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クリスマスマーケット ウィーン2019 --4日目--

2019年12月05日 | 2019 クリスマス ウィーン

フライウンクパッサージュとフライウンク・アムホーフのクリスマスマーケット

ホテルでしっかり朝食。トラムに乗りオペラ座で下車。

グラーベン通りからヘーレン・ガッセを歩く。
グラーベン通りにある三位一体の記念碑。三位とは「父と子と聖霊」を表し、ペスト終結を記念し建てられたそうです。

三位一体の記念碑

ヘーレン・ガッセの中程で道が左右に分かれる。分かれ道の先端位置にカフェ・ツェントラルがあります。
店の入口に上がる階段や店の前の通りに大勢の人。朝から入店待ちで並んでいます。ここは朝食も有名。行列が店の入口から階段の下まで続いています。もう少し人が空いてから入ろう。

分かれ道を左へ進むとフライウンク・パッサージュのある建物。建物に入ると小さな広場と噴水が現れます。

パッサージュ入口広場にある噴水

パサージュは、パリを中心に建造された商業空間で、アーケードに覆われた歩行者専用通路の両側に商店が並んでいます。パリに多くあり、ブリュッセルにもあった。
フライウンクのパサージュはアーケードの両側にチョコレート、酒などの高級品を売る店が並んでいます。通路に設けられたテーブル席でくつろぐ人も多い。


通路奥の右手にチョコレートショップ

この通路中ほどにお目当ての店がある。 ”クソコラ(Xocolat)"という名前のチョコレートショップ。このお店は世界中の美味しいチョコレートを集めた究極のチョコレートショップ。

一見狭そうな店内ですが、中に入ると奥の広い空間に並ぶ世界中から集められた600種類以上のチョコレートに驚きます。

「猫の舌」というチョコが有名でお土産に買うつもりです。「猫の舌」は3種類あり、黒猫マークはブラックチョコ(オレンジ風味)、白猫マークはミルクチョコ、ミックス猫は当然ミックスチョコ。個人的には黒猫が一番美味しかった。

「猫の舌」チョコ3種

アーケードを抜け建物を出ると、目の前にフライウンクのクリスマスマーケット。右隣へ1ブロック進むとアムホーフのクリスマスマーケットがあります。屋台がたくさん出ているけれどざっと眺めるだけ。見物は夜になってからの楽しみにします。

カフェ・ツェントラルへ戻ると、入店待ちの列が短くなった。我々も列に並ぼう。

カフェ・ツェントラルの入口

あまり待たずに入店。入口に陣取る人形は、この店の常連だった詩人アルテンブルクをかたどったもの。あまりに通い詰めたため、郵便の宛先までこのカフェの住所に変えてしまったと言われています。

詩人アルテンブルク

ショーケースに並ぶケーキが美しい。

どれも美味そう。


ケーキ2種(上の写真の中央のケーキ)とアインシュペナーを注文。ケーキは甘さ控えめで日本人好みの味。とてもおいしい。客が混んでいるけれど店の雰囲気も良い。天井の高さと、それを支える優雅な柱に驚きました。まるで宮殿のよう。

カフェ・ツェントラル店内

午後は、シュテファン寺院北東にある雰囲気溢れる小路を散策。
シュテファン寺院を北に進み、2番目の通りを右折すると、正面に活版印刷を発明したグーテンベルク像が現れます。

グーテンベルク像のあるルーゲック広場

ルーゲック広場で道が左右に分かれる。右手のベッカー通り(パン職人通り)を進むと特大シュニッツエルで有名なフィグルミュラーがあります。更に進み、シェーンラテルン小路(美しいランタン小路)へ入ると左手の建物に怪物の絵。この建物がバジリスケンハウス。井戸に住んでいた怪物をパン職人が退治したという伝説が残っています。

バジリスケンハウスに描かれた怪物

ポスト小路へ入ると、右手に中央郵便局が見えます。

中に入ると昔の郵便配達に使用した道具が展示されています。普通に郵便業務を行っているけれど雰囲気は小さな博物館のようです。お土産も売っています。

中央郵便局を出てフライシュマルクト(肉屋市場)を歩くと、蔦の絡まった建物が現れます。これがウィーン最古のレストラン”グリューヒェンバイスル(ギリシャの料理屋)”。レストランの看板「愛しのアウグスティン」は、ウィーンの昔話の主人公で酒飲みで流しの楽師。バグパイプを抱えている。「愛しのアウグスティン」は有名な童謡にもなっています。

レストランの看板「愛しのアウグスティン」

看板をくぐると奥にレストラン入り口。モーツァルト、ベートーベン、ワーグナーなども通った老舗レストランです。

通路の奥にグリューヒェンバイスル入口

夕食はネット予約してある"Pfudl"で。昼間歩いたベッカー通りの一番奥にある。

Pfudl正面

ウィーン3大名物料理の1つTafelspitzを注文。Tafelspitzは牛肉の煮込み料理です。 牛肉のかたまりを何時間も煮込み、柔らかくなった肉をスライス。リンゴに西洋わさびが入ったソースをかけて食べます。 魚も食べたくなってきたのでZanderfilt (カワマスのムニエル) も注文。ワインと料理がマッチして美味しい。

Tafelspitzとリンゴと西洋わさびが入ったソース

夕食後、グラーベン通りを照らすシャンデリアを見て、その美しさにおもわずため息が出ました。

グラーベン通りを照らすシャンデリア

グラーベン通りからフライウンクとアムホーフのクリスマスマーケットへ。2つの市場はとても近く一体感を感じます。

アムホーフ市場で見かけた屋台の看板。
  
アムホーフ市場にあるクリスマス屋台。というよりは立派な山小屋のよう。クリスマス飾りを売っている。


外から山小屋をのぞいてみた。家庭の暖かみが感じられクリスマスの雰囲気満点です。


フライウンク市場の屋台で売られている時計。ビールビンを潰しリフォームしたもの。


シュナップスやビールなどのアルコールを売る屋台。


アップル・プンシュを売るチロル風の屋台。プンシュはシュナップス(蒸留酒)とアップルなどのジュースを混ぜた飲み物。体の芯から温まります。


ホテルへの帰り道、パッサージュにつながる横道で見つけた小さな市場とクリスマスツリー。
ウィーンの街全体がクリスマス一色。至る所に小さなクリスマスマーケットがあります。


今日もたっぷりクリスマスを味わいました。
4日目 終了




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