた際にどう動くのか
そして、その現場に携わるツバメの感情の変化を描いた物語

一歩踏み込んで考えた場合に、王子の善性は純粋培養された善である。という事を留意しないといけない

王子は銅像としての意識を持つ前。つまり死ぬまでのあいだ、一歩も宮殿から出る事なく、美や善に触れることしかせずにケガレや悪に触れることなく死んだ

つまり、銅像になった後の王子の善とは「それしか知らぬがゆえ」育まれた善である

それに対してツバメは善悪に塗れた俗世を渡り歩きそして王子のもとにたどり着いた

そんな善も悪も知るツバメが、王子の心に触れることでツバメの内心が変化していく


そういったお話なのではあるが、その構図は友奈と烏丸先生にも当てはまる



三章のテーマは、善悪の天秤


この海外ドラマや映画めいた、今までの勇者であるシリーズらしからぬ異質さは好きです


もともと海外映画は好きで良く見るので、終末モノであったりポストアポカリプスものでよく見るシーンが今回もある


前回はミストを想起しました


黒シャツが時限爆弾と化しているのが面白い


ゾンビ映画とかでもよくある、逃避行する上で派閥が出来上がり殺し合いの対立にまで発展しかねない一触即発感
そういった雰囲気が面白い


最近は、君と世界が終わる前に。だったかなタイトル
B級ながら頑張っていたドラマがなかなか面白かった


今回、烏丸先生が明確な殺意を持って黒シャツを殺そうとしたのが面白い

その殺意は単純に感情によるものではなく、合理的に考えた結果「コイツは不要だ」と思った末の行動であったのが常軌を逸している

事故に見せかけて消そうとしたあたりがなかなかイイ



烏丸先生は先天的に価値観がズレてしまっている人間である


他人が尊いと思うものを自身が尊いと感じられず、その逆もまた然り


自身の感覚を他人と今まで共有できたことがない人間


他の創作物で当てはめると、いきすぎた場合fateの言峰綺礼やdies iraeのヴァレリアのようになってしまう


ただ、そこまで壊れた人間。というものでもない

むしろ、これは現代人の大半に共通する感覚でもある



これまでの人生で「何かに情熱を感じて全力をかけた事がない」

無論、即答で「自分は違う。自分にはコレがある」と自分自身をかけて証明できるレゾンデートルを持っている人間もいるだろう


だけど大半の人にその自身はないはずだ


なんとなく生きて、なんとなく頑張って、なんとなく死んでいく

いわば烏丸先生はそういった虚無さに嫌気がさして、全力を出せる自分を探すためにあれこれ荒んでいったタイプの人間だろう


物事を達観できるほど客観視し、それでも自身を未だ見つけられず

逆に、熱意のある人間と捉える事もできる


そういった、情熱の裏返しの結果として空虚さを漂わせる烏丸先生が
「勇者」である高奈に出会ってどう変化していくのか?

というのが、三章の本質的なテーマであると予想します

善悪の天秤というテーマはなかなかに面白そうなテーマ


正直言うと、三章が一番面白いです



そして、浮き彫りになるのが高奈。いいや、結城友奈も含めた上での

友奈の勇者らしさ


悪に晒されることで善が際立つ



もしかしたら、友奈が持つ勇者としての異質さ、歪さにメスが入るかもしれない



烏丸先生が今回、友奈に対して本質をついたような言葉を放ちます

「友奈。お前、友達が少ないだろ?」




考えさせられる言葉



みんなを大切にしているって事は、「誰も大切にしていない」のと同じことでもある


大切にする。という行為自体を大切にしてしまっていて、その行為の向かう先。対象である「行為を向ける相手」というのを見失っているのではないか



友奈は臆病な人間です


誰かに嫌われる事を極端に恐れる
誰かが嫌な目に遭うくらいなら、自分が嫌な目にあって誰かを救おうとする



「勇者」というのは創作の中だけのヒーローです
ゆゆゆ一期は友奈の勇者性を一本の軸として据えて、勇者である友奈がみんなを引っ張る形でシナリオが動いていった


友奈を勇者として描こうとすると、逆に友奈な間らしさが際立つ



面白い事に、友奈は一期よりも二期の方が友奈自身の人気が上がっている


自分も一期では東郷さんが一番好きでしたが、二期ではいつのまにか逆転して友奈が一番好きなキャラになっていた


二期は友奈の勇者性の欠陥にメスを入れて、友奈の弱さを描いたからこそ
人間としての魅力に拍車がかかったと思います



話が脱線していくので戻しますが、烏丸先生の「お前、友達少ないだろ」の言葉



これって的を射ていると思うんですよね

友奈って、友達は多いけど親友は少ないと思います
結城さんの方の友奈は親友は東郷さんだけ、むしろ東郷さんだからこそ友奈の親友になれた

東郷さんはめちゃくちゃ重い人だけど、友奈も同じくらいに重い
ぱっと見はすごく軽いのに、本人すら気づかないところで重い


すごく繊細な「友奈」


繊細だからこそ、高嶋の方の友奈もガラス細工のような美しさを持つぐんちゃんに惹かれたんだろうな、と



痛い、怖い、、、でも、大丈夫
強いから立ち向かえるのではなく、立ち向かえる心を持つから強い

思えば一期の頃から友奈のバックボーンは変わってません、二期で人気がファンの間でも見るからに高まったな、と感じるようになったのは
友奈が一度挫けてしまい、一期の頃に見せなかった弱さを見せたからなんだろうなと

二期の友奈はヒロインでありヒーロー

つまり最強!


そろそろ文章がまとまらなくなってきたのでまとめますが


実は「友奈」の勇者性は異質だよね

という話です

同じ、異質な者同士。烏丸先生も友奈の異質さに気づいていくのでしょう

乃木若葉は勇者である(上)

乃木若葉は勇者である (上)
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KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

鷲尾須美は勇者である

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結城友奈は勇者である1

結城友奈は勇者である 1 [Blu-ray]
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ゆゆゆ サントラ

TVアニメ「結城友奈は勇者である」オリジナルサウンドトラック
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鷲尾須美の章 サントラ

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