昨日のエリザベス女王杯で秋のGⅠが再開されましたが、うーん、なかなか思ったような波乱になりませんねぇ。人気馬が強くて予想はしやすいですけど、さすがGⅠクラスの猛者同士だからというべきか、しびれる配当が出ません。三連複万馬券に限れば、⑮人気のドゥーラが3着に突っ込んだオークスまでさかのぼらないといけませんし、①人気が三連を外した例となると、⑨⑧③人気で決まった5月のNHKマイルまでさかのぼらないとありません。
馬券の方は、昨日の京都は258枠優勢でしたので、朝予想の4枠ウラ人気のディヴィーナの軸は諦め、「素直」に2枠のハーパーに変更して3着だったので、三連馬券を獲るには獲れましたが……。ちょっと「食傷気味」ですね。次の日曜はマイルCSですが、ここも「本命サイドの決着」となると、その次はイクイノックスが出るJCですし……。「波乱」は来月の2歳GⅠまでお預けとなる公算が高いですね。穴党には辛抱のときかもしれません。
ということで、今日はそのマイルCSの「予習」をしていこうと思いますが、変にテンションを下げずに、やろうと思います(小笑)。
マイルチャンピオンS【2023年11月19日京都11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
マイルチャンピオンシップの過去10年データ、好走馬一覧(2023年11月19日京都11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
京都競馬場の改修があったため、ここも去年まで3年、阪神開催でしたが、それを含めた過去10年のデータから3着以内に入った馬の傾向を探ってみます。
1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順
〇富士S 8頭 (ナミュール①1着 レッドモンレーヴ④2着 ソーヴァリアント⑥3着
イルーシヴパンサー③4着 マテンロウオリオン⑨5着)
〇毎日王冠 6頭 (エルトンバローズ④1着 シュネルマイスター②3着 ジャスティンカフェ③7着)
〇スワンS 5頭 (※該当なし)
〇天皇賞・秋 4頭 (※該当なし)
〇スプリンターズS 2頭 (※該当なし)
〇安田記念 2頭 (セリフォス③7着)
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳 6頭 〇4歳 12頭 〇5歳 10頭 〇6歳 2頭 / 〇牝馬3頭
4歳中心ですが、3歳世代よりも古馬5歳の方が若干優勢です。牝馬の3頭とは、ソダシとグランアレグリア(2回)で、かつ、ここ3年の話ですので、2頭のレベルにないと、牝馬はちょっと苦しい感じです。今回ナミュールが唯一頭参戦しますが、どうなるでしょうか。
3)血統
父ディープインパクト(及びサンデー系)が主流です。母系はここ3年の阪神開催ではミスプロやナスルーラが出ていますが、その前の京都開催ではノーザンダンサー系が比較的出ている印象です。舞台が京都に戻って、またノーザンダンサー系に回帰するとすれば、該当する馬をチェックしておいてもいいかも知れません。以下の4頭が該当します。
〇母父ノーザンダンサー系
・シュネルマイスター(母父Soldier Hollow はサドラーズウェルズの孫=ノーザンダンサーの曾孫)
・ダノンザキッド(母父Dansili はDanzig の孫=ノーザンダンサーの曾孫)
・ダノンスコーピオン(母父Sligo Bay はサドラーズウェルズの子=ノーザンダンサーの孫)
・バスラットレオン(母父New Approach はサドラーズウェルズの孫=ノーザンダンサーの曾孫)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析では、以下の点が強調されています。
(データ分析:マイルチャンピオンシップ 今週の注目レース JRA)
①前走6着以下は苦戦
②距離延長組は不利
③同年の安田記念組が優勢
④同年GⅠで①②人気の3着内率50%
⑤同年の重賞を①人気で勝っている馬が8連勝中
条件をクリアして浮上するのは、シュネルマイスターとナミュールでしょうか。シュネルはこのレースに今年で3回目の挑戦で、過去2回の成績は、3歳時=2着、4歳時=5着です。他方、ナミュールは今年が初参戦ですが、安田記念が⑨16着でしたので、ここでは同3着のシュネルの方を上に見るのが妥当です。
5)宮田式バイオリズム
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬を見ておきます。
・エエヤン 3・0・1・3
・ソーヴァリアント 5・2・3・5
・ダノンザキッド 3・2・5・7
・レッドモンレーヴ 5・3・0・3
中心馬で一番妥当なのはシュネルマイスターということになりそうです。今回もルメールさん騎乗で人気を被るのは必至です。これに続くのは、2年連続で三連に絡んでいるので「穴」ということもありませんが、ダノンザキッドでしょう。成績が安定しない分、人気落ちする馬ですが、ここでも相手の一番手になると思います。あと、牝馬のナミュールはR.ムーアの腕っ節に期待して△くらい。安田記念2着からぶっつけ本番で臨むセリフォスは、連覇がかかり、走られてしまえば、やっぱりということになりそうですが、叩いてからの方がいいのは確かでしょう(香港を見据えているのか)。毎日王冠を3歳で勝ったエルトンバローズもしぶとい感じですが、サリオスとイメージがダブルので、今回は見送りたいと思っています。今のところ全体的に上位拮抗で、あまり「穴」候補が見つからない印象ですが、あとは追い切り情報を集めながら考えようと思います。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。寒い週明けですが、体調を崩さないよう気をつけていきましょう。
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