昨日の中京メイン・神戸新聞杯は「枠人気下位作戦」にしたがって、147枠で最も人気のない枠を狙っていましたが、7枠と1枠のオッズが交互に入れ替わる展開になり、馬券を買う直前では1枠の方が下に来たので、これは7枠のウエストナウよりも1枠のジューンテイクと判断し、中軸馬を変更しました。同馬は2着に粘ってくれたので、おかげで馬券はゲットできましたが、レースが終わってから改めて最終オッズを確認すると、1枠が上がって、7枠が下がっていまして、これはラッキーだったと思いました。配当は、①人気のメリオーレムが5着に沈んだためか、②③④人気で決まったにしては、三連がよかったですね。他方、中山メインのオールカマーは3着のヒモ荒れを期待しましたが、2・3着が⑩⑫人気で決着し、波乱となりました。3着のリカンカブールは買ってなかったので、完全に「白旗」です。金杯の頃は買ってた馬なんですけど、その後、調子を落としていましたからねぇ……。結局昨日は(も)1勝1敗に終わりましたが、運がよかったです。次の日曜からはいよいよ秋のGⅠ戦の開幕ですので、また気分を新たにして検討していきます。
今回はこの春の高松宮記念で3着だったビクターザウィナー、チェアマンズSP3着のムゲンと、2頭の香港馬が参戦して、かなり興味深い一戦になりそうです。過去10年間の3着以内馬の傾向は以下のとおりです。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇セントウルS 8頭 (トウシンマカオ②1着 ママコチャ④2着
モズメイメイ⑦3着 ダノンスコーピオン⑤12着
ピューロマジック①13着)
〇キーンランドC 7頭 (サトノレーヴ②1着 エイシンスポッター⑧2着
オオバンブルマイ⑦3着 モリノドリーム④4着
ナムラクレア①5着)
〇安田記念 4頭 (※該当なし)
〇北九州記念 4頭 (※該当なし)
〇CBC賞 2頭 (※該当なし)
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳 4頭 〇4歳 11頭 〇5歳 7頭 〇6歳 5頭 〇7歳 3頭
/◇牝馬 14頭 ◇騸馬 0頭
4歳が突出しています。去年も3着までを4歳世代が独占しましたが、4歳が強い世代かどうかがポイントで、そうでないと他の世代で上位独占という年も目につきます。また半数近くを牝馬が占めているところも重要な傾向です。このあたりの見極めを誤らないようにと思います。ちなみに、香港馬2頭はともに6歳の騸馬です。
3)血統
流行廃りがありますが、ここ数年はサンデー系やキンカメ(ミスプロ)系よりもノーザンダンサー系(ND)の活躍が目を引きます。父・母父のNDは11頭いますので、もう少し絞り込んで、ディープインパクト系×NDのパターンで拾ってみようと思います。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・エイシンスポッター:父エイシンヒカリ(ディープインパクト)/母父Barathea(Sadler's Wells)
・オオバンブルマイ :父ディスクリートキャット(Storm Bird系)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
・ナムラクレア :父ミッキーアイル(ディープインパクト)/母父Storm Cat(Storm Bird)
・ピューロマジック :父アジアエクスプレス(Storm Bird系)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
・モズメイメイ :父リアルインパクト(ディープインパクト)/母父Frankel(Sadler's Wells系)
ちなみに、香港馬のビクターザウィナーはNDの4×5、ムゲンは父がNDで母父がミスターシービー(ナスルーラ系)という、サンデー襲来前の70ー80年代の古き良き時代の日本競馬を彷彿とさせる血統構成で、これは勝ったりすると、オールドファンを喜ばせそうです。
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 外枠がやや劣勢:6~8枠の複勝率9.7%
② 年明け以降に勝ち星あり
③ 通算14戦以内 or 15戦以上は今年の重賞勝ち必要
④ 前走4角の通過順は2⃣~7⃣番手:逃げ・差しは苦戦
①を除くと、上の条件に合致して浮上するのは、ウインマーベル、サトノレーヴ、モズメイメイ、ルガルの4頭と、あとは前走が香港のマッドクールでしょうか。
5)宮田式バイオリズム◎
・マッドクール 6・1・3・3
・モリノドリーム 5・2・1・9
・ヴェントボーチェ 7・1・1・6
6)結 論
去年の覇者ママコチャが前走2着で調子を上げてくる感じもしますが、最近の日本のスプリントGⅠで最も成績上位なのは去年2着、高松宮記念1着のマッドクールでしょう。4月の香港で11着に敗れて以来のレースですが、久々でも何とかしてくれると判断し、この馬に期待します。相手はママコチャと香港馬の2頭が強敵で、逆転もあり得ます。サトノレーヴも鞍上にレーン騎手を迎え、ここで一気にGⅠの階段を駆け上がるかもしれません。レースはウイングレイテストやピューロマジックらが先行して、かなり速い流れが予想されるので、ひょっとするとデータに反して追い込み勢の一撃が決まる可能性もあります。そうなると、エイシンスポッターとオオバンブルマイの切れ味には要注意です。あと、ここがおそらく最後の挑戦になりそうなナムラクレアは、昨年並みの勢いがない中でどこまでやれるか、今年は個人的にやや懐疑的です。
ということで、
◎マッドクール 〇ビクターザウィナー ▲ムゲン △サトノレーヴ…… でまとめておきます。
本日もお読みいただきありがとうございました。今週もまたがんばっていきましょう。
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