死刑廃止派が、『女は母性があるだろ！だから女は死刑に反対で当然だ！』というレッテル貼りをする件

このブログ管理人の私は、死刑廃止派兼フェミニストです。

なんですが、私は１年以上前から、死刑廃止派のイベントに、ぱったりと行かなくなりました。

 

死刑廃止派のイベント自体はそんなに問題を感じないのですが、死刑廃止派と交流を初めてから、死刑廃止派たちの問題点に気が付いた。

 

死刑廃止派には、保守もいるのですが、基本、リベラル、反権力系が多数派です。
だから、廃止派には、アベ政治許さない派も多いです。
しかし、ジェンダーやフェミニズムになると、突然、廃止派は『保守』になります。

 

死刑廃止派と関わって、廃止派から言われた、女性蔑視発言を、①～⑥に書きます。

 

①「女は母性があるんだから、死刑に反対すべきだ！」

 

②「女の法務大臣のくせに！女の裁判官のくせに！死刑判決出しやがって！女のくせに！母性があるだろ！」

 

③「法廷は、女尊男卑、女性優遇です。女の加害者は減刑されてます」

 

④「性暴力はそんなにたいしたことがないから、女性は性暴力を受けても我慢しましょう。いちいち警察に届けるのは止めましょう。男性たちだって失敗くらいありますよ。」

 

⑤「今の日本女性は、差別も搾取もされていない。フェミニストは、戦争時代の韓国の慰安婦問題だけに集中しろ」

 

⑥「性犯罪なんて、冤罪でっち上げだらけですよー」

 

 

 

先に⑥について。
死刑廃止派というのは、加害者のみならず被害者の立場にも立つというのが原則であるはず。
性暴力被害者の多数が自分を責め、警察に相談もせず、泣き寝入りをしている事や、性暴力被害者が「冤罪だろ、示談金詐欺だろ」とバッシングを受けていることすら知らず、性差別主義者と一緒になって、「性暴力なんて冤罪だらけ」と言って、加害者擁護ばかりに走るなんて、死刑廃止派は相当頭がおかしい

 

死刑廃止思想というのは、「犯罪者のために、弱者が泣き寝入りしろ！」というものではないはずです

 

死刑廃止派の中でも、サヨク系の人たちは、「犯罪者・被逮捕者」を「反権力の象徴」とみているので、犯罪者を猫かわいがりする傾向があるんだよね。

 

 

①～②なんて、死刑制度に対する抗議などではなく、単なる女全体に対するヘイトだね

③は、まったく根拠無い。てか、そんなデータあるのか？

犯罪白書を見れば、女性よりもずっと男性の犯罪実行者が多いというのは、わかるはず。

死刑廃止派が口走ってしまう母性、母性についてなんだが…（苦笑）

リベラル、アベ政治許さない派の皆さんは、知らないのだろうか？「母性、母性」と言って、母性信仰を利用した母性政策をやっていたのは、戦時中の日本政府（右翼）さんだそうで…

それを、今、リベラルが、『母性信仰』を利用した『母性戦略』をやっているというのが気色が悪い。

 

「女は母性があるから平和主義であるはずで…」というのは、ジェンダーハラスメント、SOGIハラスメントでもある。

『母性』というのは、そもそも存在が立証されていないと思う。

『母性』というのは、男社会が、女性に育児を全て負担させるために産んだような言葉。

 

肉体的・物理的に、母乳を出せて、出産ができるのは確かに女性だ。

しかし、女性の身体には、そういう機能があるというだけであって、必ずしも、子宮持ちに生まれたら、ワンオペ育児に耐えられる、とか、女に生まれただけで家事育児が得意である、家事育児に苦痛を感じない、ということにならない。

子供を愛おしいと思う気持ちに、男も女もない。

男性でも、家事育児を得意とする人達や、子供が大好きな人がいる。

男性だからといって、『子供を慈しみ、守り、育てる事を放棄して良い』ということにはならない。

 

 

 

参考：
【死刑制度とジェンダー】というイベントが、2015年に大阪で行われているのだが、「女は母性があるから、産む性だから死刑に反対なんだろ？」というレッテル貼り、決めつけ、ジェンダーハラスメント問題について書かれている。