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たきゆの徒然日記

ゲーム、アニメなど趣味を書いています
好きな作品はMGS、COD。Fate、勇者であるシリーズ、ヘブバン

なれの果ての僕ら 19話 感想

2020-05-28 12:55:00 | なれの果ての僕ら
やはり、作品のテーマはSNSや匿名掲示板批判

こういう題材は好きです
だけどまだ三年A組の二番煎じは抜け出せない

ここから先がある事に期待



数ヶ月前にも書きましたが、コロナとこの作品は非常にマッチしてるんですよね


ネットニュースの詐欺タイトルで見る者に特定の方向性を持つように情報を提供
受信者は自分で考える事を放棄して、無駄な正義感で対象を叩く


その行為の根幹にあるのは「気持ちよくなりたいから」
正義は建前

正統性のある暴力行使により征服欲、承認欲求を満たされたい

例えば、世界はもっと悪で満ち溢れている

要はその悪が世間に知れ渡るかどうか


若い子風俗落ちの岡村、自粛期間にパーティする手越、もう忘れさられがちな沖縄に遊びに行った石原良純


テレビの視聴者はいわばターゲットは誰でも良い

叩く根幹にあった理由は今はもうなくなりましたが、コロナによる先行きのない未来を不安がって
そのストレスを解消するためのツールの側面が高い

加えて、自粛期間ということもあり皆が在宅
ひまな時間。時間を潰すツールはネット


言うなれば岡村や手越や石原良純は暇つぶしのおもちゃとして国民に消費された

それを仕立て上げた犯人は実はメディアではない
メディアの情報発信を受けて思考放棄してストレス発散のおもちゃとして考えた我々一人一人

加害者被害者関係ない

集合無意識、同調圧力それらが敵だと


なれの果ての僕らが説こうとしているのはこういう事

最近になって誰の目にもわかるようにテーマを全面に押し出してきましたが
自分は連載開始から数話でテーマにすでに気づいていました


ミキオは両親がマスゴミに殺されたとかそんなバックボーンだとは思いますが
もう一つ二つ奥行きがあって欲しいところ



ちなみに昨今のTwitterなどのSNSや5chなどの匿名掲示板を見てつくづく思いますが

ミキオが憎むようなバカばかりだなと感じて辟易します

個人が無秩序に容易に情報発信できる時代が到来し、情報はすでに飽和し氾濫している時代に入った
メディアリテラシー能力の高さが求められる昨今

若い子にはもっと道徳の勉強をさせて、悪でも正義でもいい

ねじ曲がっててもいいからもっと「自分の考え」というのを育めるようにすべき

なれの果ての僕ら 最新話 感想

2020-03-11 23:44:00 | なれの果ての僕ら
やはりというか、作品テーマの本質からしてなぞろうとしているのがドラマ三年A組

メタ的に読者をも役者に仕立て上げるように話が進むのだろうか
現状は三年A組の二番煎じ感が強いのでこの作品ならではのオリジナリティが欲しいところ

三年A組がSNS批判に帰結しましたが、なれの果ての僕らはマスコミ批判に話が向かうんでしょうね


面白いのが、今のリアルタイムでの我々の生活
コロナ批判ともメタネタでリンクする要素を感じるところ

ネットの住民は、マスコミは、バラエティ番組は、それを見る視聴者は、そして私生活を送る人々は

意図して意図せざるを問わず、コロナに向けて対策をする政府を批判します

面白いのが、もはや何をしても批判されるような空気感が出来上がっているところです

人間という生き物は安全圏から危険域を見るのが好きなんです
正統性を持って悪に暴力を振るうのが好きなんです
そういった正義の暴力にメスを入れてきたのがこの作品だろうと感じます

でも、それってもう三年A組が通ってきた道なんですよね
なぞるだけならただの二番煎じ
その先を期待します


たぶん首謀者のミキオはテンプレでいくなら、マスコミ(マスゴミ)に家族を殺された事により価値観が崩壊してしまった
人の倫理が崩壊する瞬間を直に見て「ああ、人間って結局こういう生き物なんだな」と「安心する為に」今回の騒動を起こしたはず


この「安心」がこの作品のテーマに絡んでくるはずです

人は何をするにしても「安心」したいんです
自分は隣にいる人と同じだと確認して安心したい
隣にいる人と「違う」。ただそれだけの事で隣にいる「同じ」人達同士に異分子として攻撃されるんです

人間は自分たちとは違うモノがいるだけで同じ者同士で徒党を組んで違うモノを攻撃する
ミキオの両親は違うモノだった。だから周りの同じモノ連合に攻撃され排除した

ってのがミキオのバックボーンのテンプレですね

だけどテンプレは面白くないんですよ
これ以外の理由が欲しいところ


正真正銘のキチガイになるには理由なんて必要ないってくらいのサイコパスでも良いのかと
しかしそれだとこの作品が説こうとしているテーマにそぐわない

だからミキオはテンプレかもしれませんね



ちなみに本当に価値観がズレているのはネヅではないかと予測しています


1話の死亡者予測がミスリーディングでなければミキオは物語中盤で死ぬはず
そこからはネヅが狂気の真ん中として君臨すると踏んでます


そもそも倫理の崩壊がテーマだからみんな獣のようになるんでしょうが、それなら死亡者の数が少なすぎる気がする


とりあえず今後も継続して追っていきますが、掲載順が後ろの方だからもしかしてアンケ順位は低い?
打ち切りレースがヤバイ?
過激な内容だから掲載順を後ろに持ってきている?



ちなみになれの果ての僕らはコロナ騒ぎと絡めて見れるので感慨深い



実際、コロナ騒ぎを楽しんでいる人ってね
やっぱりいるんですよ
自分の見立てでは日本人口のおよそ4割が「愉しんでいる」と思います


例えばそれは井戸端会議でも
40代の主婦同士の買い物途中ばったり出くわしての会話
「近所でコロナが出たんですって」「やーねぇ、○○さんがコロナに!?私たちも大丈夫かしら」


こういった会話があるとして、細かくその会話内容の言外の意図まで汲み取っていった場合
十中八九その会話内には愉悦が含まれているでしょうね
仮に、自分がコロナになればもう全然余裕なんてないでしょうが
自分がまだコロナに感染していない状況下においてなら、人はより危険に近い状況の方が自らの置かれてる状況を楽しめるんです

スリルは近いからこそ楽しい
そして安全圏からより間近の危険域を楽しみたい
石を投げたい
嘲笑いたい


人の悪性はコロナで測れます

あの政策は無能だ。安倍ヤメロ。コロナに感染したアイツは馬鹿だなどなど



昨日も無職、引きこもりの子ども部屋おじさんが両親を感染経路にコロナに感染したとしてネット上では沢山の嘲笑が生まれています
面白い事にニートまでもがコロナに感染したニートを嗤うんです

これってなれの果ての僕らが主張しようとしてるテーマの一端ともリンクしているんですよね


マスゴミ批判からさらに先がありそうですが、現状テンプレ通りでいくなら作品はそこ止まり

作品自体の底が見えた状態なんで、なれの果ての僕らにはもっとホンモノの狂気を見せて欲しい

今後に期待です

なれの果ての僕ら 1話 感想

2020-01-17 23:48:00 | なれの果ての僕ら
五等分の花嫁の立ち読みをしていたら面白い新連載がマガジンで始まってますね

首謀者のセリフは脳内で石田彰ボイスで再生
胡散臭いカヲル君みたいな感じでピンときました

おそらく触発されたであろう作品はテレビドラマの三年A組か


この手の猟奇サバイバルはけっこう好きです

序盤で目に見えてわかる伏線としては、主人公の彼女が今回の事件の発端の根幹に関わっているであろう事(これは直感で判断した部分が大きいのでハズレかも)
そして主人公のネヅ?は立てこもり首謀者と同等以上の異常性を抱えているところ。こっちは当たってると予想

二人を繋ぐキーワードは孤独でしょう
幼少期に周囲とズレた価値観を持っていた為にはたから見たら馴染んでいるように見えても上手く溶け込めていなかった二人

互いに異質な者同士だったからこそ、二人の関係は特別であれた


マスコミの凶悪犯罪の答え探しはどういった動機から行っているのか
その答えに真っ先に「安心したいから」と首謀者が期待していた答えを回答し、シンパシーを得たあたりで
あっ、これ主人公もあかん奴や、、、というのを直感しました


人の善性を測るのを始まりとして、人間の孤独へとテーマが動いていくのではないかと感じています

適当に直感した事を書いただけなのでハズレたら恥ずかしいですが、毎週追っていこうと思います
冒頭に事件の顛末を書いているのがミスリーディングする気満々で面白いですね
叙述トリックみたいな感じで死体の数の誤認ネタでメタで読者を騙しにくるんでしょう

五等分の花嫁は一花お姉ちゃんが1番好きでしたが四葉ルートで確定しましたね

五月がいきなり参戦してきそうな感じではあるものの14巻で完結らしいので四葉エンドで間違いなしかな?

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