![]() | 老いを照らす (朝日新書 89)瀬戸内 寂聴朝日新聞社このアイテムの詳細を見る |
瀬戸内寂聴さんの本を初めて読んでみました。
小説家のときの華やかなうわさと、おびだだしい中間小説の群れの印象が強く、なんとなく、遠ざけていたのです。
図書館で、手がのびたのがこの本。
家で読んでいたら、夫が「老いか~?」と笑いました。
まだはやいかな。
なんかすっかり老いの気分なんですけど、最近。
42歳と47歳はあまり違いはないと思うんです。
でも、47歳と53歳って大きい違いがあると思うなあ。30代なんて、まだ高校生のほうに気分が寄っていってたのに・・・。
瀬戸内さんが出家に至るときのお話から、仏道の修行、それから仏教に帰依するものの立場から、老いや死や病について語っています。
全体の印象としては、瀬戸内さんは、やはり、華やぎのあるかただなあと思いました。賑やかなんです、書いておられることも。あえて言えば静謐な感じはないです。
好みがあるでしょうが、こういう説法もあるのでしょう、と思いました。
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