Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

3/13(水) 土曜フラワーCの展望

2024-03-13 | 分析

 今週は土曜に3歳の重賞レースが2つ組まれていて、春のGⅠ戦に向けた重要なステップレースになると思われます。今日明日は、簡略化したかたちになりますが、この2つを検討してみます。まず、今日は土曜中山11Rのフラワーカップです。ひょっとすると桜花賞出走馬の「最終便」になるかもしれません。

フラワーカップ【2024年3月16日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

フラワーカップの過去10年データ、好走馬一覧(2024年3月16日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

1)持ち時計

 去年は雨・不良馬場でしたが、良馬場ならば1分48秒0前後、上がり35.0秒を切るくらいの持ち時計が必要と思われます。今回のメンバーの時計上位は3頭です(〇数字は人気順)。

・カンティアーモ    07/30新潟 新馬    1分46秒4 34.6 ②1着

・ラビットアイ     02/17京都 つばき賞  1分47秒2 33.6 ⑤4着

・フォーザボーイズ   11/19東京 未勝利   1分48秒0 34.8 ①1着

これらに他距離から、

・カニキュル      11/19東京 未勝利   1分59秒5 34.1 ①1着

・ミアネーロ      01/13中山 菜の花賞  1分33秒6 34.2 ①5着

の2頭を加えた5頭が優位と思われます。

 以下、過去10年のレースで3着以内に入った馬たちの傾向を見ていきます。

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇未勝利    4頭 カニキュル①1着

 〇フェアリーS 3頭 ※該当馬なし

 〇1勝クラス  3頭 フォーザボーイズ①2着)

 ちなみに、レース間隔で比較的多いのは、①中2週、②中9週、③中4ヶ月です。①に該当するのが、エルフストラックスティックバイミーテリオスルルフォーザボーイズ、②は該当なし、③がカニキュルカンティアーモです。 

3)血統

 流行廃りがありますが、最近は父ディープ系よりも父キンカメ系、母系はノーザンダンサー系とサンデーの傍系が目に付く印象です。個人的には、母父サンデー傍系で拾ってみたいです。

エルフストラック父カリフォルニアクローム(ボールドルーラー系)/母父ダイワメジャー

カニキュル父エピファネイア(ロベルト系)/母父ゼンノロブロイ

カンティアーモエピファネイア(ロベルト系)/母父アドマイヤベガ

ホーエリート父ルーラーシップ(キンカメ系)/母父ステイゴールド

4)JRAホームページのデータ分析

 JRAのホームページのデータ分析で強調されているポイントは以下のとおりです。

 ①前走との間隔に余裕のある馬が優勢:中7週以内の場合は1着必須

 ②前走の上がり脚が上位

 ③中山・阪神芝レースの実績(4着以内)必要

 ④前走左回りは苦戦

 データ分析:フラワーカップ 今週の注目レース JRA

 条件的に浮上するのは、ヒラボクミニーミアネーロの2頭で、カニキュルカンティアーモがこれに続きます。

5)結  論 

 やや決め手を欠く印象はありますが、カンティアーモが比較上優位ではないかと思います。夏のデビュー戦をレコード勝ちしたあと、デイリー杯2歳Sは、久々だったせいか、あるいは稍重だったせいか、精彩を欠いた走りで③人気6着。しかし、勝ち馬はジャンタルマンタルでしたし、4角最後方のレースでしたので、まあ酌量の余地はあるかなというところです。血統的にはもっと走れていいはずです。ただ抜けた存在とまでは言えないので、ミアネーロフォーザボーイズなど、前走①人気で敗れた馬も十分巻き返せると思います。あとは、エルフストラックカニキュルラビットアイといったところでしょう。要注意なのはテリオスサラです。デビュー戦で中山芝1800を勝っていますし、赤松賞では阪神JF2着のステレンボッシュに0.1秒差の2着ですから、年明け後2走の走りから今回人気を下げるとすれば、この馬が穴候補だと思います。

 ということで、今日のところは、

カンティアーモ ラビットアイ テリオスサラ でまとめておきます。

 明日は中京のファルコンSを見てみます。NHKマイルCの重要な前哨戦のひとつで楽しみです。本日もお読みいただきありがとうございました。北風の強い日となりそうです。無事に一日過ごされますように。

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