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ビジネスマンじゅんごろうのONとOFF

ビジネスマンならではの視点で趣味やビジネス、社会について論じます。

日食(Eclipse)

2009-07-21 22:19:23 | コンピュータビジネス
日食を英語でいうとEclipse、エクリプス。

エクリプスというとIT業界に身をおくものは日食とは別のものを
イメージする。Javaの開発環境ソフトである。
JavaといえばSun Microsystemsが開発したオブジェクト指向の言語。
Sunと敵対関係にあったIBMがSunを意識して命名したといわれている。

Sun(日)を食べるので日食=Eclipseというわけだ。
この逸話はJavaの技術者から聞いた話だが、信憑性は高いようだ。

Sun MicroはOracleに買収され、文字通り食べられてしまったわけだが、
ちょうど今年、日食が見られる年と重なり、Sun関係者は印象深い年に
なるのではないだろうか。

Sunといえば、ドットコム時代テレビCMを出すなどIT業界の勝ち組にのし上がり
つつあった。それがデータベースの会社に買収されるとはサーバなどの
ハードを主力とする事業には限界があったのだろうか。

さて、明日22日の日食は曇り模様の天気だという。
日食観賞を阻むのは雲=クラウド、
最近流行りのクラウドコンピューティングというのは何だか今後
のIT業界を暗示しているようで面白い。


"エア"○○

2009-05-17 15:03:11 | コンピュータビジネス
最近自分の職場でヒットしている言葉がある。
「エア」(air)である。

ヒットのトリガとなったのはエア焼肉と呼ばれるサイトだ。
(エア焼肉リンク)

このサイトは焼肉を食べた気にさせてくれるリアリティのあるものだが、
エアという言葉は適切でなかった。
完全に推測で話を進めるが、エア焼肉のエアはエアギターに触発されて
ネーミングしたと思われる。
しかしエアギターはくだらないといえばそれまでだが、世界大会を
するくらいだから一応エンターテイメント性があり、エアの意味も
うなずける。

しかし焼肉のエアの意味はよくわからない。
エアというより「バーチャル」といったほうが適切かもしれない。
エアという何か間の抜けた言葉の感じのおかげで、職場で仕事にからめて
使う輩が出てきたから困り者である。

例えば「レビュー資料ができていない、エアレビューにしてもらえないかな」
とか、「エア飲み会」、「エアミーティング」など何にでもエアをつけて
お茶らけるのである。

一瞬場はうけるのだが、言葉のセンスとしてはかなり低レベルだといわざるを
えない。エアギターとは異なりエアの意味を誤解してい使っていて、それが
何を指すか言っている本人もわかっていないのだ。

もちろん職場でそれを指摘することはないが、気になるのはこのような耳心地
のよい言葉につられて、違った意味で深く考えもせず多用してしまうことである。

こんなことを思ったのは先週辞任した閣僚が「女癖の悪いDNA」などという
発言を聞いたからだ。
DNAというと何となく遺伝子レベルなので元から備わっているもので、自身で
コントロールできないものというイメージがある。

専門家に言わせればDNAとはそういうものではないらしい。
性格や外見も含めて後天的に変えられるものがほとんどなのだ。それもわからず
DNAという言葉を使うことは、エア○○というのと同じだと思う。
注意するとこの類の言葉はたくさんあり、うっかりすると自分でも使ってしまう。

プロフェッショナルとして自分が使う言葉には気を配りたいものである。

日本人の「カイゼン」思考

2009-03-21 09:57:34 | コンピュータビジネス
先日健康診断の結果が届いた。
今回から、バリウムを飲んで胃の検査をする「人間ドック」となったため、
結果レポートには検査項目がたくさん並ぶ。

各検査結果には項目ごとにAからEの判定がされている。

実は人間ドックを受ける前日にフルマラソンを走ったせいで
血液検査で異常値がいくつか出たほか、肺に陰影がある・・など
気になる結果が記されていた。

結局再検査をして正常であることを確認し、事なきを得たが、
改めて評価結果に記されている判定を見て日本人の改善思考を
垣間見た気がする。
判定結果はその評価内容がわからない人にとっても一目でどこに問題があるの
かを客観的に教えてくれる。

判定が悪い項目を認識させ、それを改善するための具体的なアクションを
促すのだ。
例えばコレステロール値が高かったら、油ものを避け、歩く距離と時間を
長くする、という具合である。

もちろんこのカイゼン意識がプラスに働くこともあると思うが、健康に
関していえば、それほど単純ではないと思う。
歯科検診を例にとってみたい。
検診で虫歯が見つかってE判定がついたとしたら、虫歯を治療して判定を
良くしようと思うかもしれない。
しかし虫歯の原因となるのは歯の磨き方や食生活や実はストレスなども
関係しているといわれている。
真の原因を取り除くためのアクションは治療をするということだけではない
はずである。

虫歯を発生させてしまっている習慣や癖を自覚するために、客観的に専門家に
定期チェックしてもらうという発想が必要ではないかと考えるようになった。

つまり、健康でいるために毎年健康診断を受けて、結果の悪いところを
カイゼンしていくという発想ではなく、悪い判定を引き起こす自分の習慣のどこに
問題があるかを定期的にチェックしていくという発想である。
ここで「体質」や「遺伝」など自分がコントロールできないものとあきらめない
ことが肝要である。

いっそのこと判定をするのをやめてしまったほうがよいという気がする。
判定項目を細かく設定し、各判定が悪いところを矯正することは日本の製造業の
カイゼン思考に通じるものだが、評価がよいと安心してしまい、関心が急激に
薄れるのだ。

ネットが発達している社会である。
検査項目の結果を調べればその項目値のもつ意味がすぐにわかるから、
専門家からはより深い情報を引き出すこともできると思う。

マスクの活用方法

2009-01-12 22:54:23 | コンピュータビジネス
マスクの生産量が過去最高になっているそうだ。
風邪を引いたためだけでなく、新型インフルエンザなど予防のために
する人が増えているという。

風邪を引いたのにウィルスを撒き散らすのは犯罪に近い。
コンピュータ業界でもセキュリティのため、特定のメンバーが
狭いプロジェクトルームにカンヅメになることがあるが、メンバーの
中に風邪を引いている輩がいたら最悪だ。

少なくとも一人には風邪がうつされることになる。

技術者が一名欠勤するコストは少なくない。
マスクひとつで防げるとしたらこんなに安いことはない。

ということが理由かどうかわからないが、マスクを支給する会社が増えている。
風邪の蔓延を防ぐためだと思うが、ひとつ気づいたことがある。

最近のマスクには色がついているものがあるのだ。
青やピンクなど、白以外にも様々あり、真っ白のマスクをしている人ばかり
だと殺風景だが、色つきマスクだと多少雰囲気がやわらかくなる。

そこで提案。
風邪を引いた人と引いていないけど予防のためにする人をマスクの色で区別したら
どうだろうか?
青は風邪を引いた人。ピンクは予防のための人。どちらともつかない人は白、
というように。

調子が悪いのかどうかは微妙に気を遣わないといけない場面がある。
改めて聞くのもきがひける。
色でわけられていたら一目瞭然であるのだ。

メーカーサイドも両者の機能をそれぞれに特化したものを開発したら
どうだろうか。

体調を理由にする悪

2008-11-02 22:21:07 | コンピュータビジネス
10月の最終週からようやく涼しくなってきた。
少し寒くなってくるということは、「体調不良」を理由に休暇をとる輩が
多くなる季節でもある。

休むこと自体は悪いとは思わない。
確かに無理を押して出勤しても完全なパフォーマンスを発揮できないし、
回復が遅れる可能性もある。
しかし、仕事を休むことはドタキャンには変わりない。
管理職にとっては迷惑この上ないのだ。

私のようにシステム構築を生業としている仕事にとってはスケジュール
の遅延だけでなく、顧客にも迷惑がかかり、余計な仕事が増えることに
なる。

ただし、体調不良を理由にするとみんな納得してしまうのが不思議である。
職場によっては体調不要を半ばローテーションで休む理由としている場合
があると聞く。

体調管理も仕事の一部という意識が弱いのではないだろうか。
食事や睡眠を含めた体調管理はプロとして常識だと思うのだが、
その意識が弱いと思う。

ちなみに私は社会人になってから病欠で休んだことは一度もない。
もちろん風邪をひいてつらいときもあったが、仕事を休むほどの
致命傷になることは無かった。

体調不良を理由による休暇を減らす方策がある。
在宅勤務である。
在宅で仕事ができる環境があるのなら、体調不良で出勤できない
理由にはならない。多少調子が悪くても「家で仕事しろ」と言われても
文句がいえない。
有給消化の理由として認めないようにしたらよいのだ。自然と従業員は
体調管理に気をつけるようになるはずだ。

企業は在宅勤務を奨励しつつ、従業員の体調管理への意識を高めるべき
ではないだろうか。

オリンピック年

2008-08-17 22:06:40 | コンピュータビジネス
一般人にとってオリンピックはランチの話題のひとつにすぎないが、
話題がつきないほどネタが詰まっていることが面白い。

各人がワイドショーで仕入れたネタを披露する。
関心のない人も披露されたネタには「へぇー」などと
気のない返事をする。

「スピード社のレーザーレーサーを着るのに30分もかかる
らしい」
「フェンシングでメダルを取った選手はフェンシングに打ち込む
ために会社を辞めて、職無し状態らしい」

そんな毎日が続くのもあと一週間だ。
後半は日本人選手の活躍があまり期待できないから8月の気候と
ともに五輪熱もさめてくることが予想される。

日本人は熱しやすくさめやすいというが、オリンピックはまさに
その象徴である。
オリンピックの開催地を正確に覚えている人はかなり少ないと思う。

ビジネスマンにとってはオリンピックの出来事とそのときの
自分がやっていた仕事を重なり合わせて記憶していることが多い。

しだいに「北京のときはあのプロジェクトだった」というと、
「私はまだ高校生でした」なんて若者と仕事をする機会がすぐに
きてしまうのが、悲しい。


社長がトイレ掃除をする会社

2008-08-03 21:27:16 | コンピュータビジネス
社長自らがトレイ掃除をする会社が増えているらしい。
有名なのはイエローハットの鍵山秀三郎氏だと思うが、一見すると
「何のため?」といぶかってしまうのは私だけではないだろう。

そもそも新入社員にオフィスの掃除をさせるのも、
コストにみあわないと常々考えていたのだが、社長が、しかもトイレ掃除
とは一昔前の精神論に基づいた試みと思える。

だが、最近人気のビジネス書「夢をかなえるゾウ」(水野愛也著)の中で
トイレ掃除について言及されていることを知ってトイレ掃除を意識する
ようになった。

トイレとは一番汚い、または汚くなりそうな部位である。
トイレ掃除を一番先に手をつけるというのは一番汚いところを先に手を
つけるということを暗示するものなのだ。
ビジネス書ではそう説いているという。

考えてみると、飲食業においてもトイレを清潔に保つことは非常に重要だ。
店の良し悪しをトイレのきれいさで判断する人も少なくないという。

と、考えると社長自らがトイレ掃除するというのは理にかなっている
気がする。
当然汚くなったところをきれいに掃除するだけではなく、汚れないためには
(問題が大きくならないためには)どうすればよいかを考えるようになる。

食堂とは異なり、トイレは社員誰もが使う場所だ。
人のことを考えず汚く使う輩がいるとしたら、問題発生の前触れ、逆に
きれいに使っているとうまくいっていることを暗示するものかもしれない。

ビジネスマンに「トイレ掃除は最後にするか、最初にするか?」という問いの
答えで、その人がどのようなマインドを持っているかを簡単に判断できる
かもしれない。

宅配ボックスのブログコメントについて

2008-06-01 17:52:59 | コンピュータビジネス
珍しくブログの内容についてコメントをいただいたので、
それについてフォローしたいと思う。

まずはコメントをいただいたnkjさん、ありがとうございます。

ただし「不謹慎」な内容だというご指摘はもっともではあるが、
システム上の「バグ」があることも事実であるので、ここでは
宅配ボックスの改善案を書きたいと思う。

宅配ボックスは単身者や昼間在宅していない家庭にとって、
安全に荷物を受け取ることを可能にした画期的なシステムであるが、
以下の問題点があると思う。

・4桁の数字に頼っていること
・住民以外が使用することに制限がかけられないこと

これらの課題を解決するためには別のシステムが必要である。
今回は2つめの課題の対応案を考えた。
名づけて「メール通知システム」。

まずは住民全員に携帯又はPCのメールアドレスを登録することから
始まる。メールアドレスとネットに接続できる人だけが、宅配ボックス
の使用が認められる。

仕組みはこうだ。

①宅配業者--> 荷物 --> 宅配ボックス
ここで宅配業者は4桁の数字を決めてボックスを閉じるわけだが、
ボックスを閉じた後、横にある端末にボックス番号、部屋番号を入力し、
送信ボタンをを押す。

②宅配ボックス --> 認識 --> センター
センターに情報が送信され、センターでは4桁番号を別の番号に変換し、
宅配業者が入力した4桁番号を別の番号に変更する。
ボックスを閉めた人が二度と開けることをできなくするためだ。

③センター--> メール--> 住民
センターは部屋番号の住民用に予め登録されたメールアドレスに
ボックス番号と変換された4桁番号を送信する。

④住民 <-- 荷物 <-- 宅配ボックス
住民は送信されたメールにしたがって4桁番号を押して荷物を受け取る

これなら、住民以外の使用を制限することができるし、
何しろ荷物が届いたことをメールで知ることができるメリットは大きい。

技術的な問題として、センターから宅配ボックスの番号を操作できるように
することと、部屋番号とボックス番号を入力できる端末を用意する必要がある
ことがあげられる。

ただ、センター側も宅配ボックスの利用状況などを把握できたりして、
メリットもあると思う。リクエストに応じて、住民にお買い得情報をメール
することも考えられるのではないか。

このアイデアはオリジナルなので、このブログを見た宅配ボックス業者の
皆様は是非採用を検討くださいませ!

書評:頭がよくなる照明術

2008-04-06 21:05:21 | コンピュータビジネス
新書としてはちと古いが、「頭がよくなる照明術」(結城未来著)を
読んでみた。
照明について改善したいという潜在ニーズは多くの人にあると思うが、
私もその一人である。

照明を含めた光が人にどのような影響を与えているかわかりやすく
説明している。特に蛍光灯と電球の違いについては興味深い。

蛍光灯-単純作業に向き緊張させる効果がある
電球-クリエイティブな作業に向きリラックス効果がある

本来リラックスする家庭でも多くは蛍光灯が使われているのは、
生活に余裕がなく、照明にまで気がまわらないことを暗示している
ようだ。
そういう私も家では蛍光灯を使っていたので、なんだか落ち着かなく
なってきてしまって、電球色に変えてみた。
確かに雰囲気も随分変わった。今までは夜遅く帰ったとき蛍光灯は
まぶしすぎで、リラックスする間もなく寝床に入っていたことが思い
知らされた。今後はスポットライトなども活用して間接照明にも挑戦したい。

飲食店などを訪れたときにも照明について気にするようになった。
間接照明がふんだんに取り入れられていることに気づかされる。

この違いが売上にどれほど影響しているかわからないが、
照明の工夫は確実にビジネスに何らかの影響を与えていると思われる。


gooブログのトップページ

2007-07-22 21:02:24 | コンピュータビジネス
gooブログにログインするとき気になることがある。
トップページの人材就職ランキングの広告である。

就職したい会社のランキングは社会人になった今も目がいって
しまう。相変わらず人気が高いのはマスコミ関係。

テレビ局や広告会社の人気が高いのは独特の華やかさだけでは
なく、給料の高さもあると思う。
四季報などでみればすぐにわかるが、平均年収はゆうに一千万を越える
会社が多い。
にもかかわらず、マスコミ各社の業績が悪化しているという話を
あまり聞かないのは、規制に守られた業界だからということと
無縁ではないだろう。

収益構造は単純で企業の広告宣伝費が元になっている。
広告を出すときの媒体として効果の高いテレビ局は免許制で
誰でも会社を作ることができない。
よって、テレビ局は今のところ安泰なのだ。

最近のインターネットの普及でこの地位がゆらぐのではないかと
言われているが、そう簡単ではないと思う。
世の中には一度手に入れた権益をどんな手段を使っても手放さない
人たちがたくさんいるのである。
規制緩和により新規参入ができないと、今のままでは同じ土俵で戦うこと
さえできない。

ライブドアがニッポン放送を買収するときに、
両者の給与格差が話題になったが、既存メディアとIT企業の現状を
象徴しているように思える。