ヤンキースの松井はケガをしながらも連続試合出場を途切れさせることなく、
巨人時代から含めると1600試合以上もの試合を継続して出場している。
連続試合出場というのは日本人感情に訴えるものがある。
続けるということは誰もができるものではない、という説得力があるからだ。
一度途切れると、再び今の数を重ねることは困難だから、いっそうその「価値」が
もてはやされる。
しかし、「継続は力なり」とはいうものの、改めて松井にとっての連続出場の価値って
何だろうか。
「松井を見るために日本から足を運んだファンを裏切らない」
「メジャーの一線にいるという緊張感を維持させる」
など松井本人にとって、モティベーションになっている事項はいろいろあるだろう。
ただし、想像するに本音で一番大きな要因は「続けて出場している自分」に酔っている
ことだろう。
松井は口ではこだわりはない、という趣旨の発言をしているが、続ける自分に酔っている
部分はきっとあるはずだ。
私も中学高校と6年間無遅刻無欠勤の皆勤賞を達成した。
当時はほかの人ができないことを自分がやった、と信じて自分で自分に酔っていたものだ。
今考えると、ほかの人たちは決して、できないわけではなく、進んでやらなかったのだ。
高校時代の大きなGOALの一つが大学に現役で合格することだとすると、わざと
欠席して、受験勉強したほうが効率的かもしれない。
また、学校をさぼって女の子とすいた遊園地で遊ぶのも楽しい想い出作りとなるだろう。
つまり、皆勤賞という「栄光」のために、いろいろ犠牲にしてきたわけだが、いざ達成して
みても、それを達成するために犠牲にしたコストが少なくなかったと感じさせるのだ。
私は現在のように会社員になっても、昔のくせで有給休暇を全て消化する年も一度もないのだが、
はっきり言ってそれ自体に何も価値がない。
風邪を引いたら無理せず、休んで翌日に備えたほうが会社にとっても自分にとってもハッピーだ。
同じメジャーリーガーのイチローは連続試合出場などには興味を示さず、
時折訪れる「有給休暇」を堪能している様子だ。
この意味でもイチローと松井は好対照だ。
今回松井はスタメン落ちした試合で代打安打を記録したことが大きかった。
これで凡打したら、さすがに何のための連続出場と自答しただろうが、
皮肉にも調子を取り戻した。
松井にとっての評価は連続出場ではなく、安打や本塁打を重ねて結果を残すことだ。
結果を残すために、必ずしも連続出場が必要な要件にはなっていないことに早く
気づくべきだろう。
さて、最後に継続といえばこのブログ。
マメに購読してくれている人はご存知だが、ほぼ毎週継続してアップしている。
次週は100キロマラソン+観光旅行のため、更新ができないので
「連続試合出場」が途切れることになります。
が、翌々週のブログでは100キロマラソンのレポートをアップするので、
ご期待を!
巨人時代から含めると1600試合以上もの試合を継続して出場している。
連続試合出場というのは日本人感情に訴えるものがある。
続けるということは誰もができるものではない、という説得力があるからだ。
一度途切れると、再び今の数を重ねることは困難だから、いっそうその「価値」が
もてはやされる。
しかし、「継続は力なり」とはいうものの、改めて松井にとっての連続出場の価値って
何だろうか。
「松井を見るために日本から足を運んだファンを裏切らない」
「メジャーの一線にいるという緊張感を維持させる」
など松井本人にとって、モティベーションになっている事項はいろいろあるだろう。
ただし、想像するに本音で一番大きな要因は「続けて出場している自分」に酔っている
ことだろう。
松井は口ではこだわりはない、という趣旨の発言をしているが、続ける自分に酔っている
部分はきっとあるはずだ。
私も中学高校と6年間無遅刻無欠勤の皆勤賞を達成した。
当時はほかの人ができないことを自分がやった、と信じて自分で自分に酔っていたものだ。
今考えると、ほかの人たちは決して、できないわけではなく、進んでやらなかったのだ。
高校時代の大きなGOALの一つが大学に現役で合格することだとすると、わざと
欠席して、受験勉強したほうが効率的かもしれない。
また、学校をさぼって女の子とすいた遊園地で遊ぶのも楽しい想い出作りとなるだろう。
つまり、皆勤賞という「栄光」のために、いろいろ犠牲にしてきたわけだが、いざ達成して
みても、それを達成するために犠牲にしたコストが少なくなかったと感じさせるのだ。
私は現在のように会社員になっても、昔のくせで有給休暇を全て消化する年も一度もないのだが、
はっきり言ってそれ自体に何も価値がない。
風邪を引いたら無理せず、休んで翌日に備えたほうが会社にとっても自分にとってもハッピーだ。
同じメジャーリーガーのイチローは連続試合出場などには興味を示さず、
時折訪れる「有給休暇」を堪能している様子だ。
この意味でもイチローと松井は好対照だ。
今回松井はスタメン落ちした試合で代打安打を記録したことが大きかった。
これで凡打したら、さすがに何のための連続出場と自答しただろうが、
皮肉にも調子を取り戻した。
松井にとっての評価は連続出場ではなく、安打や本塁打を重ねて結果を残すことだ。
結果を残すために、必ずしも連続出場が必要な要件にはなっていないことに早く
気づくべきだろう。
さて、最後に継続といえばこのブログ。
マメに購読してくれている人はご存知だが、ほぼ毎週継続してアップしている。
次週は100キロマラソン+観光旅行のため、更新ができないので
「連続試合出場」が途切れることになります。
が、翌々週のブログでは100キロマラソンのレポートをアップするので、
ご期待を!