老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

A級戦犯とフセイン裁判

2005-09-06 11:16:34 | Weblog
A級戦犯の合祀と靖国問題が中国、韓国から問題にされ国際関係がこじれているが、フセインの裁判がイラクでイラク人の手により10月から始まろうとしている。東京国際裁判が戦勝国により裁かれたのと対照的である。A級戦犯も本来なら日本の敗戦の責任を追及されて日本人により行われるべきであったのである。
東京国際裁判は本来根拠の無い裁判であり、寧ろ一般民衆を狙った米軍の日本各地のの空爆や広島、長崎の原爆投下はジュネーブ条約違反として裁かれるべきである。米国の教科書には原爆を正当化して、原爆投下により戦争の終結が早まり死者の数を少なく平和に出来たと謳歌して教育している。しかもこれらの空襲の指揮をした将軍に後に自衛隊の空軍創設の功を多として日本政府は勲一等を授与さへしているのである。
米国が原爆の威力を示して戦争終結をひぬ早めたいのなら日本の沖ででも原爆ショウをすれば多くの日本人は無駄死せずに済んだはずである。
全てを水に流す日本の国民性は国際的には通用しないのである。
自己主張をしない風潮は日教組により教師の地位を聖職から労働者にして気骨を抜き去った米国の教育制度改革など日本のその場限りの近視眼的政治では見抜けないのが嘆かわしい。
強いアメリカと覇権主義の中国が国力の均衡した時点でぶつかり合うのは必定であるが、日本外交に期待が出来るであろうか?       juntaro