◎2021年7月6日追記:「タキ35000 日本石油輸送」の再生産が決まりました
本日ご覧いただきまして厚く御礼申し上げます
私がこのブログの主、Kボーイでございます
このブログのタイトルにもなっている根岸線ですが、通勤電車の合間を縫って貨物列車が走ります。
ごく一部を除けば荷物は石油であり、緑色のタキ1000形が主役です。なのでNゲージで令和の根岸線貨物を再現するなら機関車とタキ1000が20両であれば十分であります
ここで時代を変えて国鉄時代から2000年ごろの貨物列車を再現しようとすると黒い石油タンク車が欲しくなります。
でも、欲しくなっても市場在庫が無ければどうしようもありません
そんな中、先日KATOが「タキ3000 日本石油」の再生産を発表しました。
それは喜ばしいことではありますが、
KATOでは他にも、
●タキ43000
●タキ35000
●タキ9900
●タム500
といった黒い石油タンク車が様々ありまして、大半は市場在庫がありません。
なので
「西落合の旦那、早く再生産を」
と言いたいわけですね
特にタキ35000のような汎用車が市場にないのは残念
こんなところで愚痴をいったところで、メーカーの人がこのブログを見る訳がないのですが…
一時期KATOさんの積極攻勢もありまして、これだけ揃ったわけですが、大半は久しく店頭で見かけません。店頭にないということは、中古市場で高値ですからね。急に欲しくなっても途方に暮れてしまいます。
今日はKATOが発売している黒い石油タンク車を取り上げたいと思います
なお今回取り上げる製品は単品に限ります
◎タキ43000
品番8013-7「タキ43000 日本石油輸送(黒)」
車番:タキ43182 浜五井駅常備
漆黒の流星、お馴染みのタキ43000です
仕様としては近年の姿です
KATOのタキ43000についてクドクド語った話は→コチラ
をご覧ください。品番10-1515「日本石油輸送(黒・青・シルバー)8両セット」の解説もあります
◎タキ35000
品番8050-1「タキ35000 日本石油輸送」
車番:タキ35537 郡山駅常備
葉巻型タンク体が特徴の20世紀の万能型、35t積のタンク車です
こちらは日本石油輸送仕様で常備駅も無難な郡山です
品番8050-3「タキ35000 日本石油」
車番:タキ35441 汐見町駅常備
コチラは日本石油仕様のタキ35000です
コウモリマークとカルテックスマークはちょっと不気味
常備駅は名古屋臨海鉄道の汐見町駅、日本石油をはじめ複数の油槽所があったそうです
なお、この仕様だけ化成品分類番号「燃32」標記がありません
◎タキ9900
品番8058「タキ9900 日本石油輸送」
車番:タキ49940 沼垂駅常備
異同径でフレームレス、玉ねぎドームのお腹ポッコリ系、
タキ35000より先輩の 35t積タンク車です
タキ9900自体は2005年頃に浜川崎駅のヤードで見かけた程度です
品番8058-1「タキ9900 日本石油」
車番:タキ29902 根岸駅常備
こちらはコウモリマークの日本石油仕様。
会社名表記が旧字体でより一層オールドな雰囲気です
常備駅が根岸駅なのがうれしい
品番8008-7「タキ3000 日本石油輸送」
車番:タキ13247 塩釜埠頭駅常備
ストレートなタンク体を持つ30t積車です。
実物は見たことがありません
KATOのタキ3000はロングセラーですが、社銘板や社紋類が印刷済みの製品が出たのはごく最近のことです
品番8008-6「タキ3000 日本石油」
車番:タキ13220 本輪西駅常備
今度再生産が決まった日本石油仕様です
品番8069-1「タム500 日本石油輸送」(2両入り)
車番:タム2988/タム10520 柏崎駅常備
2軸のタンク車で、KATO製品では唯一のタムです
セット品を除いたラインナップは以上です
タキ43000とタキ3000は金型としては古いもので、従来は付属の紙シールで対応していた社銘板と社紋を印刷済みとした製品です。対してタキ35000とタキ9900は21世紀になって作られた新しい製品です
その年代差は、
台車の取り付け方法を見るとすぐにわかります
タキ43000とタキ3000は台車がピン止めですが、タキ35000とタキ9900は最新のスナップオン台車です
なおタキ1000は米タン仕様を除きねじ止め式になります
日本石油仕様のコウモリマークとカルテックスマークは、当たり前ながら現在使用されておりませんが、商標使用許諾を得る際の条件だったのか、
インサートの裏側に「本製品の商標を表示した貨車は、現在使用されておりません。」という表示があります
このマークを使いたいという会社は鉄道模型メーカーぐらいだよね?
今はENEOS株式会社だっけ?
旧新日本石油をはじめ多くの会社と合併しているから、コウモリマークなんて知らない人も多いと思うよ。
何度見ても不気味である
さて、これだけタンク車が揃っていれば退屈しないよね
でも、タンク車があるなら当然牽引機は必要
EF65-500F型を先頭に立たせれば
気分は昭和60年代の国鉄末期の根岸線貨物列車
貨車はすべてKATO製だけど、機関車はTOMIX製
KATOのツララ切りのある独特のスタイルが
自分の好みと合わなかったのでTOMIX製を選びました
この渋さがたまりません
もちろん、EF65 0番台一般型でもいいですね、PFの前期型なんかもいいよね
こうやってタンク車、それに加えて機関車の沼(スパイラル)に陥るわけですね
なんと恐ろしい趣味だこと
以上です