むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

劣化ウラン

2009年07月15日 11時19分28秒 | Weblog
クラスター爆弾禁止条約を日本が批准した。
世界で14番目。
できるところから少しずつ……。



同じく劣化ウラン弾の被害も深刻だ。
被害が見えないだけに、より悪質だし、使う方は影響をどこまでも否定する。
「(WHOなどの)確定した科学的証明がない」

個別の証言や現地の疫学的データはいくつもあるのに、より高い権威の「科学」が否定する。
被爆国である日本の態度は、米国を気にかけ、これまた煮え切らない。



ベルギーはいち早く、クラスター爆弾も劣化ウラン爆弾も国の法律で禁止した。
たとえ現在の科学で厳密に証明できなくても、危険が起こる可能性を防ぐ「予防原則」を重視したからだ。

科学が問われている。一体だれのため、何のため……。


  ×   ×


イラクの小児がんの子どもの救済に動く日本イラク医療支援ネットワーク「JIM-NET」の佐藤真紀さんから、メールでテレビ出演のお知らせ。(転載自由)
http://www.jim-net.net/


■急なお知らせですが、本日7月15日、夜の11:15NHK BS1 「今日の世界」に佐藤真紀が生出演します。5月6日にバスラを訪問した際のお話もできると思います。是非ご覧ください。

◆イラク 小児がんの子どもを救いたい
イラクで小児ガンに苦しむ子どもが急増している。日本なら8割が完治するという小児ガンも、戦争で医療体制が荒廃したイラクでは、生存率はわずか2割。命が助かっても眼球や足を切除しなければならないケースが後を絶たない。WHOは、アメリカ軍がイラク戦争で使用した劣化ウラン弾の影響を指摘しているが、アメリカ軍は劣化ウラン弾とガンの因果関係を認めていない。イラクで医療支援を行っている日本のNGOによれば、いまだに劣化ウラン弾の攻撃を受けた可能性のある戦車の残骸が、地方ではそのまま放置されていると言う。こうした中、子どもたちを助けたいと、一人のイラク人医師が、信州大学で研修を受けている。日本の最新医療技術である遺伝子治療を学ぶのが目的だ。子どもたちを救うために来日したイラク人医師に密着し、知られざるイラクの現状を伝える。

出演:佐藤真紀(NGO「JIM-NET」事務局長)

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