Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

5/20(月) 「枠人気下位作戦」について

2024-05-20 | 馬券作戦
 週明けの今日は、日曜に迫ったダービーについて書くつもりでしたが、昨日・一昨日のレースでは枠人気下位の「例のパターン」がはまるケースが目につきましたので、ダービーのことは明日以降に回して、今日はこの馬券作戦についてまとめてみようと思います。
 
 この馬券作戦を使うには、まず宮田比呂志さんの唱える「枠人気」を理解しないと始まりません。馬の人気順ではなく、枠の人気順です。日本の競馬では、出走が7頭以下の少頭数にならない限り、どんなレースでも必ず1~8枠の8つの枠のどれかに馬が入ります。宮田さんはこの「枠」の人気順に着目して、馬券作戦に応用しています。しかし、「枠人気」というのはどこを見ればわかるのか。オッズを見ると、馬の単勝人気順はすぐにわかりますが、枠の人気順は出てませんから、枠連のオッズを見ながら、自分で調べなければなりません。まあ面倒ですが、慣れてくれば、だいたいは簡単に並べられます。詳しくは以下をご覧ください。
 
 宮田さんの「枠人気法則」という馬券作戦は、人気順に並べた枠を上位3つ、中位3つ、下位2つの3カテゴリーに分類して、馬券ねらいの参考にしようとするものですが、私がここでいう作戦はちょっとちがっていて、枠人気上位の5つまでに147枠258枠のどちらかが収まっている場合、それぞれの最も人気のない枠が馬券の連に絡みやすいので、これを積極的にねらっていこうというものです(※36枠は適用外です)。
 
 たとえば、昨日の京都11R高瀬川Sの枠人気は以下のようでした(〇数字は単勝人気順)。
 
 〇1番人気枠=8枠  ケイアイアニラ①    インヒズアイズ⑨
 〇2番人気枠=5  エルゲルージ②     タイキフォース⑭
 〇3番人気枠=2枠  カセノミオ③      イチネンエーグミ⑦
 〇4番人気枠=7枠  フェルヴェンテ④    スマートラプター⑩
 〇5番人気枠=3枠  フォーチュンテラー⑤  アウグスト⑪     
 〇6番人気枠=6枠  エピックジョイ⑥    フラップシグナス⑬
 〇7番人気枠=1枠  スキピオ⑧       ブルースピリット⑫
 〇8番人気枠=4枠  ヨドノビクトリー⑮   ビアイ⑯ 
 
 このケースは258枠が枠人気上位5つどころか、上位3つに収まっていますが(こういう場合はさらに出現確率が高くなる感じがします)、レース結果は、
 
 <1着>エルゲルージ② <2着>カセノミオ③ <3着>イチネンエーグミ⑦ 
 
で決着し、258枠の中では最も人気のなかった2枠の両頭が2・3着に来て、三連複の配当は万馬券の11,710円と意外につきました。私は、カセノミオを主軸にしたので、上手い具合に三連をゲットできて、オークス前のいい景気づけになったのですが、直後のオークスでは、同じ作戦がはまりませんでした。こちらは147枠が枠人気上位5つ内に収まるパターンでしたが、同じく枠人気を並べてみます。
 
 5/20(日) 東京11R 優駿牝馬(オークス)
 〇1番人気枠=4枠  ステレンボッシュ①  ホーエリート⑬     
 〇2番人気枠=7  ライトバック③    スウィープフィート④  サフィラ⑩
 〇3番人気枠=6枠  チェルヴィニア②   ヴィントシュティレ⑯
 〇4番人気枠=1枠  クイーンズウォーク⑤ ミアネーロ⑨
 〇5番人気枠=5枠  アドマイヤベル⑧   ラヴァンダ⑫            
 〇6番人気枠=8枠  タガノエルピーダ⑥  ランスオブクイーン⑭  ショウナンマヌエラ⑱
 〇7番人気枠=3枠  コガネノソラ⑦    サンセットビュー⑮
 〇8番人気枠=2枠  エセルフリーダ⑩   パレハ⑰
 
 私はクイーンズウォーク⑤を主軸に据えましたが、結果はご存じのとおり、同馬は最後ライトバックに交わされての4着。クビ差ですから、惜しかったと言えば、惜しかったのですが、でも、レース映像を眺めると、最後の一押しがきかなかったあたりに距離適性があったようにも感じられます。川田くんが騎乗したればこその4着で、他のジョッキーだったらもっと下位に沈んでいたかもしれません。勝ったのは桜花賞13着から見事に巻き返したチェルヴィニアで、ステレンボッシュは二冠ならずの2着でした。ルメールさん、さすがですねぇ。
 
 ということで、この作戦、京都と東京のメインレースで明暗を分けることになってしまいましたが、東京では来ない気配もありました。というのは、昨日の東京でこのパターンにはまるレースは、メインの11Rの前に、1Rと5Rの2つあり、1Rは〇でしたが、5Rは×だったのです。一方、京都も同じくこのパターンのレースはメイン前に2つあって、6Rが×、10Rが〇でした。直前のレースで×だと経験上〇になる感じはしないので、東京は正直迷って4枠のステレンボッシュでいいのでは、と思ったのですが、京都が当たってしまったので、負けてもマイナスにはならないと思って、ついついそのままクイーンズウォークねらいにしてしまったのです。このへんが甘いと言えば甘かったなと反省しています。
 
 この作戦は今まで「例のパターン」と称して、確たる名称をつけられなかったのですが、今後は表題のとおり、「枠人気下位作戦」と呼んで、今後も馬券作戦のひとつとして紹介していきます。まだまだつたないですが、参考にしていただければ幸いです。
 
 明日は日本ダービーの検討をしてみます。本日もお読みいただきありがとうございました。またまた雨の週明けとなりましたが、今週も無事でありますように。
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