老人の戯言

当年85歳になります。戦前戦後の経験語り部も居なくなります。貴重な経験を構成に残して今後の日本の発展を期待したい。

四国電力伊方原発再稼働の判決

2018-09-26 16:51:26 | 日記
広島高裁は以前の差し止め仮処分取り消し伊原原発の運転を認めた。これは画期的な出来事である。
130kmも離れた阿蘇山の火砕流が海を越えて愛媛県や山口県に及ぶとは常識では考えられない暴論であった。
今回の火砕流到達の可能性は少ないので四電の保全異議を認め差し止めの法的根拠なしとの明快な判決であった。
四国電力は昨今の北電のブラックアウトとは違い、本土との連携で240万kwを整備されているが、出力合計が
578万kwあるとしても過去の最大需要電力は600万kwであるから、伊方原発の89万kwの復帰の意義は大きい。
 3.11以降殆どの原発は停止を余儀なくされ、電力会社は償却費の負担増で殆どが赤字経営を余儀なくされている。
福島第一原発の津波による事故以来7年半をすぎたが、その後世界中の100基を超す原発は事故を起こしていない。
 これは1基に換算すると700年以上の安全に相当する。日本では10基位が現在運転中であるとしても、70年相当の安全性が
実証されているのと同じである。原発の耐用年数が50年としても寿命以上の安全性が確認されていると言っても過言ではない。
 現在の技術レベルでは環境問題を解決できる安定電源は原発を擱いて他にはないのである。
水素エネルギーは水素そのものを経済的に得る方法がないので、いくら応用面の開発が進んでも実用にはならない。
風力は先回の台風で淡路島で倒壊している。太陽光発電も今後kwあたり24円と40円から下げさせられて投資への魅力が失せてきている。
 一部の原発反対の根拠の薄弱な世論に負けないで欲しい。JUNTARO

1 コメント

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判事の研修 (jinn-news)
2018-09-27 21:43:26
どこの組織でもやっているように、研修制度を判事にも作るべきです。原子力のように、複雑な基礎知識が必要なテーマは、独学でやると、とんでもない判決がしばしば出されます。今回はよかったですね。
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