むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

謝る男

2010年01月22日 17時37分22秒 | Weblog
謝る男は格好いい。


ワシントンポスト副社長はイラク戦争前、ブッシュ大統領が開戦の根拠とした「イラクが大量破壊兵器を保有している」とする情報が怪しい、とのネタをつかみながら、1面に載せなかった「失敗」を今も悔やむ。
ピューリッツァー賞にもっともかかわった男。器が違う。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100111ddm012040015000c.html



一方、謝りきれない人も……。
「私が反対していれば、イラク戦争への参戦を止められたかもしれない」
英国のストロー元外相は、イラク戦争の調査委に対し、当時の苦悩を語りながらも、参戦の判断は正しかったことを強調した。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100122k0000e030058000c.html

http://www.irna.ir/En/View/FullStory/?NewsId=911664&idLanguage=3


沖縄からも米海兵隊がイラク戦争に大挙して参加した。
日本は単に支持しただけではない。
間接的に殺戮行為にもかかわっている。

日本では検証するムードすらどこかへ行ってしまった。




外交だけでなく内政でもそう。
小泉政権時代に、規制緩和を散々煽った学者や官僚たちは、当時から危惧された格差の拡大について何の反省もない。

竹中平蔵・元金融相、大田弘子・元経済財政政策担当相……。

最近、また新聞各紙に登場し、何食わぬ顔して笑顔で経済を論じているのが不思議だ。



日本人の謝り下手は一体どこから来るのだろう……。
武士道? それとも男の意地?(でも女もいるし) 「水に流す」という文化?




当地イランは、保守派と改革派だけでなく、政権中枢の保守派内でも対立がひどくなるばかりだ。
「譲らない男」たちの衝突はたちが悪い。

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