海外旅行、カヌー、カローリング、ボッチャを楽しむ

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和菓子めぐり京都 5日目

2023年05月05日 | 2023 京都春

和菓子めぐり京都 5日目(最終日)

(出町ふたば(名代豆餅)⇒進々堂⇒六角堂⇒薫玉堂⇒京麩)

チェックアウトをして荷物をホテルに預け、午後の新幹線の時間まで土産を探しに出かける。

和菓子めぐりの最終日。まずは有名な出町ふたばの「名代豆餅」を食べよう。

開店8:30に到着。すでにお客が並んでいるが混雑はしていない。ラッキー!!!

これが「名代豆餅」。赤豌豆がごろごろ入っている。

再びバスに乗り京都市役所前で下車。昨日気に入った東洞院を散策する。

「進々堂」で朝食の予定。ガイドブックに必ず登場するパンの有名店。

店に入るとイートインの客が結構いる。外国人が多い。観光客というより地元に住んでいる常連さんのようだ。

注文して奥の席へ。壁にはフランス修業時代の写真が飾られている。

オーダーした「クロック・ムッシュ」が席に届く。

ゆっくりコーヒーを楽しみ、朝食を頂く。

お腹もいっぱいになったので、周辺を散策。横道に「六角堂」を発見。本で読んだことがあり、入ってみる。

聖徳太子が創建。華道家元池坊が住職を務め、いけばな発祥の地としても知られている。

お堂の周りを歩くと、確かに六角形であることがわかる。

願い事を一つ書き、鳩の中に入れて、六角堂に納める「一願成就」。お堂の縁に並んで置かれていました。

にこにこと優しい顔の十六羅漢。左奥の建物は家元会館。

六角堂を後にして、旅の終わりは趣味のお香の店へ。以前の旅行で「山田松香木堂」と「松栄堂」を訪れているので、今回は「薫玉堂」へ。「薫玉堂」は日本最古の御香調進所といわれ、店は西本願寺前にある。店舗二階で塗香を試し、土産に匂い袋「醍醐の桜」を購入。

西本願寺は親鸞聖人生誕850年の法要期間ということで、全国から信者が集まっていた。各県ごとに旗を持った団体信者があちこちにいる。境内の混雑を避け、本願寺前の仏壇通りを眺めながらホテルに戻る。

途中、細い路地にある「お麩」の店「麩藤」を探し、妻が希望する「ごま麩」などを買い、旅行は終了。

今回桜には遅かったが天気はよく、希望する和菓子も沢山食べることができ楽しい旅行でした。満足!!!

 

5日目 終了

1日目 仁和寺⇒今宮神社(炙り餅)⇒やすらい祭り⇒平安神宮⇒紅しだれコンサート

2日目 京菓子満月(阿闍梨餅)⇒哲学の道⇒水路閣⇒蹴上インクライン⇒醍醐寺⇒一本橋⇒知恩院⇒スプリングバレー

3日目 上賀茂神社⇒神馬堂(焼き餅)⇒北野天満宮(粟餅)⇒平野神社⇒千本釈迦堂⇒五辻の昆布⇒西陣会館⇒晴明神社⇒三十三間堂

4日目 東寺(東寺餅)⇒大原⇒宝泉寺(抹茶とお菓子)⇒本家尾張屋(衣笠丼)⇒鶴屋吉信(京観世

5日目 出町ふたば(名代豆餅)⇒進々堂⇒六角堂⇒薫玉堂⇒西本願寺⇒京麩

 

 

 


和菓子めぐり京都 4日目

2023年05月04日 | 2023 京都春

和菓子めぐり京都 4日目

(東寺(東寺餅)⇒大原⇒宝泉寺(抹茶+お菓子)⇒尾張屋本店(衣笠丼)⇒鶴屋吉信(京観世

あやしい空模様。折り畳み傘を持って出かける。

ホテル前のバス停大宮五条からバスに乗り、真言宗総本山「東寺」へ。

バス停を降りると目の前に国宝の五重塔が見える。この時間だと観光客はまばら。

東寺横の交番で「御菓子司東寺餅」までの道を尋ねる。新米のおまわりさんが地図を確認して教えてくれた。店はすぐ傍。客はまだいないので「東寺餅」をすぐ買うことができた。

「東寺餅」は、求肥にメレンゲを混ぜた餅でこし餡を包みフワフワ感のある菓子。お店の看板商品です。口の中でトロリと溶け出す美味しさ。

「東寺餅」を頂いてから、国宝の金堂へ入る。本尊の薬師如来は、薬壺を持たない仏像で、光背に七体の化仏を配している。

本尊に対面して右側は、日光菩薩。左側は、月光菩薩。すばらしい!!!

隣の講堂には、大日如来を中心として21体の仏像が配置されている。これが浄土の世界を表す立体曼荼羅。国宝に指定された仏像が数多く並んでいます。私が気に入ったのは、曼荼羅周辺に配置された「広目天」と「帝釈天」の2体です。

帝釈天の麗しい顔に見とれてしまいました。帝釈天がのっているのは白象。

仏像見学のあとは、京都駅からバスに乗り「大原」へ。

「大原」に着くころには本格的な雨降りになった。山道をたどり三千院へ。

この雨の中、三千院の庭を歩いても濡れるだけ。今回は三千院をパスし「宝泉院」へ。

「宝泉院」は三千院の参道の突き当りにあり、風情を感じる道を歩く。

「宝泉院」前に、わずかに桜が残っていた。

「宝泉院」の渋い入口。

中庭へ廻る途中にある「蹲踞(つくばい)」。

額縁庭園として有名。柱と柱の空間を額縁に見立てて鑑賞する。観光客が多く、なかなか気に入った写真を撮れない。

待つこと30分。団体さんが退出した一瞬を狙いパチリ。額縁を切り取ったような庭園が素晴らしい。

住職から血天井の話を伺い、庭園を鑑賞しながら抹茶とお菓子を頂く。お菓子は若狭屋末則の「大原魚山 ひととき」。ゆっくり楽しみました。

雨の中、京都市内に戻り、「本家尾張屋 本店」で早めの夕食。

店の前には、10人ほどお客が並んでいる。ここも外国人のお客でいっぱい。今、京都は外国人だらけの感じ…

ようやく門を潜ったけれど、まだ玄関には入れない。

ようやくお店に入れました。頑張った~~。

天ぷらそばと衣笠丼を注文。初めて食べる衣笠丼は、揚げと長ネギを卵でとじた素朴な味の名物です。とても気に入りました。

雨も上がってきたので、「東洞院」沿いのお洒落な店を覗きながら、「大丸」デパートまで歩く。

「大丸」の地下で、鶴屋吉信を見つけ好物の和菓子「京観世」を購入。ホテルに戻りコーヒーを飲みながら頂きました。

今日もよく歩いた!!!

4日目 終了

 

1日目 仁和寺⇒今宮神社(炙り餅)⇒やすらい祭り⇒平安神宮⇒紅しだれコンサート

2日目 京菓子満月(阿闍梨餅)⇒哲学の道⇒水路閣⇒蹴上インクライン⇒醍醐寺⇒一本橋⇒知恩院⇒スプリングバレー

3日目 上賀茂神社⇒神馬堂(焼き餅)⇒北野天満宮(粟餅)⇒平野神社⇒千本釈迦堂⇒五辻の昆布⇒西陣会館⇒晴明神社⇒三十三間堂

4日目 東寺(東寺餅)⇒大原⇒宝泉寺(抹茶とお菓子)⇒本家尾張屋(衣笠丼)⇒鶴屋吉信(京観世

5日目 出町ふたば(名代豆餅)⇒進々堂⇒六角堂⇒薫玉堂⇒西本願寺⇒京麩

 

 

 


和菓子めぐり京都 3日目

2023年04月30日 | 2023 京都春

和菓子めぐり京都 3日目

(上賀茂神社⇒神馬堂(やきもち)⇒北野天満宮(粟餅)⇒平野神社⇒千本釈迦堂⇒西陣会館⇒晴明神社⇒三十三間堂)

朝食は「まるき製パン」で購入したコロッケロール。これはいつ食べても美味い。

朝食後、バスを四条大宮で乗継、上賀茂神社へ。京都へは何度か来ているが上賀茂神社は初めて。楽しみです。

バス停を降りると目の前に「やきもち」で有名な「神馬堂」。

お目当ての「やきもち」を買う。昔の風情を残す「神馬堂」の店内。開業当初は「葵餅」の名前で売っていたということで、暖簾に名前が残っている。

名物の「やきもち」を暖かいうちに食べる。

柔らかくてうまい。

上賀茂神社に向かうと、まず朱色の大きな鳥居。一の鳥居です。

鳥居をくぐると、両側に広がる芝生。毎年5月この芝生で、加茂競馬が行われる。今年のポスターが貼られていました。

参道右側には「斎王桜(さいおうざくら)」と呼ばれる大きなしだれ桜、左に「鞭打ちの桜」が並んでいます。

細殿(ほそどの)と立砂(たてずな)。細殿(ほそどの)は、天皇など身分の高い方が参拝された時、細殿で装束を整えるのだそうです。

円錐形の美しい立砂(たてずな)。頂上に松の葉がたてられています。立砂(たてずな)は、神が降臨する際の目印とか…

中門。一般の参拝者はこの中門から本殿に向かって参拝します。

 

上賀茂神社の中でも人気が高い片山御子神社。賀茂別雷大神の母である玉依姫命を祀っている。

この神社の絵馬は、紫式部の歌が刻まれたハート形の絵馬。

絵馬の歌は「ほととぎすの声が聞こえるまで、片山の森の雫に濡れながら待っていよう」という恋歌だそうです。

「八咫烏(やたがらす)みくじ」。

八咫烏とは三本足の烏。賀茂氏の始祖、賀茂建角身命が、神武天皇東征の際に八咫烏になって先導したと伝えられている。

上賀茂神社観光はなかなかよかった。

外国人観光客で混み始めたので、次の目的地へ。

上賀茂神社からバスに乗り千本今出川で乗換、北野天満宮で下車。バス停傍にある「粟餅所 澤屋」へ。

ここは「粟餅」が名物。おとといは店の前に行列ができていたが、今日は待ち行列がない。ラッキー!!!

店内は客が4組も入ると満員。先客は2組なのですぐにテーブルに着くことができ、「粟餅」を注文。

あんこときな粉の粟餅。見た目は素朴だが、味は良い。

北野天満宮も外国人団体ツアーでにぎやか。見物はほどほどにして、裏手にある平野神社へ向かう。

平野神社入り口。桜祭りの提灯が残っている。

境内には遅咲きの八重桜。外国人観光客がこの桜に集まり写真を撮っている。

「平野神社」から路地を歩いて「千本釈迦堂」へ。入口奥に早咲きしだれ桜の「阿亀桜」が見える。

ここでは遅咲きの「普賢象ざくら」が咲いていました。花の中から変わり葉が出ていて、それが普賢菩薩の乗った象の鼻に似ていることから「普賢象ざくら」と呼ばれるそうです。

「阿亀」さん。夫の棟梁が、釈迦堂の造営時に柱を切り間違えたが、阿亀の助力で上棟式を迎えることができた。阿亀は夫の名誉のため自刃したという伝説が残っている。

「千本釈迦堂」から西陣会館へ。偶然「五辻の昆布」本店を発見。昨日バスの中から看板を見て気になっていたお店です。ちょっと店内を覗いて見よう!

店員さんに薦められて昆布を試食。お茶も頂き美味しかった。

土産に「くき山椒」を購入。

「西陣会館」で、機織り機の実演を興味深く見学。

「西陣会館」から「晴明神社」へ向かう。ここは陰陽師で有名な安倍晴明を祀っている。神紋は陰陽道で使われる「晴明桔梗紋」。少し不気味に思うのは私だけか?

神殿の前に鎮座する安倍晴明。

これが安倍晴明です。

魔除けの「厄除け桃」

神社入り口の狛犬。顔が不気味。

堀川今出川からバスに乗り、「三十三間堂」へ。高校の修学旅行以来なので55年ぶりです。

堂内に安置された仏像の数に圧倒されます。写真撮影禁止! 堂内両端に置かれた風神・雷神の印象が強い。

我々の前を行くおばさんグループは遠慮なく写真撮影。約20人の団体で、韓国語でにぎやかに話している。

「三十三間堂」を早々に切り上げ、バスで四条河原町の高島屋へ。地下に入っている「叶匠寿庵」で「一壺天」を購入。近くの総菜売り場で弁当を買い、ホテルに戻る。弁当を酒のつまみにしてビールで乾杯!!! 食後のスィーツは好物の「一壺天」。お疲れさんでした。

3日目 終了

 

1日目 仁和寺⇒今宮神社(炙り餅)⇒やすらい祭り⇒平安神宮⇒紅しだれコンサート

2日目 京菓子満月(阿闍梨餅)⇒哲学の道⇒水路閣⇒蹴上インクライン⇒醍醐寺⇒一本橋⇒知恩院⇒スプリングバレー

3日目 上賀茂神社⇒神馬堂(焼き餅)⇒北野天満宮(粟餅)⇒平野神社⇒千本釈迦堂⇒五辻の昆布⇒西陣会館⇒晴明神社⇒三十三間堂

4日目 東寺(東寺餅)⇒大原⇒宝泉寺(抹茶とお菓子)⇒本家尾張屋(衣笠丼)⇒鶴屋吉信(京観世

5日目 出町ふたば(名代豆餅)⇒進々堂⇒六角堂⇒薫玉堂⇒西本願寺⇒京麩

 


和菓子めぐり京都 2日目

2023年04月29日 | 2023 京都春

和菓子めぐり京都 2日目

(京菓子満月(阿闍梨餅)⇒叶匠寿庵⇒水路閣⇒インクライン⇒醍醐寺⇒一本橋⇒知恩院⇒スプリングバレー)

朝食を手早く済ませ、バスを乗り継ぎ出町柳で下車。道に迷いながら京菓子「満月」の本店へ。店でできたての「阿闍梨餅」を食べることができる。

店内の休憩所。コロナ下で飲食禁止。

できたての「阿闍梨餅」。

店先のベンチに座り、暖かいうちに頂く。出来たては旨い!!!

百万遍バス停のあたりまで来ると甘い香りが漂ってきた。近くにある金平糖の名店「緑樹庵清水」の香りのようだ。

百万遍からバスに乗り銀閣寺前で下車。

哲学の道を歩く。桜はすでに葉桜。大勢の外国人観光客とすれ違う。

哲学の道終点近くにある「叶匠寿庵」本店で抹茶と和菓子を頂く予定。

おや?店は開店していない。今日は休業のようだ。

昨年秋に撮影した「叶匠寿庵」。今回是非入りたかったので残念!!!

永観堂前を通り、南禅寺へ。やはり観光客が多い。

南禅寺山門。ちょっと一休み。

撮影スポットで人気の「水路閣」。

正面から見た「水路閣」。印象派の絵画を見るようです。

「水路閣」に上がると、「蹴上インクライン」までつながっている水路。

さすがにここを歩いている観光客はほとんどいない。

「蹴上インクライン」。舟を引上げる台車とレールが現在も残っている。桜の隠れた名所だが、すでに葉桜。春先は桜とレールが映えるフォトスポット。

「蹴上」から地下鉄東西線で「醍醐」へ。駅前に立ち並ぶ公営住宅群を抜け徒歩約10分、豊臣秀吉ゆかりの「醍醐寺」に到着。

 

地下鉄東西線「東山」で下車。すぐ左に見えたおシャレな感じの古川商店街をぶらつく。京町屋の旅館、お麩の店など並ぶ商店街を抜ける。商店街出口にある京小物の店「洛禅」で朱塗りのお椀を購入。買い物途中で後ろを振り返ると、偶然にも「一本橋」が見えた。

今回の旅で見たいと思っていた場所です。

外国人観光客も楽しんでいます。フォトジェニック(写真写りが良いね)!と声をかけると喜んでポーズ。

白川を渡り「一本橋」のすぐ裏にある西門をくぐり、「知恩院」に向かう坂道を歩く。

「知恩院」山門。

「知恩院」も外国人観光客でいっぱいでした。

「知恩院」正面。

四条通りから「新京極」へ。久しぶりの新京極、修学旅行以来かな~。

錦天満宮に立ち寄る。

天神様でお参り。

錦市場を西へ歩く。外国人観光客でいっぱい。ラッシュアワーの混雑のよう。立ち食いのお店が増えとても繁盛しています。コロナ前より観光客が多そうだ。

錦市場の中ほどから北へ折れて、目的の「スプリングバレー・ブリューワリー」へ向かう。

予約を入れてあるので、すぐに二階席に案内された。

早速、黒ビールを注文。つまみは「5種盛りプレート」と「大あなごの天婦羅」。歩き疲れた体にビールがうまい。料理も美味い。ビールをお代わりして上機嫌の二人。

いや~うまかった。満足、満足。

ホテルに戻る前に、高島屋の地下にある「笹屋伊蔵」で和菓子「千客万来」を購入。ホテルに戻りゆっくり味わいました。

2日目 終了

 

1日目 仁和寺⇒今宮神社(炙り餅)⇒やすらい祭り⇒平安神宮⇒紅しだれコンサート

2日目 京菓子満月(阿闍梨餅)⇒哲学の道⇒水路閣⇒蹴上インクライン⇒醍醐寺⇒一本橋⇒知恩院⇒スプリングバレー

3日目 上賀茂神社⇒神馬堂(焼き餅)⇒北野天満宮(粟餅)⇒平野神社⇒千本釈迦堂⇒五辻の昆布⇒西陣会館⇒晴明神社⇒三十三間堂

4日目 東寺(東寺餅)⇒大原⇒宝泉寺(抹茶とお菓子)⇒本家尾張屋(衣笠丼)⇒鶴屋吉信(京観世

5日目 出町ふたば(名代豆餅)⇒進々堂⇒六角堂⇒薫玉堂⇒西本願寺⇒京麩

 


和菓子めぐり京都 1日目

2023年04月24日 | 2023 京都春

和菓子めぐり京都 1日目

(御室桜⇒あぶり餅⇒やすらい祭り⇒紅しだれコンサート)

今年は異常な暖冬で、桜はすでに散ってしまった。

そこで、予定を「和菓子めぐり」に変更して旅に出た。

京都駅観光案内所でバス1日乗車券を購入。

ホテルに荷物を預け、観光に出発。遅咲きで有名な御室桜がぎりぎり見られるかと考え、仁和寺へ。チケット売り場は観光客で一杯。これは御室桜に間に合ったかも? 少し期待をして入場。

仁和寺二王門(需要文化財)。

阿吽の二王像

御所庭園をささっと観て回り、期待の御室桜へ向かう。

中門をくぐると左手に桜の広場。桜は7割がた散っている。残念!!!

御室桜と五重塔。

近年は気候が異常なのでジャストの桜に出会うのは難しい。

気を取り直して、今日の二つ目の目的「やすらい祭り」に向かう。

「やすらい祭り」は、京都北部の紫野にある今宮神社で4月第2日曜に開催される。京都三奇祭の一つで、疫病鎮静を願う祭り。ユネスコ無形文化財に登録されているらしい。

今宮神社での楽しみはもう一つ。参道で食べる「あぶり餅」。参道を挟み向かい合った2軒の老舗、今回は一文字屋和助の方で「あぶり餅」を頂く。

炭火であぶった餅の匂いと煙が店先に漂っている。

竹串に刺して炭火であぶった親指大の餅を、白みそのタレにつけて食べる。なかなかうまい。

祭りの日ということでお客が行列しているが、運よく店内の静かな座敷に通され、ゆっくり餅を味わえた。

餅を食べ終え、少し早いが神社へ向かう。

祭りが始まる前に、「やすらい人形(ひとがた)」を奉納し、健康と厄除けを願った。

「やすらい人形」。内側に名前などを記入する。人形に移った疫厄が鎮められる。

人形の中にある「蘇民将来子孫也」と書かれたお札は持ち帰る。「蘇民将来」は茅の輪の由来になった人。その子孫は災厄を逃れると言う言い伝え。

待つこと40分。遠くからかすかに鉦や太鼓の音が聞こえてきた。いよいよ祭り行列が到着。長老を先頭に囃子方、赤や黒の毛を付けた大鬼・小鬼が続く。大鬼が鉦や太鼓を打ち鳴らして跳ね踊る。

「やすらい祭り」を見てから、ホテルに戻りチェックイン。部屋に荷物を置き、今日最後の目的の「紅しだれコンサート」へ。場所は平安神宮の「東神苑」。平安神宮の朱塗りの大鳥居を抜け、「応天門」前に設けられた当日チケット売り場に並ぶ。30分程でチケットを購入。

「応天門」の横から入場すると正面に「大極殿」が現れる。

「東神苑」の池の周りがコンサート観覧席。観客が良い場所を陣取り始めている。我々二人も池のほとり最前列に割り込む。演者は日替わり、今日はピアニストの石井琢磨。日も暮れて紅しだれ桜が幻想的になってきた。演奏曲目はドビュッシーの「月の光」など。ライトアップされた紅しだれ桜とピアノの音色の幻想的で優しさに満ちた調べを楽しんだ。

非日常的なひとときを堪能し、満足してホテルに戻りました。

1日目終了

1日目 仁和寺⇒今宮神社(炙り餅)⇒やすらい祭り⇒平安神宮⇒紅しだれコンサート

2日目 京菓子満月(阿闍梨餅)⇒哲学の道⇒水路閣⇒蹴上インクライン⇒醍醐寺⇒一本橋⇒知恩院⇒スプリングバレー

3日目 上賀茂神社⇒神馬堂(焼き餅)⇒北野天満宮(粟餅)⇒平野神社⇒千本釈迦堂⇒五辻の昆布⇒西陣会館⇒晴明神社⇒三十三間堂

4日目 東寺(東寺餅)⇒大原⇒宝泉寺(抹茶とお菓子)⇒本家尾張屋(衣笠丼)⇒鶴屋吉信(京観世

5日目 出町ふたば(名代豆餅)⇒進々堂⇒六角堂⇒薫玉堂⇒西本願寺⇒京麩