ビジネスマンじゅんごろうのONとOFF

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マラソン五輪代表選考に思う

2012-03-20 22:30:59 | マラソン大会
名古屋ウイメンズマラソンを終えた3月12日、ロンドン五輪の代表選手が発表された。今年は市民ランナーの星といわれる川内優輝が選ばれるかどうか注目が集まったが、結局「予想通り」川内は代表から漏れた。
この選考結果に文句を言うつもりはない。しかし、本当に「世界で戦える選手」に五輪の切符を与えるのであればもっと違う選択があったのではないかと思えてならない。考えてみてもらいたい。男女ともマラソンでメダルはおろか入賞する可能性は極めて低いという現状を見て、「世界と戦える」とは何を意味するのだろうか。
男女ともに3人ずつエントリーできるわけだから、一人ひとりが入賞を目指すのではなく、「チーム」として世界と戦うべきではないか。つまり3人の中に「エース」を設定し、他の2人はエースをサポートする役割を担うのだ。1人はペースランナーだ。言うまでもなくマラソンは個人競技である。しかし競技者であるからわかるのだが、走っていると並走者のペースにかなり影響されるのだ。だからこそペースランナーがいるわけだが、例えば日本代表の中に本番でペースランナーの役割を果たすランナーがいてもよいのではないか。つまり30キロまでレースを引っ張って他国のランナー、特にアフリカのランナーを惑わすようなペース配分をするのだ。もう一人は給水失敗に備える、または風除けの役割を担う。東京マラソンのような給水失敗に備えるのだ。
このような役割を事前に設定していれば、エース以外の代表は必ずしもフルマラソンの記録だけで判断することが適切とは限らないのではないか。川内のように必死に走る姿勢は他の国のランナーを惑わすことができるかもしれない。30キロ過ぎにスパートするタイミングで走路をブロックするという動きもできるかもしれない。
このように思うのはマラソンもチームスポーツに発展するのではないかと思うからだ。ツールドフランスのようにチームで勝負するというのが駆け引きや見せ場もあって面白い。
日本は本気で世界の中でどこを目指すかをはっきりすべきときにきている。そのためには陸連に牛耳られている業界を何とかすべきところから始めなければならないと思う。

京都マラソン

2012-03-11 21:59:16 | マラソン大会
第一回の京都マラソンに参加してきた。
幸運にも神戸マラソンに続いて当選していたので、楽しみにしていた。コースは西京極から嵐山、龍安寺、国際会館と廻って平安神宮にゴールするという豪華コースである。京都は景観に関する規制があるためか独特の雰囲気を醸し出している。この土地を走れることは非常にラッキーだった。
一方でこのコースは記録を狙うには厳しい。アップダウンがあり23キロくらいからは大きな上り坂を登ることになる。この登りで後半の伸びが封じられたランナーも多かっただろう。私も調子は悪くなかったが30キロ以降は伸びがでなかった。しかし別大のような失速をすることなく最後まで気持ちを途切れることなく走れたのは、自分なりに納得感を持ってレースに望めたからだと思う。つまり十分な練習ができていたわけではなかったが、レースに向けたトレーニングを重ねてきたからだ。
事前にyoutubeでコースを下見をしてアップダウンがあることがわかっていたので前半を抑えること、そしてなんとか3時間を切るタイムを達成することを目標とした。
結果はぎりぎり3時間切りを達成することができなかった。確かに悔しいが、あきらめず最後まで挑戦し続けたことは自分なりに評価できると思う。何しろ前日に観光でかなり歩いたことや前夜祭で飲みすぎてしまったことは反省材料だが。
もうすぐ桜の季節である。是非桜の時期にもう一度訪れたいと思う。
写真は嵐山で泊ったホテルからの一こま。せせらぎを聞きながら一夜を過ごすのも悪くかなったぞよ。