老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

日曜報道特集を見て

2006-09-17 20:52:51 | Weblog
 毎日曜日はフジテレビ、NHK,テレビ朝日の報道特集を朝から昼まで見て、リタイヤー後の見識が世間から遅れないように努力をしている。
 今朝のいずれの番組にも自民党の党首選挙を控えて候補者3人が出演されていた。
 テレビ朝日の田原総一朗の安部候補に対する肉薄は自分の売り込みに終始しており、見苦しい限りであった。問題は村山談話の中国に対する謝罪を次期政権が認めた上で、外交を進めるかどうかであったが、流石に阿部候補は村山談話は当時の政府見解として認めるの範囲で、何とか談話が正しかったか、間違っていたかの問い詰めに対して、それ以上の見解を示さなかったのは立派である。
 田原の質問と食い下がりは何とか白黒をつけさせ鬼の首を取ったような顔をして点数稼ぎしたかったのが、不成功で良かった。
 マスコミは得てして自分の都合の良い事のみを発言の中から書き出して記事にする悪い習性があり、これがマスコミのペンは歪曲された強さを発揮して、顰蹙を買ってきたのは、少しでも広報に関係した人なら思い出が在る筈だ。
 田原の迫り方はヤクザそこのけで、このような言論ファッショは許せないが、幸いテレビは視聴者が総てを見て判断できるので救われている。
 田原は墓穴を掘り、安部には安心感を覚えた聴取者が多いのではないか。
他の報道番組はコメンテーターの勉強不足で肝心な事を聞かないなど力量不足が目立つ。これも問題であるが大切な時間を浪費した後味の悪い感が強い。
 聴視者の目も肥えており点数稼ぎのコメンテーターを排除するよう、世論を高めよう。juntaro