ヴィクトリアMの展望③ 穴馬に一考

　

　おとといから日曜のGⅠヴィクトリアマイルの「展望」をあれこれ書いていますが、だいたいの方は、ソダシとスターズオンアースの新旧「桜の女王」の対決と見ているでしょう。私もだいたい同じです。ただ、「二強」対決の場合、どちらかが馬券から外れることがよくあるので、軸選びは慎重にいきたいところです。JRAのHPを眺めていたら、過去10年の好走馬の傾向として、

　① 伏兵が台頭する（過去10年で10番人気以下の馬が7頭も馬券に絡んでいる）。

　② 前走GⅠ組が活躍する（3着以内は阪神牝馬S組が多いが、1着馬は 0・1・0・9 と苦戦気味）。

　③ マイルGⅠ実績がカギ（前年の芝1600メートルGⅠで5着以内に入っていた馬が9勝）。

　④ 東京コースでの実績も重要（東京マイル勝ち馬は過去10年で 5・3・1・14 ＝3着以内率39.1%）。

　⑤ 前走1着の馬は苦戦（過去10年の優勝馬は前走人気で敗れた馬だが、いずれも5番人気以内）。

などが挙げられていました。

データ分析：ヴィクトリアマイル　今週の注目レース　JRA

　10番人気以下の馬が三連に絡むというのは、ちょっと聞き耳（いや、眼の方ですね）が立ちます。人気順は当日にならないとわかりませんが、過去の戦績から調子を割り出す、例の宮田式バイオリズムを確かめると、一頭だけ◎の馬がいます。今回のヴィクトリアMに出走する各馬の「バイオリズム」を以下に並べてみます。〇数字は、各馬に合致する上の①～⑤の傾向です。

・アヴェラーレ　　　　　4・2・2・4　　  X　 ④

・アンドヴァラナウト　　3・4・2・5　　  〇　②

・イズジョーノキセキ　　5・4・2・13　   〇　②⑤　

・クリノプレミアム　　　5・6・3・14　   X　 ⑤

・サウンドビバーチェ　　3・2・0・5　　  X　

・サブライムアンセム　　2・4・0・6　　  X　 ②

・スタニングローズ　　　5・2・1・4　　  X　 ⑤

・スターズオンアース　　3・4・2・0　　  △　②③⑤

・ステラリア　　　　　　3・2・2・6　　  〇　

・ソダシ　　　　　　　　7・1・2・4　　  X　 ②③④⑤

・ソングライン　　　　　5・2・1・5　　  〇　③④⑤(＊⑤は前々走）

・ディヴィーナ　　　　　4・1・2・6　　  〇　②

・ナミュール　　　　　　3・2・1・3　　  〇　④⑤

・ナムラクレア　　　　　4・3・3・2　　  X　 ②③⑤

・メイケイエール　　　　7・0・0・8　　  ◎　②③⑤　　

・ララクリスティーヌ　　6・3・0・3　　  X　 ④

・ルージュスティリア　　4・0・0・3　　  〇　②⑤

・ロータスランド　　　　6・4・1・9　　  △　②⑤　

　メイケイエールは前走のGⅠ高松宮記念で1番人気に推されて12着に敗れ、今回は人気を下げてくるでしょう。3歳時にGⅡチューリップ賞に勝ったことがあるとはいえ、全体としてマイル実績は今ひとつですし、桜花賞は何と18着でした。とにかく勝つか負けるか極端な馬ですから、馬券を買う側にとっては困惑の一頭ですが、それでも東京は1400の京王杯SCを去年勝っているので、東京マイルが不得手ということもないのでは、と思います。今回人気が10番人気以下にまで下がるかどうかは微妙なところですが、狙ってみる価値はあるかなあと思っています。

　ということで、週中を迎えて、追い切り情報などが入ってくるので、また予想の楽しみが増えますが、「穴馬」を探しながら日曜を迎えたいと思います。

　本日もお読みいただきありがとうございました。朝から日が差して、一日好天となりそうです。今日もまたがんばりましょう。