女性専用車両反対派や痴漢冤罪厨は、いつになったら『男の敵は“男社会”』だと気がつくのか?

女を叩いても、長時間労働や男らしさの押し付け問題は解決しない。悪因は男性主体の競争社会。管理職の9割は勝ち組男。

母性神話問題。「女は母性があるから、女は産む性だから、生命を育むから死刑や戦争に反対するんだ!」というレッテル貼り

2019-09-30 12:35:50 | 『母性』は男社会が産んだ言葉
『ママデモ』…

『母親大会』…

ネーミングや彼女たちのモットーなどを聞くと過る…

『女が母性があるだろ!?だから、原発にも死刑にも反対しろ!反対できない女はおかしい!』

『女の裁判官のくせに!女の法相のくせに!死刑に賛成しやがって!なんだあの女は!?』

 

私も死刑廃止派であり、反戦・反原発派だ。しかし…女を縛る『母性信仰』『女性神話』にも大反対だ。
 


「女は産む性だから!子供のため!」という母性動員、母性政策は、戦時中の日本政府も行っていた。
そういう『母性神話』を利用する呼びかけ方を、今のリベラル・左翼・反権力死刑廃止派も行っているということに、私は滑稽さと気持ち悪さしか感じない。質の悪いジェンダーハラスメントだと思う。
 

女性性(母性)を利用した運動は、一見武器にしやすいが、結果として、女性に性的役割を押し付け、女性の個性を否定し、女性を縛ることにもなる。
 


『女の裁判官のくせに!女の法相のくせに!死刑に賛成しやがって!なんだあの女は!?女には母性があるんじゃないのか?!女は産み育てる性だろ!?』


私は、反権力系死刑廃止派が、上記のようなヘイト(女性蔑視、ジェンダーハラスメント発言)をしているのを実際に見たり聞いたりしている。



『女には母性があるんじゃないのか?!女は命を産み育てる性だろ!?』

だけ見てると、左翼やリベラルが嫌う自民党政治家が口走っているような言葉だと思わないか?



『母性』とは、男社会が作った言葉。男社会の理想像に外れる女は、男以上に叩かれるという理不尽も、女性たちは受け入れ続けなければいけないということになる。無論、性的役割分担もワンオペ育児も。

 
 
『母性』は、左にも右にも利用されるんだなあ…
 


 
以下、アムネスティのHPから抜粋。
文章の権利は、リンク先に帰属します。

 


10月3日、ドーンセンター大阪において「死刑制度とジェンダー ~清末愛砂さん講演会」を開催しました。
室蘭工業大学大学院准教授の清水愛砂さんをお招きして、フェミニストとしての観点から、ジェンダーという新たな切り口で死刑制度を分析していただきました。
共催したアムネスティ日本 死刑廃止ネット大阪のメンバーが報告します。
当日は秋晴れの気持ちのいい一日で、絶好の行楽日和でしたが、そんな週末の夕べに約50人の方々が集まってくださいました。
清末さんの研究分野は、ジェンダー法学、家族法、憲法、社会調査法で、女性に対する暴力についてもテーマとされていますが、これまで死刑制度と関連づけてジェンダー問題について講演されたことはなかったそうです。


死刑制度に反対の立場
清末さんはまず、差別的制度であることを理由に死刑制度に反対であるという立場を明確にされ、死刑制度は生命や存在の否定であり人が変わる可能性を認めない制度であると言われました。
これは私たち死刑廃止運動に携わる者にとっては日々実感していることであり、訴えていることでもあります。清末さんが同じ感覚を持っておられることを頼もしく嬉しく思いました。

生命とおんな
続いて、「生命とおんな」という話にうつりました。「女性は生む性だから生命の大切さを知っている。だから女は死刑制度には反対」「女性は大黒柱である夫や可愛い子どもが殺されたら、という恐怖から、被害者になった自分をイメージするため、死刑制度に同意する」という議論のどちらにも違和感を覚えるという話をされました。女性の殺人者もいるし、夫や子どもが殺されるのではなく女性自身が夫から殺されるという場合もあるので、「女性は生命を大切にする」「女性は常に遺族としての被害者である」という一面的なレッテル貼りに対する違和感があるとのことでした。

死刑とおんな
さらに、「死刑とおんな」というテーマにうつりました。シンガポールやサウジアラビア、香港等で働く外国籍の女性家事労働者を取り巻く過酷な状況を自身のシンガポールでの生活での体験を交えて説明されたあと、こうした人々に対する死刑判決のケースの紹介がありました。さらに夫殺しの罪で死刑を執行された事件の紹介があり、執行される側の女性に対する社会の視点は、「おんなのくせに極悪」「おんなは能力がないのにこんなことをした」となり、その裏にある女性に対する抑圧や暴力には無関心であることが指摘されました。

フェミニズムが目指すもの
また、女性の犯罪者に対するはげしいバッシングの裏で、聖女伝説もはっきりと生き続けていて、レイプ事件などでは本気で抵抗したかどうかを証明させられるなど、女性に対する社会の対応は非常にアンバランスで偏見があると指摘した上で、フェミニズムが目指すものと死刑制度とは相いれないものであるとの結論に至りました。
暴力装置としての国家において、死刑制度は暴力装置を維持し、民衆を支配する手段であるが、フェミニズムが目指すのは従属関係・支配関係からの脱却、暴力からの解放、あらゆる差別からの解放、生きること、生きのびることであるとの非常に明確な対比が示され、とても説得力のある締めくくりとなりました。


開催日
2015年10月3日(土)
場所
ドーンセンター大阪
共催
アムネスティ死刑廃止ネットワーク大阪
死刑廃止フォーラムinおおさか







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