ザ・サウンド オブ わんわん The sound of wan wan

ベルジアンシェパードグローネンダールのズースです。

ニケの変貌

2009年04月26日 | 犬たちのこと
ニケは、去年の2月にうちにやってきました。骨肉腫で死んだうららと同じ日に生まれた姉妹です。ブリーダーさんが、悲嘆にくれている我が家に同情してくださって、ニケを飼ってくださいと言ってくださったのです。
ニケが来てくれたことで、家族みな元気になりました。うららの姉妹と思うだけで、ずいぶん気持ちが和らいだのです。
ニケは、ブリーダーさんのところでショードッグ用の訓練をされていました。
だから、うちに来た当初は、まるでショーで走っているように、うちの狭いリビングをくるくるくるくる、まわっていました。足を高く上げ、かっかっとリズミカルな音をたて、馬がギャロップしているようでした。頭もあげ、姿勢がきれいな走り方。
いわゆる「モデル歩き」みたいな感じです。
外で散歩していていも、リードを持つ人に寄り添って、足を高くあげて走っていました。なにか指示を待つように顔をじっとみあげて。
ショーでは快活に見えなくてはいけないらしく、顔は笑っていました。
でも、うちで暮らすうちにしだいにそういうことはしなくなりました。
今では家ではのそのそと歩き、だらんと寝そべっていることも多いですし、外でも電信柱や草むらの匂いばっかり嗅いで、ゆったり歩くようになりました。
時折思い出したように、リードを持つ私の顔をにこにこ見上げながらモデル走りをしていましたが、どうもこの飼い主の反応は期待と違うと思ったせいか、それも減って、今やほとんどしません。

ニケは一年で変貌してしまいました。みんなに太ったと言われます。
近所の人に、「なんか普通の犬になったね」と言われました。
娘は、「からだも動作も顔もゆるんだよね」と言います。
極めつけは夫です。
あろうことか、ニケを「黒豚」と呼びました。「おい、薩摩の黒豚、トンカツにしちまうぞ」。
かわいそうなニケ。
そして、パールと並んで歩いているのを見て、「豚に真珠だ」と笑うのです。
ひどいよね、ニケ。
絶対ダイエットを成功させようじゃないの!!



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