今日の日経新聞の読書欄に農業についての論評がされていた。
日本の食料自給率は2006年で39%。1961年には、78%だったと聞き、ネットで
検索したところ、農林水産省に該当のページがすぐに見つかった。
(世界の食料自給率)
これを見るとアメリカの食料自給率は100%を超えているが、オーストラリアや
フランスに劣っているのは少し意外である。
アメリカ(本土)に行くとわかるが、アメリカには食べ物が余っているので、
食べ物を大切にしようという意識が弱いのだ。
私は大学生のとき、短期留学でアメリカのキャンパスで生活したことがある。
食事はカフェテリア方式で、好きなものをとって食べるのだが、他の学生の
食べ方にはショックを受けたことを覚えている。
我々の常識では、自分で食べるものを選ぶのだから食べられる量をトレーに
乗せるはずだが、彼らは食べるかどうかわからないものもトレーにたくさん
置くのである。それでも味を見るならまだしも、少しも手をつけないまま
返却口に下げている。
それも一人や二人ではなく、ほとんどの学生がこのようなことをしているのだ。
アメリカ人にキャンパスライフがどうかと聞かれたとき、このことを指摘した
ところ、素直に「We waste food」と認めていた。
まったく罪悪感は見られず、彼らにとっては「常識」なのだ。
レストランで食べ物を注文するときも状況は似ていて、
食べきれないほどの量の食べ物が出される。
10年以上前の話だが、今もあまり変わっていないと想像できる。
一昨年観光で訪れたオーストラリアでも状況は非常に似ていた。
食べ物が余っている国では、食べ物を大切にしようというメンタリティーは
育たない。
日本の食糧自給率が低いことを憂う前に我々はご飯を残さないことや、
できるだけ少ない量で食生活を送る知恵を身につけることが大事ではない
だろうか。
日本の食料自給率は2006年で39%。1961年には、78%だったと聞き、ネットで
検索したところ、農林水産省に該当のページがすぐに見つかった。
(世界の食料自給率)
これを見るとアメリカの食料自給率は100%を超えているが、オーストラリアや
フランスに劣っているのは少し意外である。
アメリカ(本土)に行くとわかるが、アメリカには食べ物が余っているので、
食べ物を大切にしようという意識が弱いのだ。
私は大学生のとき、短期留学でアメリカのキャンパスで生活したことがある。
食事はカフェテリア方式で、好きなものをとって食べるのだが、他の学生の
食べ方にはショックを受けたことを覚えている。
我々の常識では、自分で食べるものを選ぶのだから食べられる量をトレーに
乗せるはずだが、彼らは食べるかどうかわからないものもトレーにたくさん
置くのである。それでも味を見るならまだしも、少しも手をつけないまま
返却口に下げている。
それも一人や二人ではなく、ほとんどの学生がこのようなことをしているのだ。
アメリカ人にキャンパスライフがどうかと聞かれたとき、このことを指摘した
ところ、素直に「We waste food」と認めていた。
まったく罪悪感は見られず、彼らにとっては「常識」なのだ。
レストランで食べ物を注文するときも状況は似ていて、
食べきれないほどの量の食べ物が出される。
10年以上前の話だが、今もあまり変わっていないと想像できる。
一昨年観光で訪れたオーストラリアでも状況は非常に似ていた。
食べ物が余っている国では、食べ物を大切にしようというメンタリティーは
育たない。
日本の食糧自給率が低いことを憂う前に我々はご飯を残さないことや、
できるだけ少ない量で食生活を送る知恵を身につけることが大事ではない
だろうか。